2008年9月30日

WK4 結果 @JAC

jac.gifLOSS : 27 - 30 (OT)

遂に Matt Schaub が、パスオフェンスが、輝きを取り戻しました。
29/40、307Yds、3TD、0INT。ラン攻撃が出ない中、課題であったターンオーバーを喫することなく、テキサンズオフェンスをよく引っ張りました。
しかも、アウェイという環境で、0対7、10対17、20対17とリードを許した展開から、三度追いつき、追い越す活躍。
TDをあげた3回のドライブでは、圧巻の91Yds、80Yds、そして85Yds前進してのTD。
にもかかわらず。惜敗。
JACは、IND戦に続き2週連続で Josh Scobee のFGによる勝利。
テキサンズは、これで延長戦0勝6敗、そして残念なことに08シーズン開幕3連敗となりました。

開幕2戦と違って良い試合ではありました。
が、惜しい負けというより、目の前にある勝ち星をさらわれた悔しさしかありません。
そう、明らかに勝てた試合を落としました。
その敗因は、またもや。コーチングにあると言えます。

● スペシャルチームのトリックプレイ
第1Q、JAC最初の攻撃。4thダウンでHOU 41ヤードライン。Kubiak はパントリターン・チームをフィールドに送り出す。
対するJACは、パントチームの半分と、OLを含むオフェンスチームの半分を送り出す。
混乱するテキサンズ守備に乗じて、プレイされたコールは FB Montell Owens へのダイレクトスナップ。
これがなんとダウン更新どころか、41YdsのTDランに…。
Jack Del Rio のわかりやすいトリックプレイに見事ハマってしまいました。
色々なところで叩かれていますが、あの場面。タイムアウトを取って混乱を収拾する必要がありました。

● 後半の守備
前半良い守備を見せていたテキサンズでしたが、後半に大崩れ。
ハーフタイムにJACが適格に修正を加えてきたのに対して、テキサンズ守備は崩されてから何も出来ずにまたもやお手上げ、という状態でした。
しかも腹立たしいのは、ほとんどが同じプレイでやられたことにあります。
ひとつは、JAC長身レシーバーへのSlantパス。そしてもうひとつは、QB David Garrard のスクランブルでした。
ランを止めるため、CBが1対1の状態が多かったことはわかります。しかしながら、立て続けにSlantを狙われた時点で、Zoneカバレッジを使う等の工夫はできなかったでしょうか。
スクランブルに関しては、逆転を許した第4Qの同じドライブで、下記の通り四度もやられています。
3rd-10 (HOU 48) 13ydsスクランブル
4rd-8 (HOU 18) 9ydsスクランブル
1st-9 (HOU 9) 4ydsスクランブル
2nd-5 (HOU 5) 5ydsスクランブル、TD
以前より、LB陣のポジション取りの悪さが目についていますが、それはそれとして。何故 DeMeco にQBスパイさせなかったのでしょうか。
昨プレイオフでのPIT戦からも、Garrard が重要な場面で足を頼ることはわかっていましたし、実際 Kubiak も先週、Garrard のランに気をつけたいというようなコメントまでしていました。
完全に采配負け。

その他所感。

● Andre Johnson はいずこ?
延長まで持ち込んだ4Q最後のドライブでビッグキャッチはあったものの、試合を通して 3Rec、38Yds という成績。
これで今季3試合で 15Rec、179Yds、11.9Avg、0TD という平凡な成績。
最近試合で消えることが多いので、心配です。怪我によるオフの練習量不足の影響でしょうか…。

● OLとShotgun
未だランブロックは発展途上ですが、JAC戦でのパスプロテクションは完璧に近い出来でした。
もちろん、Duane Brown が押し込まれて Schaub がポケットの外に追いやられる場面もありましたが。被サックゼロ。
十分に投げる時間を与えられた時には Schaub の力をもってすれば得点を量産できることを証明できました。
また、Schaub はショットガンフォーメーションをあまり好きではなく多用しないという印象ですが。JAC戦では要所で使い、うまく時間を稼げていたと思います。

● レッドゾーンオフェンス
3度攻め入り、2TD、1FG。JAC戦に限っては、「デッドゾーンオフェンス」を払拭してのけました。
特に Kevin Walter への Play-Action パスはきれいに決まっていました。あの采配とプレーは完璧。もっと多用すべきと思います。

● C.C. Brown
S C.C. Brown が試合中に右腕を骨折、IR入りする予定です。Brown のところには、Nick Ferguson が入るもようです。
また、空いたロースタースポットを使って FB Cecil Sapp と契約しました。
今季が契約最終年であった C.C. Brown。活躍をして、市場価値を高めたかった年だけに、チームにとっても本人にとっても痛い怪我となってしまいました。

● タックルミス
未だタックルミスも多すぎます。延長での、HOU 41から19ヤードラインまで攻め込まれた Greg Jones の22Ydsキャッチ+ランもひどいものがありました。


次戦は、待ちに待ったホーム開幕戦です!
対するは、強敵IND。怪我人続出でまだ本調子でないINDですが、BYE明けでしっかり休養と準備を整えて乗り込んできます。
難敵ですが、ランオフェンスに期待です。
JAC戦では、またもや相手OCに力負け、采配負けした感の強いテキサンズDCの Richard Smith。
0-4のSTLで Scott Linehan ヘッドコーチの解任劇がありましたが、果たしてヒューストンでは Schaub 交代論(今週の活躍で暫くなくなりますが)と次いで、Smith 交代論があがるでしょうか?
ちなみにテキサンズ、開幕3戦でいずれも30点以上の失点をしています…。

[ HOU ] 27
Total Net Yards : 386
Penalties-Yards : 2-15
Time of Possesion : 32:20
Total Turnovers : 0

[ TEN ] 30
Total Net Yards : 375
Penalties-Yards : 2-27
Time of Posession : 31:15
Total Turnovers : 0


2008年9月27日

WK4 予想 @JAC

勝ち星のないテキサンズにとって、WK4のJAC戦はぴったりの処方箋となるかもしれません。
前評判ではホームのJAC有利ですが、過去2年の4回の対戦のうち、3試合で勝利。通算成績でも7勝5敗と勝ち越している相手です。
何故テキサンズ相手に負けるのか。JACのQB David Garrard は、これまではテキサンズを軽くみていた、というようなコメントを今週発表していました。
軽くみて負けてるなら世話がないですね。笑

さて、JAC戦での勝利の鍵ですが、改めて言うまでもなくラン守備にあります。
これまで沈黙していたJAC自慢の Fred Taylor/Maurice Jones-Drew のRBデュオは、先週IND戦でようやく覚醒。
2戦で二人合わせて101Ydsしか稼げていなかったのが、WK3ではそれぞれ100Yds越え、二人で228Yds稼ぎ出しました。
一試合平均170.5Ydsでリーグ27位とラン守備が低迷しているテキサンズにとっては頭の痛いところです。
が、二人の爆発も、相手がINDだったからと言うこともできます。
INDはテキサンズ以上にずさんなラン守備で、実に平均199.3Yds(30位)。しかも先週はチーム一のランストッパーである Bob Sanders が怪我で不在だったことも影響していると思います。
ランニングレーンを開けるOLも、先発メンバーの怪我により依然抜けが多い状態。
2試合で3タックルだけとここまで何もしていない DT Amobi Okoye の活躍を期待します。
なお、今週、Jerry Porter のJACデビューという話もあります。が、JACのパス攻撃は恐れるに足りずでしょう。(ちょっと甘く見過ぎ?)

対するオフェンスの方ですが、こちらもランに期待したいと思います。
JACは、Marcus Stroud の不在が響いているのか、かつてほど守備の、特にランディフェンスの脅威を感じません。
事実、この3戦ともJACリードで第4Qを迎えているものの、守備が逆転を許すという状態(それでもIND戦では終了間際のFGで勝利を収めましたが)で、かつてのような試合を支配する守備力は見られず。
PITとTENとリーグ屈指のDLと相対してきたテキサンズOLは、この試合は優位に進められるのではないかと思います。
一方のパスオフェンスですが、JACはこれまで5サック、被パスTD3つとそれなりの力を発揮しています。
フィジカルに強い CB Rashean Mathis、FS Reggie Nelson らセカンダリー陣の充実ぶりが伺えます。テキサンズにとっては羨ましいですね。
ここはまず Schaub に落ち着いてもらい、とにかくターンオーバーをしないようなゲームコントロールを見せてほしいと思います。序盤に Deep を狙い守備の意識を引きつけて、ランが出やすくなるような試合の組み立てが有効ではないでしょうか。
ちなみに、ここまでチーム唯一のTDキャッチを記録している Kevin Walter ですが、最後にJACで対戦した際にキャリア記録である12Rec、160Ydsの活躍を見せています。この試合でも期待したいです。

予想 : (WIN!) 24 HOU - JAC 20

勝てます!

2008年9月26日

Class of '08

強力なTENラン守備相手に100+Ydsを走り、次戦での先発起用が内定した Steve Slaton。
一年目は 3rd Down Back として使われると当初考えられていましたが、今や Domanick Davis (Williams) の怪我以来テキサンズが探し求めているRBの救世主とまで評されています。
個人的にはまだ早いかなという気がしますが・・・。少なくとも、毎週ある程度結果が残せるような安定力が必要だと思います。

ドラフト前から言われていますが、Slaton をはじめ、今年のRB陣はタレントが揃っています。
他ポジションと比べても、RBは比較的キャリアの若いうちから活躍できる選手が多いですが、早くも期待通りの成績を各選手見せております。
この中から、今年の Rookie of the Year が出るのでしょうか。
チームの成績と合わせ、今後も目が離せません。

PlayerGames
RushingReceiving
G/GS
AttYdsAvgLngTDRecYdsAvgLngTD
Matt Forte (CHI)
3/3
73
304
4.2
50T
1
13
105
8.1
19
1
Chris Johnson (TEN)
3/2
50
276
5.5
51
0
7
51
7.3
20
1
Darren McFadden (OAK)
3/3
44
252
5.7
50
1
5
26
5.2
11
0
Steve Slaton (HOU)
2/1
31
159
5.1
50
1
7
14
2.0
7
0
Felix Jones (DAL)
3/0
18
148
8.2
60T
2
1
3
3.0
3
0
Jonathan Stewart (CAR)
3/0
31
145
4.7
24
3
-
-
-
-
-
Kevin Smith (DET)
3/3
29
102
3.5
14
1
8
53
6.6
12
0
Ray Rice (BAL)
2/1
27
85
3.1
11
0
3
19
6.3
8
0
Rashard Mendenhall (PIT)
3/0
10
28
2.8
9
0
1
11
11.0
11
0




2008年9月25日

デッドゾーン

レビューでも書いた通り、TEN戦ではレッドゾーン内での拙攻が目立ちました。
どこぞの記事では、テキサンズのレッドゾーン攻撃を「デッドゾーン(Dead Zone)」と謳っていました。的を射た表現だと思います。
ところがこのデッドゾーン。
オフェンスばかりが目につきますが、実のところディフェンスの方もひどい状態になっています。
開幕2戦で、レッドゾーン内へは8度(PIT×5、TEN×3)侵入を許し、いずれもTDを奪われています。計48点…。
攻守ともにデッドゾーンを修正しないと苦しいシーズンになってしまいそうです。

暗い話題ばかりも辛いので、最後に、ESPNのサイトで入手したちょっとだけ前を向ける話を。
テキサンズオフェンスですが、1st Down での攻撃はなかなか機能しています。
平均獲得ヤードは6.42Yds、これはリーグで6位、AFCではなんと首位ということです!
1stDown数の1試合平均19.0というのもリーグ13位。
ボールを運べていないわけではないのですよね。
あとは決定力さえつけば。Schaub - AJ のホットラインが早く昨季序盤の輝きを取り戻すことを期待します。
WK4から盛り返しましょう。

2008年9月24日

WK3 結果 @TEN

ten.gifLOSS : 12 - 31

ハリケーンIKEにより、電力が未だに回復していない地域も多いようです。選手、コーチ、その他チーム関係者の中にも深刻な被害にあった者も少なくなく、折角の BYE WEEK も心から休まることはなかったと思います。
そのような中、厳しい敵地でよく頑張りました。負けは負けで残念ですが、まずは健闘を讃えたいと思います。

試合の結果は、12-31と完敗。ですが、TENに負けたというよりは自らの首を絞めたという印象を強く受けます。

● 3rd Down とレッドゾーンオフェンス
3rd Down プレイで3/15、わずか20%という 1st Down 更新率。
そして、レッドゾーンにおける決定力不足。敵陣14Yd内に6度も進みながら、あげられた得点はわずか12点でした。
特に最後のドライブは無残なもの。2nd Down、TEN 4Yd と好位置につけながら、
2nd Down (TEN-4): Slatonラン -1 Yd
3rd Down (TEN-5): 被サック -5 Yds
4th Down (TEN-11): インターセプト - 99YdsリターンTD
「たられば」ではありますが、このドライブTDで終えていれば、オンサイドキック次第でわずかではありますが勝つチャンスすらありました。

● プレイコール
レッドゾーン内の 4th Down では三度FGでなくダウン更新を狙い、いずれも失敗。
Kubiak の判断、そしてプレイコールには、この試合でも疑問符が付く場面が多々ありました。
コーチの非としては、第2Q、K.Collins から J.McCareins への"サイドライン際"への37Ydsパスをチャレンジしなかったことも挙げられます。リプレーを見る限り、明らかに McCareins の足は外に出ていて、チャレンジしていたら間違いなくインコンプリート。
結果的にこのドライブでTDを許してしまいましたが、テキサンズ自身も Slaton がTDをあげた直後だっただけに、試合の流れを止めてしまったことが余計に悔やまれます。
守備側のプレイコールにも異議あり。
後半、締りをみせたテキサンズ守備。Mario をLBの位置からブリッツさせるなどの変則守備も見せ、Collins を混乱させたあたりは良かったかなと思いますが。
一方で Mario をドロップバックさせ、パスカバレッジに入れたシーンはどうかと思います。
テキサンズで唯一、QBにプレッシャーを与えることができる選手をカバーにまわす作戦。これにはまったく同調できるものではありません。

● ターンオーバー
Schaub はこの試合でも不発。17/37、188Yds、0TD、3INT。
先の記者会見で Kubiak は Schaub の先発続投を明言しましたが、試合前に恐れていた通り、Sage 交代論がかなり熱くなっています。それもそのはず、この2試合で、QBレーティングが50.3(リーグ30位)、今のところあの David Carr のワーストシーズンよりもひどい出来です。
何よりも、昨年から注意をしてきたはずのINTが既に5つ。パス70Attで5INTは、全先発QB内でダントツ最下位のINT率です。最後 Finnegan にリターンTDを許した場面も、Vanden Bosch からプレッシャーを与えられている状態とは言え、トリプルカバーされているAJに投げてしまった結果。
最近、プレッシャー下で判断が鈍り、無理にパスを通そうとする姿が目立つのが気になります。
ただし、パス攻撃の非をすべて Schaub のせいにするのは可哀そうで。TEN戦に限っては、WR陣のミスも目立ちました。
珍しくも、AJがエンドゾーンでのパスを2回も落球。いずれも捕れる球で、なんとも不運ではありました。
ちなみにAJは 2Rec、29Yds。こちらもエースWRとしてはかなり不甲斐ない成績でした。JAC戦での力強いカムバックに期待します。

こうやって書いてみますと、3rd Down成功率、レッドゾーン攻撃、ターンオーバーと、いずれも昨季から言われ続けてきた課題であることに改めて気がつきます。
選手の進歩が遅いのか、コーチ陣が悪いのか…。
しかしまだテキサンズにとっては2戦目。
シーズン前から、開幕5戦は厳しいものになると覚悟していたので、腐らず地道に修正して次戦に繋げてほしいと思います。

最後に、TEN戦で良かった点。言わずもがな、新人RBの Steve Slaton です。
試合前、TEN守備相手に走るのは無理と断言してしまいましたが、蓋を開けてみれば初先発でルーキーが 18Att、116Yds、1TDと活躍。
久しぶりの100+Ydsラッシュを観た気がします。とても気持ち良かったです。
プレシーズン、PIT戦と観てきて、Slaton は俊敏性こそあれ、タックルをかわす力はないかなと実は思っていたのですが、なかなかどうして。50Ydsランも、TDランも、当たられても跳ね返す力強さを見せてくれました。
どうやら先発定着となりそうです。
ただ、116Yds走ったものの、50Ydsと25Ydsのロングゲイン2つを除くと、16Att、41Ydsと成績も平凡なものに。
前半9Attで104Ydsだったのが、後半は同じ9Attでたった12Ydsだったのも事実です。これはTENの守備がきっちり修正してきたのを褒めるべきかもしれませんが。
Slaton は、ホールを見つけて素早く走りぬけロングゲインするスピードとカットバックができますが、依然OLは穴を開けるのに苦労しているのかもしれません。

[ HOU ] 12
Total Net Yards : 317
Penalties-Yards : 2-10
Time of Possesion : 30:41
Total Turnovers : 3

[ TEN ] 31
Total Net Yards : 343
Penalties-Yards : 8-75
Time of Posession : 29:19
Total Turnovers : 2


2008年9月20日

WK3 予想 @TEN

PITでの大敗がもう随分昔のことのように感じます。ハリケーン被害にあわれたヒューストン市民の皆様は尚更のことかもしれません。
が、残念ながらあの試合もプレシーズンではなく。08年シーズンの成功のためには、第2戦となるこのTEN戦での盛り返しが期待されます。

現在のテキサンズの布陣で、リーグ2位を誇るTENのラン守備相手に走ることは恐らく難しいと思います。
そこで勝利のポイントとなるのは、Schaub 率いるパス攻撃。
そして守備面では言わずもがな、Chirs Johnson、LenDale White を止めることです。

まずはオフェンス。ご存じのように、昨季対戦時はTEN自慢のDLに Schaub が倒れるまで小突きまわされてしまいました。
Flannagan と Pitts を相手に、憎き DT Albert Haynesworth は大活躍。今季は、Flannagan にかわり Myers が対峙しますが、サイズ・パワーで劣る Myers にとっては苦しい戦いとなりそうです。
注目したいのは、新人 Duane Brown。これまたタフな相手ですが、TEN DLのもう一人の顔である Kyle Vanden Bosch を抑え、Schaub に幾ばくかの時間を作ってあげることが出来れば、テキサンズパス攻撃も一気に可能性が広がると思います。
何せ、対TENセカンダリーではテキサンズレシーバー陣の方に圧倒的に分があります!
今季既に3INTと成長著しい Courtland Finnegan ですが、こちらも急成長中の Kevin Walter がポゼッションを確保してサイズを活かせば(Finnegan 5'10"、Walter 6'3")、十分に勝てるマッチアップです。
もう一方のCBは怪我で出場が危ぶまれる Nick Harper。既に34歳のベテランにかつての力強さはなく、御しやすい相手になるでしょう。
更にもう一人。TE Owen Daniels の活躍も期待したいところ。実は Daniels、TEN相手にいつも良い成績を残しており、過去4回対戦して16Rec/186Yds/2TD。この試合でも暴れまわって欲しいと思います。

1巡目でドラフトされた際には否定的な意見が多く、単に3rd Down Backとして見られていたTEN RB C.Johnsonですが、開幕2戦で評価はうなぎ登りです。
それもそのはず。WK1(vsJAC)では15Att/93Yds/6.2Avg、WK2(@CIN)では19Att/109Yds/5.7Ydsという数字を残しており、ランTDこそまだないものの、NFLのレベルでRBとしても十分に通用することを証明しております。
ラン守備ぼろぼろのテキサンズとしては頭の痛いところです。
DT Travis Johnson が怪我により欠場が濃厚な中、新人 Frank Okam が待望のランストッパーとして成長してくれることを願います。
TEN C Kevin Mawae は37歳。かつてのパワーはもはやなく、大型DTに苦戦することが多々あります。
パスは、恐れるに足らずですね。WR Justin Gage は怪我していますし。
Mario はこの試合でも1サックは記録できるでしょう。

予想 : (WIN!) 21 HOU - 20 TEN

正直難しい相手と思いますが…。ヒューストンに明るい話題を、との期待もこめて勝利予想です!

2008年9月19日

開幕ダッシュ

くどいくらいに波乱の開幕を強調していますが。
リーグで最も熾烈なディビジョン、AFC South のWK2後の成績は下記のようになっております。

● AFC South Standings
TEN 2-0
IND 1-1
HOU 0-1
JAC 0-2

単独首位。TEN、まさかのBダッシュ、いや、開幕ダッシュです。
実は Jeff Fisher 政権、いつもはスロースターターとして知られています。
開幕2連勝は、実に1999年以来のこと。99年、そう、13-3という成績を残し、スーパーボウルまで進出した年です。
2連勝以外に、当時のタイタンズとの共通性が一部で騒がれています。
それは、当時もディフェンス、特にランディフェンスが強力であったこと。そして、Eddie George を軸とした安定したラン攻撃があったこと。更には、正QB(当時は Steve McNair)が奇しくもWK1で怪我をして、WK2からはバックアップQBが先発にかわったという共通点まであります。

この勢いで、TENは今年チーム史上2度目のスーパーボウル出場!
…はありえないですね。
何故なら99年と違い、今年は我らがテキサンズが立ちはだかるからです!


2008年9月18日

売られたケンカは…

我らが正QB Matt Schaub にとって、去年のTENとの2戦はホロ苦い思い出として残っていることでしょう。
何せ、2試合ともで負傷退場。特に2戦目で負った肩の負傷は、結局はシーズンエンドに繋がった大怪我でした。
そんな Schaub に対して、TENのプロボウル DT Albert Haynesworth の"口撃"が止まりません。
昨季は、2戦目終了後に、Schaub を "wimp"(弱虫)と呼び、「来年は怖がってTEN戦には出場しないだろうよ」というようなことを発言。
そして昨日は、Sage のことを「NFLで最高のバックアップQB、Rosenfels は見たく(対戦したく)ない」「あの$60Mドルの契約を手にしたのが奴でなくて残念だったな」というようなことを言ったとか。
$60M、正確には$48Mですが、Schaub の契約のことを指していることは間違いありません。
年をまたいでも完全になめられている Schaub、このまま黙っているわけにはいきません!
TENではビッグゲームを期待します。

…でもこと Sage に関する発言については Haynesworth の言葉も一理ありますが。
昨季TENを悩ましたのは、間違いなく Schaub でなく Sage。
最後の最後に屈しましたが、リーグ記録と並ぶ第4Qに4TDを投げ、大逆転劇目前まで盛り返した一戦目は記憶に新しいところです。
リーグ中をみても、早くもQB交代が盛んなこの頃。
MINでは Tarvaris Jackson にかわり Gus Frerotte が、TBでは Jeff Garcia にかわり Brian Griese が、KC では Damon Huard にかわり Tyler Thigpen が、そして対戦相手であるTENでも Vince Young にかわり Kerry Collins が
先発を任されるようになりました。
我がテキサンズにおいても、Schaub の調子が上がってこないようであればファンからも Sage 交代論があがることは必至です。

2008年9月17日

0-2チーム

早くもWK2が終了しました。
波乱の幕開けと言って良いでしょうか。開幕前予想で地区優勝やプレイオフ出場が濃厚と前評判の高かったSD、JAC、CLEやMINとSEAが連敗という苦しいスタートを切っています。
面白いのは、それぞれに負け要因が異なっているということ。

例えばSDは、不運が続いたような印象もありますが、自慢の守備がまだ機能しておらず。特にパス攻撃で面白いようにやられています。Delhomme(CAR)に247Yds/1TD、Cutler(DEN)には350Yds/4TDと投げられており、早くも64失点。セカンダリーにタレントは揃っていますが、Merriman の怪我の影響もあり、サック数2.0とQBにプレッシャーを与えられていないのも問題と思われます。

JACは、自慢のデュアルRBが完全に抑えられているのが敗因。06年にリーグ3位の一試合平均158.8Yds、昨年は同2位の149.4Ydsを稼いだラン攻撃が、ここ2戦ではわずか33Yds(@TEN)と98Yds(vs BUF、うち32YdsはQB Garrard のスクランブル)。OLの文字通り"中心"選手3人を怪我で欠いていることが影響しています。元々ランで攻撃のリズムを掴むチームだけに、不発なことで QB Garrard の調子もパッとせず。昨季シーズン通して3INTだったのが、今季はこの2週間だけで早くも並んでしまいました。

個人的にも注目していたMINは、昨季新人王の RB Adrian Peterson が期待通りの活躍を見せているものの、痛い連敗。ボールポゼッションがWK1(@GB)は32:01、WK2(vs IND)では32:34とゲームを組み立てられているにもかかわらず、勝ち切れず。WK2では、話題のディフェンスでも、Manning、Harrison、WayneそしてAddai擁するINDの強力オフェンスを40分強無得点に抑えるなど、力を発揮してきているだけに何とも悔やまれる敗戦でした。コーチ Childress は未だ擁護の姿勢を見せていますが、やはり QB Tarvaris Jackson の不安定なプレイが大きな敗因でしょうか。オフに Sage トレード劇が成立していれば違った成績になっていたかもしれません!?

0-2という成績ですが、昨季スーパーを制覇したNYGも思い返せば0-2の連敗スタート(その後6連勝)。
まだまだ十分盛り返しは可能ですが、一方で、0-3チームの優勝実績がないのも事実。
タレント的に力のある各チームですので、来週以降どのように盛り返してくるかが楽しみです。
そしてようやく2試合目を迎える我らがテキサンズ。0-2チームの仲間入りをしないように頑張ってもらいたいものです。
WK1のPIT戦を見る限り、守備(特にラン)、ラン攻撃、QB安定性ともに良いところがなかったのが気がかりですが・・・

最後に、0-2チームのWK3対戦相手です。SEA以外はなかなかに厳しい対戦が待っています。
CAR@MIN
STL@SEA
CLE@BAL
JAC@IND
NYJ@SD


2008年9月16日

AOL Sports Site

NFL Fanhouse のサイトに、当ブログの紹介記事と、お恥ずかしながら私のインタビューが掲載されました。
Houston Chronicle にもファンブログを掲載している、Texans Chick こと
Stephanie Stradley さんがインタビュアーで、記事にして下さいました。
どうもありがとうございました!
http://nfl.fanhouse.com/2008/09/15/the-nfl-in-japan-an-interview-with-a-tokyo-based-houston-texans/

2008年9月14日

BAL戦延期

日曜から月曜に延期となっていたBALとのホーム開幕戦ですが、週末にヒューストンを襲ったカテゴリー2のハリケーンIKEの被害により、11月9日への延期が決定されました。
なんでもハリケーンにより、リライアントスタジアム自慢の開閉式屋根の一部が激しく損傷したもようです。
恐ろしい自然の威力です。ご在住の皆様の被害が心配されます。
延期に伴い、年間のスケジュールも下記の通りかわります。

WK2 9/14 Bye
WK8 10/26 CIN
WK9 11/9 BAL

※当初11/9はCIN戦でしたが、 1週早めて10/26(当初Bye予定)に実施します。

これに伴い、今季テキサンズは15週連続試合を強いられることになります。
体力的にかなり厳しくなりますが、前向きに頑張りましょう。
1週空きができたので、この時間を使ってPIT戦の負けイメージを完全に払拭して、TEN戦の準備をしっかりして欲しいと思います。怪我人も、しっかり怪我を治して欲しいと思います。

テキサンズのホームオープナーはWK5 10/5のIND戦になります。
リライアントの復旧見込みはまだ未定ですが、万が一WK5までに間に合わない場合、ライススタジアム等での開催、最悪は敵地INDでの開催等が検討されることになります。

2008年9月13日

WK2 予想 vs BAL

Total Net Yards : 154Yds
Offense TD : 0
QB Carson Palmer : 9/24、94Yds、1INT
WR TJ Houshmandzadeh : 3Rec、44Yds
WR Chad Ocho Cinco Johnson : 1Rec、22Yds
RB Chris Perry : 19Att、42Yds

上記はWK1の、CINとのオフェンス成績です。
パッとしないスタッツですが、CINの強力オフェンスをこれだけの数字に抑えたのが、次戦で対戦するBALのディフェンスです。
毎年毎年リーグトップの守備力を誇るBAL、今年もDC Rex Ryan のもと健在です。

WK1、同じ3-4のPIT守備を前に何もできなかったテキサンズ攻撃陣にとって、またもや厳しい戦いとなります。
特にラン。怪我の Green にかわり、Walker を Practice Squad から召集。先発は Slaton とされていますが、BAL相手に走ることははっきり言って無理でしょう。
BALはここ20戦連続で100Ydsラッシャーを許していませんし、かわってテキサンズは依然Gibbsのゾーンブロッキングスキームが機能していません。

しかし、悲観することはありません。その強力守備にひきかえ、BALのオフェンス力は見劣りするものがあります。
特に先発QB。ルーキーの Joe Flacco はWK1こそ無難な働きを見せましたが、初の敵地、初の大観衆となります。
しっかりとアウェイの洗礼を浴びせたいところです。

勝敗の鍵を握るのは、ターンオーバー。がちがちの守備合戦の中、ミスをしたチームが負けるのではないかと思います。
注目は、OL、DL、両ラインの出来です。
PIT戦のビデオを見て、Rex Ryan が Duane Brown を狙ってくることは必至。もとからブリッツを多様する守備ですが、Schaub のクイックリリースやドロープレイを織り交ぜて被サックを抑えたいところです。
Brown がある程度やられるのは覚悟の上、その分他ラインメンの奮起に期待です。
特に、C Myers。PIT戦では、力強い NT Hampton にいいようにあしらわれていました。次戦相対するのは怪我開けの Kelly Greg となりそうです。Hampton とは違うタイプのNT。昨季80タックルという数字が物語るように、パワーより、ブロックを外すテクニックと俊敏性が特徴です。
大きいNTに力負けする感のある Myers が Greg を抑えることができるか。注目です。

DLの方は、とにかく Flacco にプレッシャーを与えること。そして何といってもランを止めることです。
マッチアップを見ると、BALのOLは若く、大きい選手が揃っており、正にこれからが伸び盛りというところ。
Mario が対するは Jared Gaither。6'9"、330 pounds という体格を活かし、大学時代に対戦した際にはMarioを完全に抑えこんだ実績があります。 でも Mario も今やリーグ屈指のパスラッシャー。
十分に勝機はありますし、いつも通りラインの右左と移動しつつ相手OLを翻弄してくれるのではないかと思います。
BAL戦で活躍が見たいのが Amobi Okoye。対する RG Marshall Yanda では爆発力のある Okoye の方に軍配があります。次戦こそ、DLでランを止めることが求められます。
そして Anthony Weaver。かつての所属チーム相手に、Weaver にもステップアップしてもらいたい。
QB Flacco は意外と機動力があるので、パスラッシュを逃れてロングゲインされないよう、両エンドがしっかりレーンを塞ぐことが重要です。

予想 : (WIN!) 10 BAL - HOU 17

早くも正念場!?

2008年WK1は、予想だにしなかったサプライズの多い開幕になりました。
なんといっても、NE Tom Brady の戦線離脱とIR入り。そして、AFC、いやリーグトップチームの一つと前評判の高かったSDとINDの敗退(しかも揃ってホームでの負け)。
我らがテキサンズも、完膚なきまでにやられるという大失態でした。

が、まだまだ開幕一戦目!
自分自身を慰める意味でも、07年シーズンをプレイバック。
● Eli Manning 率いるNYGは、開幕2戦で80失点を喫し敗北。が、結局ディフェンスを立て直し、Brady率いるNEのハイパーオフェンスを封じこめてスーパー制覇。
● AFCでは、Norv Turner を迎え入れたSDも開幕当初はボロボロ。初戦勝利後に3連敗。が、結局はAFCチャンピオンシップまで進出し、NEをあと一歩のところまで追いつめた。
● そして、一番のカムバックはCLE。WK1後に先発 QB Charlie Frye を放出、驚きのスタメン変更をすると、その後は Derek Anderson のもと立て直して10-6シーズンに。

これからもわかるように、WK1の結果に悲嘆することはありません。
が。
次戦も負けとなると話は別です。
WK1を経て、TENが単独首位という AFC South ですが、WK3には直接対決が控えています。
特に1敗のHOU、IND、JACとしては早くもここが正念場。
いずれも厳しい対戦が待っていますが、WK2を乗り切らないことには早くも地区争いで遅れをとることになります。

WK2スケジュール
BAL@HOU
TEN@CIN
IND@MIN
BUF@JAC

WK3スケジュール
HOU@TEN
JAC@IND

2008年9月12日

マンデーナイト

BALを迎えてのホームオープナーですが、ハリケーンIKEの影響で、日曜から月曜の夜に延期されることとなりました。

現地時刻で月夜19:30(20:30 EST)開始になります。

※当初予定は日曜午後15:15(16:15 EST)開始予定でした。

思いがけずマンデーナイトとなりましたが、全米中継ではなくローカルCBS中継になります。



ヒューストンにお住まいの皆様、くれぐれもハリケーンにご注意下さい!

2008年9月11日

メンタルダウン?

地区ライバルTENより入ったニュース。
前TBの QB Chris Simms を獲得したとのこと。
Brady の怪我を受け、一時はNE入りも噂された Simms ですが、結局TEN入りとなりました。Vince Young の怪我に伴う補強です。
そのVYですが、脚の怪我だけではなくモチベーションダウンというメンタル面の衰弱が懸念されております。
ことの発端は、WK1のJAC戦でのこと。
その日2つ目となるINTを献上し、ホームファンのブーイングに迎えられてベンチに下がったVY。
そのままベンチで俯いたま。攻撃権がうつってもなかなかフィールドに立とうとはしませんでした。
Jeff Fisher に促され、なんとか戻ったものの、4プレイ目で左膝を怪我して交代となったのでした。
そして月曜。膝の精密検査を受診せず、携帯電話を自宅に置いて持ち歩かないまま行方知れずに。
Fisher が警察まで呼んで、4時間後にようやく連絡がついたとのことです。
VYの母親いわく、「息子は心身ともに痛んでおり、もうフットボールをしたくない」と言っているとのこと。
メディアが騒いでいるだけという話もあり、深刻さは不明ですが、VYが精神面の不安定さを示したのはこれが初めてではありません。
ROYを獲得した新人年にも、オフに引退を考えていたという衝撃の発言を以前しております。
新人年から注目され、2年連続のプレイオフ出場も果たし。そのプレッシャーが大きすぎるのでしょうか。
いずれにせよ、怪我で数週間の離脱が予定されているVY。
その間にモチベーションを取り戻すか、はたまたこのまま萎んでゆくのか。地区ライバルならずとも気になるところです。
対戦する側としては、4-0とやられてはいますが、今のVYであれば Kerry Collins の方が実は嫌だったりしますが。


2008年9月9日

WK1 結果 @PIT

pit.gifLOSS : 17 - 38

MIAが'92-'02に達成した11年連続に次いで、5年連続開幕戦勝利中のPIT。
しかも敵地ということで、勝つことはかなり難しいと予想していたこの試合。
それだけに負け自体は仕方ないですが、なんとまあその内容の酷いこと!チーム史上ワーストの試合の一つだったのではないでしょうか。
17対38という点で幾分緩和されているものの(それでも大差ですが)、テキサンズが挙げた14点は大勢が決まった試合終盤、PITが主力選手をほぼ温存した後に入れた得点でした。
実際、第3Q終了時の点は、3対35。その時点でのトータルオフェンスは101Yds、うちランは25Yds!パスもひどく、Schaub は2INTでパサーレイティング35.6という散々な出来でした。
守備もガタガタ。昨季シーズン通じて2TDしかあげていない Willie Parker に3TD、138Ydsを献上。Big Ben には13/14、137Yds、2TD といいようにやられました。
攻守ともボロボロ、翻弄されっぱなしで悪夢のような試合でした。
せめてもの救いは、Mario が2サックと一人気を吐いていたこと。そして、まだ開幕一戦目であることです。

下記、各ポジション毎の所感です。
【攻撃】
● QB : Schaubはこれで4-8、次戦の結果次第では Sage との先発交替論が出てくる可能性があります。
Schaub はリズムに乗って投げるタイプのQB。もっと 3 Step Drop を使った方が良い。

● RB : Gibbs のオフェンスもすぐには発揮できないか。PIT守備は強力なので幾分仕方ないところもあるが。
パスが機能せず、被サック5はOLとQBだけの責任ではない。
試合後、Green の足首捻挫が発覚。またか…。そろそろ我慢の限界。Walker を入れたい。Taylor が何故走らなかったか疑問。

● WR : 大勢決まってからの活躍だったが、AJの10Rec、112Ydsはさすが。次は勝ちにつなげたい。

● OL : Duane Brown、ようこそNFLへ!新人にしていきなりの先発、しかも敵地でPITの強力守備相手。
やられるのは仕方ないが、他選手もパッとしなかった。去年から3人入れ替え、Gibbs のスキーム導入で時間がかかるか。
気になったのは Meyers。安定しているようで、NT Casey Hampton に終始力負けしていた。3-4守備相手に弱いかも。

【守備】
● DL : Mario は素晴らしい。が、Marvel Smith ではなく、もっと Willie Colon の側にラインアップすればよかったのではないだろうか。Richard Smith の作戦に疑問。
Amobi はどこにいた?Travis Johnson は?この二人のインサイドではランを止められない。この試合 Inactive だった Okam の頑張りに期待したい。

● LB : Diles 13タックル、DeMeco 12タックルは一見すごいが、ほとんどはランでロングゲインされた後、セカンダリーの位置でのタックル。Diles はスピードはあるが位置取りが悪い。相手に脅威を与えられない。

● DB : ミスタックルが多すぎる。特に、タックルが売りのはずの Bennett と Demps。Safety コンビは、パスカバレッジが悪すぎる。もっとスピードが欲しい。Reeves は思いのほか頑張っていたと思う。

いやはや、幾らでも書き続けられそうなのでここらへんでやめます。
が、最後にひとつ。選手の出来も悪かったですが、コーチ陣、特に DC Richard Smith の存在も今回は大きな敗因だったのではないかと思います。
開幕一戦目、長時間作戦を練る時間があったにもかかわらずこの出来。
しかも、去年からずっとランを止められず。プレシーズンでも止められていない状態にもかかわらず、全く改善策を打ち出すことなく試合に臨んだことに関しては大いに不満があります。
どうでしょう。Smith 更迭論、そろそろ出てきて良いのではないでしょうか。

次も、強力な3-4守備が売りのBAL。オフェンスはPITよりだいぶランクが下がるとはいえ、このチーム状況…。油断できません。

[ HOU ] 17
Total Net Yards : 234
Penalties-Yards : 5-43
Time of Possesion : 28:29
Total Turnovers : 3

[ PIT ] 38
Total Net Yards : 305
Penalties-Yards : 4-41
Time of Posession : 31:31
Total Turnovers : 1

2008年9月3日

引き続きロースター調整中

昨年の5順指名、OT Brandon Frye がカットされました。
これでOTは Duane Brown、Eric Winston、Ephraim Salaam、Rashard Butler の4人になりました。(ちょっと心配…)
Frye カットに伴い、ロースターに1名分の枠が空いている状態。
TBよりカットされた CB/S Eugene Wilson の獲得が濃厚とみられています。

2008年9月2日

Practice Squad

各チームがロースターカットをしてから早くも選手の移籍が起きております。
やはり実績のある選手ほど、次チームが決まるのも早いもので。
前CINの Deltha O'Neal はNEに、Rudi Johnson はDETとの契約が決まりました。
そんな中我らがテキサンズは。
パスラッシャーの補強に乗り出しました。前CARのDE Stanley McClover の獲得です。
06年ドラフトの7順目指名された McClover は、昨季11試合に出場し8タックルを記録しております。
McClover にかわり、OT Cliff Washburn がカットされました。
市場はまだまだこれからも動きがありそう。パスラッシャー、そしてRBの追加補強があるか要注目です。
※Johnson 獲得によりDETよりカットされた Tatum Bell と早くも接触しているという噂があります

先日カットした選手から、下記メンバーが Practice Squad 入りすることも発表されました。
Darius Walker (RB)
Darnell Jenkins (WR)
Mark Simmons (WR)
Kevis Coley (LB)
Gabe Long (DT)
Jesse Nading (DE)
Derrick Roberson (CB)

この中では、Walker と Coley に Acitve Roster 入りのチャンスがより大きいように思えます。(RB、LBとも怪我がちなので)
Practice Squad の上限は8名。まだ1名、Practice Squad 入りの可能性があります。