2009年3月24日

DTデプス

Antonio Smith、Dan Orlovsky に次ぐ3人目のFA補強がありました。
前DETの DT Shaun Cody を3年契約で獲得です。
Cody は05年のドラフト2巡目、全体37位指名でDET入り。しかし、未だ指名順に見合う活躍は見せられていないというのが正直なところです。
昨季も16試合に出場したものの、先発はわずか4試合。DLコーチとしては一流の Rod Marinelli 体制下でバックアップ選手だったことを考えると、テキサンズで即活躍できるかというと疑問符がつきます。
テキサンズDLの弱点であるパスラッシュも、キャリア通算サック数が4年で1.5SCKとまったく期待できず。
それでも、サイズだけとると6-4、310で Cody は Frank Okam に次ぐ巨体。オフでのアピールいかんでは、十分に先発争いに食い込めるかもしれません。
DLデプスに厚みが加わったことで、ドラフトでの指名戦略もまた幅が広がるはずです。
1巡目はおそらくOLB・・・かな?




2009年3月15日

テキサンズのFA選手動向

ここ最近の動き。
RFAの DE Earl Cochran へのオファーを撤回し、リリースしました。
一時はミニマム額の$1.01でRFA引き止めを提示していたテキサンズですが、前ARIの Antonio Smith と契約後に撤回。
1年契約の再オファーは出したとされていますが、結局は両者折り合いがつかず、放出の運びとなりました。
放出のタイミングから、Smith を万が一獲得できなかった場合の保険として Cochran を考えていたのでしょう。
DEもDTも出来る選手で、常に全力投球のプレースタイルから個人的には結構好きな選手でしたが、これもビジネス上の決定などでいた仕方のないところでしょうか。
Cochran としては、昨季折角の先発の試合でシーズンエンドの怪我を負ってしまったことが何とも悔やまれることでしょう。
Cochran 放出によって、DLのデプスが薄くなったテキサンズ。GBの DE Mike Montgomery と接触しているとの報道がされています。

一方で、S Nick Ferguson とは再契約をしました。テキサンズ Safety 陣はこれで、Ferguson と E.Wilson、D.Barber、B.Harrison になります。
今年10年目の Ferguson は11月には35歳になる大ベテランですが、昨季も十分な活躍をした選手で、今年もその経験から若手を引っ張るような存在になってくれることが期待されます。

最後に、RB Chris Brown。昨オフにテキサンズに入団するも、背中の怪我により一年を棒にふり、今年は放出確実と思われてた Brown ですが、怪我が完治してフィールドに戻れる状態にあると一部で報道されています。
Slaton のバックアップ補強が急務なテキサンズ。Brown が健康にプレイできれば、嬉しい誤算になります。







2009年3月7日

C.C.放出

テキサンズのUFA、C.C. Brown(SS) のNYG入りが決まりました。
05年の6巡目指名でテキサンズ入りした Brown は、ルーキーイヤーから先発に定着し、昨季怪我で13試合欠場するまで4年間、テキサンズでスターターを務めてきました。
NYGの Safety 陣は、Michael Johnson と二年目の Kenny Philips が先発に入るもようで、Brown はデプス上3番手。スペシャルチームでの出番が多そうですが、オフの仕上がり次第ではスタメン争いに加わるかもしれないと報道されています。
新天地での活躍をお祈りしたいと思います。

● C.C. Brown のテキサンズでの成績

Games(先発)
TCK(Solo)
SCK
FF
FUMR
INT
TD
50(47)
254(195)
1.0
3
0
3
0

2009年3月6日

FA一段落

大物選手の行き先があらかた決まり、FA市場もひとまず落ち着いたかに見えましたが、ここにきてDALがT.O.をリリース。
この諸刃の剣に、どのチームが獲得の名乗りを挙げるかに一気に注目が集まっています。
そんな中、我がテキサンズは獲得確実かと思われた Cedric Benson との合意にいたらず、ここ数日は比較的大人しい日々を送っています。
Benson は2年$7Mで古巣のCINに残留が決定。
バックアップRBにそこまでの大金は出せないというのがテキサンズの決断です。
それもそのはず、先発の Slaton でさえ、今はわずか4年$2.37Mという契約になっています。
依然FAマーケットに出ているRBは Dominic Rhodes、Aaron Stecker や Ruben Droughns という面々。
あまり魅力的ではないので、ドラフトの意外と早目のラウンドで、RBの獲得があるかもしれません。

そのほか、DENの提示額にマッチして、D.Anderson の引き止めに成功。
そして、恐らく契約にはいたらないと思われますが、DALのUFA、LB Kevin Burnett と接触しました。



2009年3月2日

バックアップQB

連日のFA補強、テキサンズがバックアップQBとして前DETの Dan Orlovsky と契約しました。
ボーナス$2.4Mを含む、3年$9.1Mの契約です。
まだ25歳と若い上に、昨季の試合を見ていると肩もあってディープにも投げれそうな印象です。
バックアップとして十分な選手だと思います。
勝ち星はなかったものの、史上最弱チームでもまれた経験も本人にとってはプラスになるのではないでしょうか。
Schaub を見ながら、Kubiak のもとゆっくりと(と言いながら、Schaub 負傷で出番が回ってくる可能性は多いにありますが)成長していってほしいと思います。

また、Ramsey、Smith、Orlovsky に次ぐ4人目のFA選手として、CINの Cedric Benson がヒューストンに来ております。
昨オフは、フィールド外の話題もあって、接触を試みなったテキサンズですが、昨季のCINでの活躍をみて獲得に前向きになっているもよう。
5-11、220と十分なサイズはありますし、ラッシング・ヤードも年々伸びている選手で、値段が安く済めば Slaton とのRBデュオを結成するのに適しているかもしれません。
Benson の問題は調子にムラがあること。昨季は最終2戦こそ171Yds、111Ydsと大活躍したものの、BAL戦では10回でわずか17Yds。平均Ydsも08年は3.5Ydsと決して良くはありません。
テキサンズで大化けして、全体4位指名に見合う活躍が出来るかどうかが見ものです。

2009年3月1日

DE補強

前CARの DE Antonio Smith のテキサンズ入りが決まりました。
Smith は、テキサンズ訪問後にNYGを訪れることになっており、他にもPHI、TB、ATL、STLやSEA等が興味を示していました。
が、NYGに飛ぶこともなく、契約成立。実に素早い動きでした。
契約額は、5年$35M、うち保証金$12.5Mと報道されています。
騒がれている選手ではありますが、実績を考えるとちょっと払い過ぎかなと個人的には思います。
年平均$7Mはテキサンズの中では高額契約な方。Dunta と DeMeco の胸中はいかに。。
とは言え、3年で1サックのみの A.Weaver のかわりに A.Smith と考えると、レベルアップは明らか。
ドラフトでテキサンズの守備にマッチしそうなDEもあまりいなそうなことから、FAで補強ができたことはプラスと考えます。
ドラ1巡目でDE必須という縛りもとれ、選択肢の幅を広げられそうです。

● Antonio Smith スタッツ
Year
TCK(Solo)
SCK
FF
FUMR
INT
TD
2008
41(31)
3.5
2
3
0
0
08 Playoffs
8(7)
2.0
1
0
0
0
Career
125(98)
14.5
3
8
0
0

その他、前DETの QB Dan Orlovsky がテキサンズを訪れています。
Sage を手放し、バックアップQBの獲得が必要なテキサンズ、Ramsey に続いて Orlovsky に接触中です。