2014年5月14日

親愛なるAndreへ

親愛なるAndreへ

メディアを騒がせている君の発言をみて驚いた。

いや、ハートブレイキングだったという方が正しいか。
チームプレイヤーに徹し、いかなる時も不平不満を言葉には出さなかった君が、公の場で今回の発言をしたというだけで大事だ。
ボランタリーとは言え、新HC体制での初練習に欠席したときから少し気にはなっていたんだ。
何せ特別な理由なく練習を休むこと自体ないことだから。
それだけ色々溜まっていたのが爆発してしまったのだろう。
無理もないし、誰も君を責められない。
自分は一ファンに過ぎないし、所詮週に一回のゲームを観戦するだけの立場で、本当のところ選手のことなど何も分かっていないのだろう。
それでもフィールド上の姿からだけでも、いかに君がチームのため、勝利のために常に心身を捧げているかは感じられる。
それだけに今の状況には心痛むものがあるし、多大なる貢献を果たしてきた君を、何としても最後の大舞台に立たせてあげたいと強く思う。
でも。
強豪への移籍か…。
そう願うのであれば、これまでの貢献への感謝として心良く送り出してあげるべきなのだろうけど。
やっぱりそれはできそうもない。
スーパーボウルには出て欲しい。ここで。HOUで。
観たいのはテキサンズの一員としてのNo.80の戴冠だ。
まだ時間はある。Andreがいればできる。
そう信じてる。


以上、お手紙風女々しい心の叫び。

2014年5月12日

2014ドラ4-7巡指名

そして新人QBが決まりました。
PIT大の Tom Savage。
サイズあり、サックを食らい続けても立ち上がるメンタル/フィジカルの強さあり。
じっくり育てあげるには適任のQBと言えるかもしれません。


そしてそれ以外のピックでは、DE Pagan を挟み、RBデプスとして Blue を、そしてそのRB陣のリードブロッカーとなる FB Prosch を指名。
最終7巡では、CB Hal と S Ballentine で仕上げ、全10人の新人決定となりました。
総括すると、フィジカルに強いとされる選手が多く、攻守それぞれDL/OLからしっかりと主導権を握れるチームを作ろうという O'Brien の描いていた戦略が何となく見えてきたような気がします。
チームの力は何と言ってもタレント豊富な破壊的ディフェンス力。
昨年覇者のSEAを見ても、同地区の Luck 封じという点でも、ここはトッププライオリティだったと思います。
攻撃でも、OG Su'a-Filo、ブロッキングTE Fiedorowicz、FB Prosch を指名し、スクリメージでの争いで負けない強さを手に、まずはしっかりランでオフェンスを組み立てる、という図でしょうか。
大崩れはしない守備と合わせ、ラン主体でゲームをコントロールできれば、モノにできる試合も増えるはずで、QBにかかる負担も大幅に減らせるのではないかと思います。
思えば、昨年1位指名であった KC も、強力守備に引っ張られ、QB Smith がうまくゲームマネージして躍進していたように思えます。
まあこの読みが当たっているかどうかは別として、世間がQB、QBとはやし立てる中、着実にバリューのある指名を重ね、恐らくは当初プランに沿ったドラフトが展開できたであろう O'Brien には、初HCとは思えない冷静さと計画性を感じます。
まだ実戦にならないとというところあれども、今オフ最大の補強はやはりこのHC O'Brien 自身にあるかもしれません。

R4P35(全体135) QB Tom Savage
R6P1(全体177) DE Jeoffrey Pagan
R6P5(全体181) RB Alfred Blue
R6P35(全体211) FB Jay Prosch
R7P1(全体216) CB Andre Hal
R7P41(全体256) S Lonnie Ballentine

ドラフト外新人FAでの獲得選手はこちら :
http://www.battleredblog.com/2014/5/11/5706956/2014-houston-texans-undrafted-free-agent-signings-nineteen-players
※層の薄いLBを中心に、OT、DTに加え、Rice大出身の K Boswell も獲得。Fat Randy もピンチか.. 


2014年5月10日

2014ドラ2-3巡指名

ドラフト二日目が終了しました。
予想を裏切り、この時点で未だテキサンズはQBの指名なし。
ただし指名した選手はいずれも即戦力として期待できそうなプレイヤーばかりで、この二日で確実に戦力は大幅アップしている印象があります。

R2P1(全体33位) OG Xavier Su'a-Filo
今ドラフトのトップOG。
Wade Smith の抜けたLGの穴埋めとして、開幕戦から先発が有力でしょう。
Tackle もこなせる点もまた魅力。

R3P1(全体65位) TE C.J. Fiedorowicz
3巡トップ指名は個人的に完全予想外のTE。
TE自体の補強は問題ないものの、この位置で!?という思いがあったものの、調べるにつれだいぶ好感がもてるようになりました。
Fiedorowicz は Blocking TE としては今ドラフト一と言われる選手。
6'5" 265というガタイを活かし、"Y"タイプのTEとして大化けしそうな気配もあり。
Graham とまた違うタイプで、オフェンスの幅がぐっと広がりそうです。

R3P19(全体83位) NT Louis Nix
4巡、5巡を手放しトレードアップしての指名はこれまでのテキサンズでは珍しい巨漢NT。
33位指名でもありだと思われていた1巡レベルのタレントで、この位置で獲れたのは素晴らしいの一言。
Watt、J.D. との組み合わせが今から楽しみです。

ドラフト二日間を終え、OLとDLはほぼ固まったかと。
本日指名選手も、ちょっと強引な見方かもしれませんが、タイプ的には順に Logan Mankins、Gronk、Vince Wilfork と何ともNE色が感じられるような気も。
いずれも O'Brien 好みの選手たちで、恐らくはなからフロント陣はこのようなドラフト戦略を立てていたのでしょう。
あとは最大の難問であるQBをどうするか。
4巡まで誰か残っているか、噂されるNEとのトレードで Mallet か。
とことんNE流に、6巡で Brady なみの大発掘があれば。なんて。。
最終日、指名権は6つ。
ほかデプス補強含め、まだまだ目が離せません。

2014年5月9日

2014 ドラ1位指名

1巡でDeAndre Hopkinsを指名し、これでスーパー制覇に向け駒が揃ったと思っていたのがもう一年前。
いや、色々変わるものですね。
気がつけば、新しいプレーコーラー、新しい司令塔、新しいチーム。
まあ今更振り返る気力もないので、過ぎ去ったシーズンはよしとして。
記念すべき新生テキサンズ待望のルーキー。
ようこそ、Jadeveon Clowney!

個人的にカレッジフットボールは深く追ってないだけに、プレドラフトの情報収集からのみの感想ですが。
まずベストの指名だったのではないでしょうか。
QBが重大な補強ポイントであることは疑いようもないですが。
全体1位に見合うタレントという点で、QB候補と比較しても Jadeveon がやはり文句なし。
そして、その個の実力というだけではなく、守備全体の底上げができるという点で、最善のピックだったかと思います。
横に並ぶ J.J. の負荷も減るでしょうし、化物コンビでDLineが引き締まれば、引きずられ昨年期待はずれに終わった Merclius や Reed の動きも格段に良くなるはず。
セカンダリーへの波及効果にも期待大で、ターンオーバー奪取率も大幅改善ができると思います。
上記チーム内の影響範囲の大きさ、即戦力としてのインパクトの大きさという点で、Jadeveon の指名、個人的には文句なしです。
こんなプレーがNFLでも出せたらと想像すると楽しみで仕方ありません。


さて、明日もドラフトはテキサンズの指名から続きます。
Carr の再来かと世間はざわついていますが。
なんとなくQB指名は3巡以降にプライオリティが下げられるのではないかという気がしています。
やはり即戦力という観点で。
ここまできたらQBタレントに大きな差はなし、また下位指名でも一定水準まで闘えるQBを育てられると O'Brien HC は思っているような気がします。
例えば注力ポイントは偏りますが更なるDL補強も特に Luck と2試合も対峙する上でも効果的でしょうし、層が厚いドラフトなだけに、1巡目にかなわなかったトレードダウンも二日目の明日はより積極的に狙っていくかもしれません。
いずれにせよ、まだまだドラフトはこれから。
明日はじっくり生中継を楽しみたいと思います。