2012年10月23日

WK7 結果 vs BAL

先週は忙しくて予想記事をUP出来ませんでしたが。
GB相手の大敗からしっかり立て直して、勝ってくれると信じていたWK7。
予想通りの白星ではありましたが、全く想定外であったのがその点差。
13対43、なんと30点差!
それもともに5-1でAFCトップに並んでいたBAL相手に!
これまで一度も勝ったことのない天敵を相手に!
フランチャイズ記録の43得点をもぎ取っての大圧勝劇!
まさかまさかの試合結果でした。
攻守ともにBALを圧倒し、文句なしに今季最高のゲーム。
完璧な試合運びは全てスタッツにも現れています。
http://blog.houstontexans.com/2012/10/21/postgame-notes-texans-43-ravens-13/
これで6-1、AFC単独首位。
これ以上ないシーズン前半で気持ちよく bye に突入できます。
この試合、レビューとして良いところを書き出すとキリがなく、恐らく長大な文章になるはず。
そこで個人的に感動した1プレーをご紹介。
動画検索したところ下記だけしかなく、少々画が残念ではありますが。

Ninja のヘッドフェイク・サック。いや、見たことないです、こんなプレー。
このプレー自体も圧巻ですが、2プレー連続のサックで実はこの直前にも Flacco を倒しているのが更にすごいところ。
そしてサックを奪った後、Ninja お得意の刀ポーズを封印して、Flacco のノーハドルに備えたあたり、目立たないですが守備リーダーとしての Antonio の冷静さを感じました。
この日が誕生日だった Antonio、相変わらず Watt も鬼の働きでしたが、BAL戦のMVPは個人的には彼にあげたい!

(WIN) BAL 13 - 43 HOU

2012年10月20日

WK6 結果 vs GB

いやどうしたことか。
あまりの完敗っぷりに試合後悔しさすら感じませんでした。
結果が出た後だけに文字にすると言い訳がましく思えますが。
状況的にも負けるべきタイミングだったかもしれません。
過去一度も勝ったことない相手にMNFで、しかも敵地で対戦し白星をあげたばかり。
その後、短い準備期間で今度はNFCのスーパー候補と言われていたGBとの決戦。
GBはINDに逆転負けを喫したところで、テキサンズに負けたらポストシーズンにも黄信号がかかるという崖っぷちの状態。
どちらのチームがより勝ちを欲していたか。
序盤から気合の入り方が違ってみえました。
攻守ともに、そしてスペシャルチームでも良いようにやられ、試合内容的にも、普段見せないような反則が続き、半ば自滅、半ば Rodgers の神がかりプレーに屈したようなゲームでした。
いつであれ負けが良いはずはないですが、シーズン後半に向けて、ここで一度チーム状態を見直し、引き締めなすためには良いきっかけとなるかもしれません。
救いは、たかが1敗だということ。それも、自カンファレンスではない相手に謙譲した黒星ということ。
そして J.J. Watt だけは一人輝くを失わなかっていませんでした。
次のBAL戦が何倍も重要な試合になってきますが。
Watt 以外の選手もしっかり立て直し、AFC首位で Bye を迎えてくれるはずと信じています。

(LOSS) GB 42 - 24 HOU 

2012年10月15日

WK6 予想 vs GB

WK6対GB戦。
この試合も開幕前は黒星予想をつけていたのですが。
今の両チームの戦績がチーム状態を現しています。
われらがテキサンズが無配の5連勝に比べ、GBは2-3。(もっとも1試合は謎の判定がなければ勝ち試合でしたが)
この勢いを買って、6連勝を予想します。
これまで弱点という弱点を見せていないテキサンズ。
ホームという地の利もあり、ファンならずとも今このチームに負け予想はつけ難いのではないでしょうか。
もっとも当然ながら不安はあります。
一番の懸念点は、やはり守備リーダである Cush が抜けた穴をどうやってカバーするかという点。
幸いにしてGBのランオフェンスはさほどの破壊力はないですし、GB側もスターターの Cedric Benson をシーズンエンドの怪我でなくしたばかり。
あまりグラウンドゲームで負けるとは考えにくいです。
問題は Rodgers 率いるパス攻撃を抑えられるか。
中央からのブリッツもしかり、フィールドを縦にも横にも走れる身体能力でRBやTEのパスカバーに入れる点もしかり。
Cush の本当の貢献は対パス攻撃にあったと言えると思います。
外側をしっかり押さえるCBに加え、ダンプオフに的確に反応できる Cush がいるからこそDL/OLB陣のパスラッシュも突っ込めるはず。
Cush 不在により確実に選択できるプレーの数は減るはずですが、Wade は果たしてどんな戦術を展開してくるでしょうか。
楽しみにしたいと思います。
オフェンス側では、Foster 祭りになりそうな気配がありますが、心配なのがそのワークロード。
Tate も復帰できそうで、何とか負荷を減らしてあげたいところですが。
多少の失点も想定し、投げあいとは言わないまでも、この試合は Schaub のパスが再び冴えるのではないかと思っています。
実は Schaub、IR入りする前の昨季からシーズンまたぎで只今9連勝中。
あまりリーグ内で認知されていないですが、MVP Rodgers に投げ勝てば一気にエリートQBとしての評価も高まると思います。

予想 : GB 24 - 28 HOU

2012年10月13日

WK5 結果 @ NYJ

すっかり更新が遅れましたが、WK5結果。
敵地で迎えたNYJとのマンデーナイト、厳しいゲームを予想はしていましたが。
思った以上に苦戦しました。
23対17という1TD差以内の勝利。
相手QBが Sanchez でなければ正直危なかったかもしれません。
特に目立ったのが JoJo のミス。
普段は鉄板守備をみせてくれますが、この日は無名WR相手にしばしばやられる姿が見られました。
昨季テキサンズに来て以来最悪の出来だったのではないかと思います。
まあこういう日もありますかね。
攻撃側も、Arian のランは出ていたものの、A.J. のドロップもあり(最近やや増えてきている気がしてちょっと心配です)、Schaub もいまひとつ乗り切れず。
攻守ともに若干ちぐはぐしていましたが、万全の試合運びではなくとも、アウェイでしっかり白星を稼げるのは、それはそれで強いチームになった証だと思います。
この試合のMVPは、だれあろう J.J. Watt。
パスディフレクトはもはや芸術の域。
ただQBの動きを冷静に読みきって、正確にパスを叩き落としているあたり、これも練習の賜物なのでしょう。
特に経験の浅い若手QBは軒並み J.J. SWATT の餌食になっているように思います。
その Watt ですが、この試合で Cush がシーズンエンドの怪我を負ったことで、守備の要として負担が更に高まること必至。
後ろに Cush がいなくなり、また Watt 自身もリーグで名前が売れてきたことでマークが強まることが想定され、シーズン後半にかけてこの調子を維持できるかどうか。かなりのチャンレンジになると思います。
次戦は MVP QB Rodgers 率いるGBオフェンス。
Cush の穴がどれほど大きいか、早速大きな試練となります。

(WIN) HOU 23 - 17 NYJ

2012年10月7日

WK5 予想 @ NYJ

久しぶりのマンデーナイト!
全国放送にのるのはファンとしては嬉しい限りですが。
よりによって三連休で月曜が休みの日に試合がないとは・・・。
せめて1週ずれてれば良かったのですが。
まあ勝てば結果オーライです。
相手は手負いのNYJ。
先日守備のベストプレイヤーである CB Revis をシーズンエンドの怪我でなくしたかと思えば、先週の試合ではオフェンス側の最大の武器である WR Holmes も失いました。
その試合NYJはSF相手に34-0と完封負けを喫し、Sanchez から Tebow へのQB交代論が騒がれているとか。
テキサンズとはまるで逆の勢いですが。だからこそ、トラップゲームのにおいがします。
NYJはこれまでテキサンズが破ったことのない相手であり、ボロ負け後のホームゲームで HC Rex Ryan の気合もいつも以上に入っているはず。
Tebow を使ったトリックプレーなど、どんな泥臭い手段を使ってもアップセットを狙いにくると思います。
ただ、そこは成長したテキサンズ。
DEN戦で見せたようにメンタルの成長も著しく、昨季プレーオフに出場した経験で選手たちも一回りも二回りも大きくなっているはず。
油断することなく、しっかり大勝利をおさめてくれると信じています。
前半から飛ばして Sanchez を攻略、後半に Tebow をQBに引っ張り出し、二人にきっちり借りを返したいところです。
この試合、Connor Barwin がようやくスタッツシートに出てくるのではと予想しています。

予想 : HOU 27 - 13 NYJ

テキサンズ1Q感想

先日リーグの月間優秀選手が発表され、われ等が J.J. Watt が9月のAFC守備選手に選出されました。
その成績、20タックル(うち10がタックルフォーロス)、7.5サック、5パスディフェンド、2ファンブルリカバリという文句なしの大活躍。
Watt に牽引され、テキサンズもフランチャイズ史上初の開幕4連勝スタート。
16試合シーズンの第1Qを最高の形で終えることができました。
守備側の優秀選手が Watt だとすると、個人的に挙げる1Qのテキサンズ最優秀オフェンス選手はやはりこの人、QB Matt Schaub。
953ヤード、7タッチダウン、1被インターセプト、パス成功率約67%、QBレート105.3は堂々たる成績。
今季終わる頃には、リーグのエリートQBの一人と称されているかもしれません。
昨季までと目だって違うのは、ミスの少なさ。
1INTもさることながら、被サック3はリーグ最少。
パスラッシュを感じ取るのが確実に良くなっており、オフェンスが崩れたときには無理にパスを通そうとするのではなく、ボールを投げ捨てるベテランらしい判断力も極めて優れたものがあります。
そしてDEN戦で見せてくれたフィジカル/メンタルのタフさ。
昨年初のプレーオフ出場に際し、自身はIR入りで出られなかった悔しさから、今年は自分に年にするという意気込みと集中力がひしひしと伝わってきます。

勝ち星が全てのNFL、最高の1Qではありましたがまだまだ課題もあります。
まず気がかりなのは Arian のキャリーが既に100を超えており、平均ヤードも3.7ヤード/キャリーと今ひとつ乗り切れていないところ。
Kubiak は問題なしとしているが、Tate や Forsett ももう少しみたいところ。
そして最大の課題が未だ乗り切れていない Holliday とスペシャルチーム。
プレシーズンで大爆発したリターンゲームもここまで完全に低迷。
これからスケジュール的にも厳しくなってきますが、スペシャルチームでフィールドポゼッションで優位に立てるとかなりのプラスになります。
逆に、スペシャルチームでのミスが、攻守の頑張りを台無しにしないとも限りません。(昨季のBAL戦…)
カバーチームでは、WK4に Brahman の復帰により動きが格段に良くなったので、この調子を維持してほしいと思います。



2012年10月3日

WK4 結果 vs TEN

だいぶ予想とは違う試合展開になりましたが、ホームにTENを迎えての第4戦。
このゲームもまた危なげない試合運びで、9月は無敗という最高のシーズンスタートを切りました。
スタッツを見ればテキサンズが95Ydsに対してTENが158Yds(うち Chris Johnson が141Yds)と走り負けている状態。
そして前半だけ見ると14-7という接戦でしたが。
後半に入り力の差を見せつけ、終わってみれば38-14とダブルスコア以上の大勝利となりました。
この試合鍵を握ったのはディフェンス、それもセカンダリー陣の奮起が目立ちました。
まずは Glover Quin のビッグヒット。
2年目QBの Locker をサックにより負傷退場に追い込みました。
※個人的には、実は Locker より Hasselbeck との対戦の方が何となく嫌な気がしたのですが。(結局は杞憂に終わり良かったです)
もとよりタックルに定評があるGQですが、今年もオープンフィールドでもミスタックルが少なく、このサックでも綺麗な当たりを見せてくれました。
ハードヒッターなだけに、怪我だけがやや気がかりではありますが。
続いて、Daniel Manning のINTリターンTD。
ティップされたパスをしっかり奪い取っただけでも上出来ですが、エンドゾーンまで持ち込んだINTリターンも素晴らしいものがありました。
Manning はKRもできるだけあり、ボールを持ってからのランは優れたものがあります。
これがキャリア初 Pick 6 というのが正直意外ではありました。
もちろん、リターン中に魅せた JoJo のランブロックも殺人的でしたが。
被害者は Nate Washington (だったかな?)、見ているだけでも痛そうでした。
そしてこの試合何といっても褒め称えたいのは、K-Jax。
Damian Williams へのスラントパスを完全に読み、Pick 6。
一見イージーに見え、TENのプレーを見破った試合勘に加え、レシーバーとの絶妙な間合いと飛び出しが成せた超ファインプレーでした。
そして個人的に何よりも驚いたのが、Kendall Wright へのディープパスを叩き落としたプレー。
Wright のルートにしっかり併走し、レシーバーの動きを見ながらパス到達直前にボールの方を向き、パスディフレクト。
正にお手本のような、ディープボールに対するパーフェクトな対応でした。
ルーキーイヤーから、特にロングパスで狙われ続けた K-Jax。
昨年からミスが目立たなくなってきましたが、今年は開幕からかなり高いレベルで活躍しています。
※ちなみにWK3 DEN戦でのエンドゾーンで取られたPIも良いプレーでした(あれは反則ではない)
3年目にしてようやく1巡指名選手の実力を発揮してくれるようになりました。
もとよりポテンシャルはある選手なので、JoJo というお手本が間近にできたことで、一気に大勢しつつあるのでしょう。
厳しいときから見知っているだけに、よくぞここまできたと非常に嬉しく思います。
これからGBやBAL、NEといった強力パスオフェンスとの対戦も控えているだけに、実に頼もしい限り。更なる活躍に大いに期待しています。

(WIN) TEN 14 - 38 HOU