2010年9月30日

Schaub対OAK

OAK戦を迎えるにあたって、今日はちょっとしたスタッツを紹介。
今季アップダウンが大きく、安定した活躍が出来ていない QB Matt Schaub の対OAKの対戦成績です。

Year(WK)
Field
Result
Comp
Att
Pct
Yds
Avg
TD
Int
Sck
2008(16)
AWAY
L(16-27)
19
36
52.8
255
7.1
0
1
3
2009(4)
HOME
W(29-6)
11
22
50.0
224
10.2
1
1
4

Schaub のスタンダードから比較しても、実はあまり良くありません。
白星がなかなか伸びず弱小チームとされるOAKですが、その実、ディフェンスはタフさがあり、ご覧の通り我らがQBも苦しめられてきております。
特筆すべきは、パス成功率の低さ、そして被サックの多さ。
シャットダウンCBの Nnamdi Asomugha のマッチアップで苦杯をなめ、エースレシーバーのA.J. が上記2戦では2Rec/19Yds('08)、2Rec/66Yds('09)と完全に抑えられているのがこの数字に繋がっているのではないかと思います。
Go to Guy に投げられず、悪い癖で、ボールを持ちすぎてサックを食らう、もしくは無理なところにパスを投げる/投げるところがなくボールを捨てる、という場面が多いのではないでしょうか。

そのA.J.も、足首の怪我により本調子ではなく(どころか出場も危ぶまれる状態)、週末はいつも以上に厳しいゲームとなりそう。
そうでなくとも Schaub は今季被サックが膨らむ傾向にあり、DAL戦に続き、オフェンス面ではまたもや嫌らしい相手とのマッチアップと言えそうです。
少し救いなのは、John Henderson と Richard Seymour の両DTが怪我により練習を欠場していること。
試合には出場の可能性がありますが、いずれも本調子からはほど遠いはず。
OAK守備、特にランディフェンスは、DLの真ん中のこの二人の存在が大きいだけに、またしても Arian Foster のビッグゲームが見られるかもしれません。
彼ら二人の回復具合、要注目です。


2010年9月29日

CB補強

Aaron Schobel のワークアウトがありましたが、結局サインには至らず、オフシーズンから噂のあったテキサンズ加入も正式に交渉決裂となったもようです(少なくとも今は)。
金銭面、守備でのロール等条件面で折り合いがつかなかったということでしょう。
DAL戦でのパスラッシュの出来を見ていると、やはり Mario と対するもう一枚のパスラッシャーが今は欠けており、33歳という年齢ながらも、Schobel であれば十分に役立つと思っていただけに、個人的にとても残念なニュースでした。
DLはひとまずは今の布陣で誰かがステップアップするのを待つしかなさそうです。
加入以来、未だ日曜はインアクティブが続いている Ogunleye にそろそろ出番がまわってきても良い頃ではないかと思いますが。

Schobel 獲りには失敗したものの、新たにCBの Karl Paymah と契約しました。
twitter でつぶやいた通り、Paymah はサイズもスピードもあり、身体能力に長ける選手。
ですが、CBとしての活躍はいまひとつで、コンスタントに試合に出場はしているものの、5年間で先発は7試合のみと、どこのチームでも芽が出ていないようです。
経験あるベテランを補強したというところでしょうが、シーズン途中でさほど名の売れていない選手を拾うくらいであれば、テキサンズのディフェンスを知っている Jacques Reeves あたりをリリースせず置いておけば、と思ってしまいます。
もっとも、昨季開幕後に契約した Bernard Pollard のような例もあるだけに、期待薄とは言え大化けの可能性も皆無とは言えませんが。

しかしやはり彼の復帰ですかね、まずは。穴が多い守備陣ですが、OAK戦を何とか凌いでくれればと思います。

2010年9月28日

DAL戦プレーバック

Kubiak が怒っているようです。
敗戦の弁で自分やコーチ陣の否を一番に挙げるのが常の Kubiak なだけに、選手達に名指しで喝を入れたというのが珍しいことのように感じます。
実際それだけ選手達の動きは悪かったですし、負けて仕方ないという姿勢ではなく、勝てた試合を落としたことへの怒りという点で、勝者のメンタリティがテキサンズにも出てきたというところでしょうか。
これを契機に、次からまた強いテキサンズが見られれば良いですが。
OAKも、特にディフェンスは強固で決して侮れない相手。万が一取りこぼすようなことがあれば、また一気に雲行きが怪しくなってしまいます。

さて、DAL戦のプレーバックですが。
この試合、様々な課題が洗い出されましたが、このブログでのプレーバックは、敢えてオフェンス・ディフェンスから1選手ずつ、スポットライトを当てたいと思います。
まず385Ydsを許した守備側からは、FSの Eugene Wilson。
昨季、足指の骨折によりシーズン途中でIR入りとなった Wilson。今季はWK1から先発に復帰していますが、怪我を経て、一歩、二歩と残念ながら後退をしてしまったようです。
WAS戦に続き、貴重なINTをドロップしただけではなく、ランでもパスでもカバーが遅く、タックルミスもちらほら。
かつては安心して見ていられる選手の一人でしたが、残念ながらその衰えは急で、不甲斐ないプレーが続いております。
Roy Williams に許した2つのTD、あれは Kareem Jackson と Brice McCain の両CBに責任があるのは間違いありませんが、FSの Wilson が試合全体を通して往年の働きをしてくれたら、あそこまでひどくパスでやられなかったのではないかと思います。
試合中の実況でも話題になっていましたが、DAL戦に限ったことではなく、今季のテキサンズは、ゾーン守備のCBの裏によくパスを通され、不用意なダウン更新を与えている印象があります。
Pollard もパスカバレッジはザルですが、頑張ってほしいFSも瞬発力、スピードともに欠けており、CB達のヘルプが全然出来ていないように思います。
若いセカンダリー陣にあって、貴重なベテランとしてその経験値を頼りにされている(のかもしれない)Wilson ですが、DAL戦でハムストリングを痛めたとのニュースもあり、ここらあたりで交代が妥当ではないでしょうか。
キャンプで絶賛された Troy Nolan にそろそろチャンスを与えても良いのではないかと思います。
少なくとも、今より大崩れすることはないでしょう。。

一方オフェンス側ですが、これまた怪我明けの選手を槍玉にあげたいと思います。TE Owen Daniels になります。
タレント豊富で、爆発的な攻撃力があるはずのテキサンズですが、どうも今季の攻めはなんとなくチグハグ。
その原因の一端は、被サック数に現れています。
これまでの3戦で、Schaub が食らったサックは実に11個。'09年はシーズン通して25個であったことを考えると、尋常ではない増え方です。
3戦とも、相手にオールプロ/プロボウラー級のパスラッシャーがいたことも大きいですが、昨季以上に Schaub がボールを持ちすぎ、パスラッシャーに時間を与えすぎている感があります。
そしてその持ちすぎは、ビッグプレーを狙いすぎているからというわけではなく、レシーバーがオープンになっていなから投げられないという場面が多いのではないかと思います。
特に 3rd and Long のシチュエーションでは、A.J. は必ずと言って良いほどダブルチームを受けます。
そんなとき、これまで Schaub を救ってくれ、真価を発揮してくれたのが O.D、そのスピード・パワーとパスキャッチ力で、幾多の攻撃シリーズを繋ぎとめてくれました。
が、今季はその姿が未だ見えず。キャンプ、プレシーズンと不在だったため、Schaub とのタイミングもまだ取り戻せていないのかと想像しますが、怪我から思うように回復していない、もしくは、想像もしたくないですが、復調はしているものの、怪我によって衰えてしまったという可能性も捨てきれません。
スタッツ上も明らかで、今季は3戦で今のところ 6Rec/60Yds/0TD、一方去年は開幕3戦で15Rec/154Yds/2TDでした(シーズン8試合では40Rec/519Yds/5TD)。
ランブロックでは良い動きを見せているだけに、フィジカル面はほぼ問題ないのだと思いますが、去年の輝きを何とか取り戻して欲しいと思います。
極端な話ですが、今の状態では、恐らく来季はテキサンズの構想の中にO.D.の姿がいないのではと思えてきます。

2010年9月27日

WK3 結果 vs DAL

この試合、なんとなくこんな結果を予感していました。
昨日の予想で立てた通り、もうちょっとまともな試合内容であることを期待していましたが。
崖っぷちに追い込まれ、必死のDAL(それでも付け入る隙は十分すぎるほどありましたが)と、攻守にわたり生彩を欠いたテキサンズ。
どちらが勝ちに飢えていたか、一目瞭然の試合でした。
まあ前向きに、振り返ってみてこの試合が良い目覚ましだったと思えるように、しっかり立て直してほしいと思います。
いつも通り詳細レビューは明日以降にまわしますが、この試合のポイントは、1st and Goal でTDをあげられなかったあの情けないシリーズに集約されていると思います。なんと3つのプレーで、-11ヤード。
肝心なところでOLがDAL守備陣に力負けをし、このシリーズでもサックを食らって終わりましたが、試合を通して Schaub はリズムをつかむことができませんでした。
ランブロックはなかなか良いものがあり、試合を通して Foster のランは期待以上に出てはいたものの、ゴールラインで決めきれないとさすがに辛いものがあります。
一方でDALは、Schaub のINT後からの攻撃で、90ヤード攻め上がりTD。
3試合連続で面白いように投げられ、これまで個人的には楽観視していたのですが、いよいよテキサンズのセカンダリーが心配になってきました。
戦前の予想で鍵にあげたターンオーバーバトルでも、-3と惨敗。
結局いつも通りのテキサンズで、レッドゾーンで決められない、ターンオーバー争いで勝てない、という駄目パターンでの完敗でした。
せめてもの救いは、負けてもまだ星が2-1であるということでしょうか。

DAL 27 - 13 HOU

[ DAL ]
Total Net Yards : 385
Penalties-Yards : 8-49
Time of Possession : 32:20
Total Turnovers : 0

[ HOU ]
Total Net Yards : 340
Penalties-Yards : 5-32
Time of Possession : 27:40
Total Turnovers : 3


2010年9月26日

WK3 予想 vs DAL

開幕前の予想では、WK3のDAL戦は、下馬評不利の中でのアップセットでテキサンズの勝利と考えていました。
しかし、いざ現実のWK3となると、何と人気があるのはテキサンズの方。
それもそのはず。
テキサンズはINDに完勝、WAS相手に大逆転勝利と、波に乗っている状態で現在 AFC South の単独首位。一方でDALは、本拠地でのスーパーボウル制覇と大々的にうたっていたにもかかわらず、連敗で最下位スタートと躓いております。
このままの勢いで、フランチャイズ史上初の開幕3連勝となれば大偉業ですが。
個人的にはこの試合、かなり悪い予感がしております。
もう後がないDALが今季一番の試合を展開するだろうということもありますし、逆にテキサンズは厳しい2戦を経て、フィジカル・メンタルともに乗り切れないのではないかというもあります。
しかしそれ以上に、気になるのがマッチアップの悪さ。
WK2で、Duane Brown がいる中で、WASに5サックを献上した現実から考えると、タレント的に劣らないDALに対し、Brown 抜きでパスラッシュに耐えるのはかなり至難の業。
加えて、エース A.J. も、出場するとはいえ、WAS戦での怪我の影響で本調子ではないはず。
パスに頼らず、Arian のランで主導権を握る必要がありますが、DALは不調とは言え、63.5Yds/Gとリーグ2位のラン守備を見せています。
そして、やはり最も心配なのがセカンダリー。Manning、McNabb と揃って400+Ydsを許してきましたが、DALのパスオフェンスもINDに次ぐリーグ2位の325.5Yds/Gと超強力。Romo の爆発による大量失点は避けがたいかもしれません。
そのパス攻撃を少しでもスローダウンさせるには、やはりパスラッシュが鍵になりますが、怪我によりWAS戦でも生彩を欠いた Amobi がまだ復調していないらしく、DTのプッシュは期待できそうにありません。
また、Antonio Smith も病気により questionable リストに加わったとのこと。試合には先発見込ですが、影響が気になります。
Romo はモビリティもあり、今季もまだ一度しかサックをあびていません。
またしても Mario の頑張りに頼るしかない状態です。
このように、マッチアップ的に厳しい相手ですが、勝利をもぎ取るためには、ターンオーバーが鍵になります。
テキサンズはWAS戦でターンオーバーを奪えず、IND戦でもファンブルリカバリー1つのみでしたが、DALも未だINTゼロ、ターンオーバーレシオは-4と散々です。
この試合、どちらがミスを少なくし、相手からボールを奪えるかが要注目です。
予想 : (LOSE) DAL 27 - HOU 24
負けから学べることもあるということで、惜敗予想。

2010年9月24日

そして二人目

既に皆様ご存じのことと思いますが、先発LTの Duane Brown が、禁止薬物摂取により、4試合の出場停止となりました。
Brown は異議申し立てをせず、処分は次のDAL戦から有効になります。
現在謹慎中の Brian Cushing に次いで、2人目の処分。
次の試合は強力なパスラッシュを誇るDALだけに、かなり痛い離脱となってしまいました。
Brown にかわって、LTを務めるのは Rashad Butler。5年目のベテランですが、実にキャリア初の先発となります。
初先発で相対するのが DeMarcus Ware というのも相当厳しいですが。
既に Schaub は開幕2戦で7回サックされており、DAL戦で Butler が Ware 相手に持ちこたえてくれないと、ありがたくないことにこの数字の更新がありそうです。
が、Butler ではなく Brown が先発だとしても、Ware のパスラッシュにはもう一枚ブロックを入れて、ヘルプをしたはず。
実はパスプロテクションよりも、これまで機能しているラン攻撃への影響が気になります。
目立たないながらも、Brown はランブロックでは良い働きをし、自慢のスピードで Arian のためのランニングレーンを作ってくれていました。
63.5Yds/Gとリーグ6位のラン守備を誇るDALだけに、Butler を加えたテキサンズのランオフェンスが機能するかどうかも大きなキーとなりそうです。
なお、Butler のバックアップとして、今週、Ephraim Salaam とも再契約をしました。
今年はどのチームからも拾われず、バスケットボールをしてコンディションを整えていたという Salaam。
彼がフィールドに立つ自体になったらかなりまずいことになりそうです。。

最後に、今巷で話題になっている(!?)、謹慎中 Cushing の映像。
あと2試合後に戻ってくる Cushing。
復帰戦となるNYGの攻撃陣は、覚悟をしておいた方が良さそうです。



2010年9月23日

WAS戦プレーバック②

今週の緊急ニュース、Duane Brown 4試合出場停止についてはまた書くとして。WAS戦での課題をプレーバック。

- CB陣のパスカバレッジ
IND戦に引き続き、WAS戦でもランをまず止めて、McNabb に投げさせるという作戦であったと思います。
スタッツ上も、開幕2試合で与えたランは、わずか31.0Yds/G(リーグ2位)。3rd down での down 更新率が27%(5位)と踏ん張っているのは、ランをしっかり止めて、3rd and Long の状況を多く作っているからだと考えられます。
一方で、パス守備は411.0Yds/Gとダントツのリーグ最下位。
ソフトなゾーンカバレッジで、折れるけど壊れないディフェンススタイルをとっているとは言え、さすがに投げられ過ぎです。
Kareem Jackson は随所に良いプレーが見られるものの、標的にされることが多く、まだまだこれからの選手。Glover Quin は、何度かこのブログでも述べた通り、シュア・タックルや当たりの強さが目立つものの、パスカバレッジに関しては疑問符。今は Brice McCain が一番安定しているCBではないかと思います。

- Adibi のプレー
やはり出場時間が増えた Adibi、その出来は散々でした。
カバレッジのミスで、度々 Cooley らにビッグプレーを許しました。
あと2戦で Cushing が帰ってくるのが救いです。

- Slaton のKR
衝撃の1Yd KRをはじめ、WAS戦での Slaton のKRは、6回で平均14Yds、最長でも25Ydsと散々な出来。
かなり不利なフィールドポジションでの攻撃を強いられました。
素直にタッチバックしてくれていれば、とランだけでなく、KRでもその判断力の悪さが目立ってしまいました。
個人的には期待していただけに残念です。

- Jacoby のドロップ
Jacoby を 2nd WR に!というプレシーズンでの勢いも、ここにきてブレーキ。
Walter の安定したレシービングと大活躍もあり、まだまだ差が大きいことが際立ってしまったWAS戦でした。
3rd down での2つを含む、3ドロップを記録。
まだまだ安定感に問題がある Jacoby ですが、一番大きかったOTでのキャッチは良かったです。


2010年9月21日

WAS戦プレーバック①

FedEx での大勝利から一夜明けました。
まず、今日一番のグッドニュース。
MRIの結果、A.J. の怪我はやはりさほど大したことはなく、軽い捻挫とのこと。
今週練習では制限されると思いますが、次のDAL戦ではまず間違いなく出場してくれると思います。
一方、James Casey の方が重傷で(いつ怪我したのか気が付きませんでしたが)、暫く離脱の見込み。新人の Garrett Graham が次戦はアクティブになりそうです。

さて、昨日は興奮のあまり結果だけの紹介に留まってしまいましたが。WAS戦を振り返って、個人的にポイントだと感じた点を思うままにプレーバックします。
- Kevin Walter の復調?台頭?
4Qでの劇的な同点TDを含め、A.J. がスポットライトを浴びていますが、オフェンスのもう一人のヒーローは文句なしに Walter。
11Rec, 144Yds, 1TD という数字も立派ですが、何より光ったのがその安定性。Schaub が Walter に投げたパスが11回、ひとつも落とすことなく全てキャッチしてくれたことになります。
昨年は、期待したほどの活躍を見せられなかった Walter。ここにきて、再び輝きを取り戻し、クラッチ・プレーを連発してくれています。
O.D. も少しずつ元の状態に戻りつつあり、やはり今季のパス・オフェンスは素晴らしいものになりそうです。

- Mario の覚醒
前半大人しかった Mario ですが、終わってみれば3サックと大爆発。開始早々は、テンポの良い McNabb のショートパスでDL全体としてよく抑えられてしまいましたが(WASのプレーコールもさすがによく研究し、秀逸だったと思います)、Mario は試合後半から終盤にかけ、徐々にゲームを支配してゆきました。
今までに見られなかった集中力の高さ。そして、明らかにWAS OLがへばってゆく中、OTに入っても動きが落ちないあたり、素晴らしいコンディションにあるのだと思います。Mario の活躍に引っ張られ、周りものびてきてくれると良いですが。

- 両OGの頑張り
去年、怪我により先発両OGを失ったテキサンズ。年が変わって今年は、新たに Wade Smith と Antoine Caldwell がスタメンに名を連ねています。
Schaub が度々倒されたように、WASのパスラッシュには良いようにやられてしまいましたが、それでもここ、そこで光るプレーを見せてくれました。特にランブロックはかなり良いものがあります。
Arian Foster のビジョンと走るテンポにも目を見張るものがあり、WAS戦ではスタッツは伸びなかったものの、去年のラン攻撃の脆さは完全に克服できたと言って良いと思います。

・・・とここまで書くと、良いことばかりのように見えますが。
WAS戦ではかなりの課題も見つかりました。
今後修正すべき点は、また次回書きたいと思います。

2010年9月20日

WK2 結果 @WAS

いやはや、何とも胃の痛くなるような試合でした。
タフなゲームになると思っていましたが、これほどまでの打ち合いになるとは。
くだらないミスも多かったですが、結果的につかんだ薄氷の勝利。
フランチャイズ史上初のオーバータイムでの白星で、この「W」だけでまずは今日は大満足です。
勝利の立役者は、やはり Schaub と A.J.
Schaub は、38/52, 497Yds 3TD, 1INT。
そして A.J. は、12Rec, 158Yds, 1TD。
足首の負傷により一旦ロッカールームに引き下がってから、戻ってきた4Qに決めた 4 and 10 からの同点TDは、Schaub と A.J. 二人の超ビッグプレーでした。
A.J. はこの後MRI検査を受けるようですが、テーピングをして走り回れていたことから、さほど大事には至らないと思います。
完全アウェイで、大量リードからの大逆転劇により、2-0のスタート。
今年のこのチーム、本物です!
興奮冷めやらず、冷静な試合分析はまた明日以降にアップします。

HOU 30 - 27 WAS (OT)

[ HOU ]
Total Net Yards : 526
Penalties-Yards : 5-45
Time of Possession : 39:49
Total Turnovers : 1

[ WAS ]
Total Net Yards : 421
Penalties-Yards : 7-58
Time of Possession : 31:47
Total Turnovers : 0


2010年9月19日

WK2 予想 @WAS

さて。一部のメディアで揶揄された"テキサンズにとってのスーパーボウル"も終わり、早くもWK2がやってきました。
敵地WASでの一戦。下馬評ではテキサンズ有利とされていますが、過去の歴史が物語るように、こういった一番を取りこぼすのがこれまでのテキサンズ。
タフな相手、タフなロードということもあり、IND戦での大勝利を忘れ仕切り直して臨まないと、またもや足元をすくわれることになりかねません。
IND戦という大きな山を一つ越えましたが、さてこの山も越えられるかどうか。とても楽しみです。
この試合、ストーリーラインとしてとにかくよく語られているのが、Shanahan - Kubiak の師弟対決。
その歴史は、Kubiak がQBで、Shanahan がOCであった1985年のDEN時代にまで遡り、共にDENを支えた多くのコーチ陣が、日曜は敵味方に分かれてサイドラインに立つことになります。
勝手知ったる相手となりますが、テキサンズにとって不気味なのは DC Jim Haslett 率いるWASの新生ディフェンス。
昨季も、WASはTotalYards/Gでリーグ10位と好守備を見せていましたが、それでも新DCの Haslett は4-3スキームを変更し、今年より3-4守備を導入しました。
WK1では、DAL自爆の感が強かったとはいえ、あのタレント軍団を7点に抑えた力は十分警戒に値します。
かねてより3-4が苦手とされてきたテキサンズが、'09年最後の2戦でMIA、NEを破るなど、次第に苦手意識はなくなってきたかなと思います。が、それでも、大きな挑戦となることは間違いありません。
そんなことも踏まえWAS戦でのポイントは下記と考えます。

- WASのブリッツ・パッケージを抑えられるか
Haslett はアグレッシブなパスラッシュを仕掛けてきます。特に、OLBの二人は脅威。Andre Carter はDAL戦ではさほど目立ったところがなく、スタンドアップ姿勢からのラッシュにまだ慣れていないところがありそうですが、Brian Orakpo にはかなりの注意が必要です。
OLの頑張りだけではなく、IND戦ではランブロックで大貢献したTE、FBのパスブロックもWAS戦では鍵となりそうです。
一躍脚光を浴びた Arian Foster も、WAS戦では脚力だけでなく、パスプロテクション力が試されることになります。

- WAS LB陣-TE/WRミスマッチ
WAS LB陣ですが、パスラッシュには長けるものの、一方で、カバレッジにまわった場合はテキサンズの攻撃陣が大いに有利。
O.D. や Dreessen はレシーバーとしても大活躍が期待されます。
また、Nickel パッケージでもWASは4人のLBを並べる傾向にあるので、そこのミスマッチを突き、Jacoby や Anderson らのビッグプレー炸裂チャンスが多いにあります。

- Schaub to A.J. ホットライン
IND戦ではスタッツ上おとなしかった二人ですが、WAS戦では爆発が期待されます。試合序盤から、スクリーンパス等でA.J.にボールを渡し、試合のリズムを作るといったプレーコールも有効かもしれません。
また、何よりも期待されるのがディープへのパス。
WASの Safety 陣は前がかり気味であるため、プレーアクションに引っかかり易い傾向にあります。
WK1のDALのTDも、FS Reed Doughty がプレーアクションに振られたから許したTDに見受けられました。
A.J. がいつも通りに Safety の裏をとり、パスプロテクションが持ちこたえれば、高確率で"bomb"が決まるのではないかと思います。
もちろん、IND戦で見せたような不用意なミス(INT)は厳禁です。

- Slaton の活躍
この試合、攻撃側のキーマンとして挙げたいのが Slaton。ランが抑えられて 3 and Long のシチュエーションが増えた場合、3rd down back としての覚醒に期待です。RBとして、スナップ後の判断力は依然疑問符ですが、オープンフィールドでボールを手にしたら、Slaton のスピードはやはりかなりの武器になるのではないかと思います。スクリーンパスからのTDが目に浮かびます。また、KRでビッグリターンが出せれば、試合展開もかなり楽になります。

- Adibi の踏ん張り
WASのオフェンス力は恐るるに足りません。武器といえば、TE Chris Cooley と WR Santana Moss くらいで、IND戦と比べるとだいぶ見劣りします。
OLも、新人 Trent Williams を筆頭に経験不足、実力不足は否めず、IND戦に続き、Mario らの爆発が見られそうです。
しかしながら、新シグナル・コーラーの Donovan McNabb は、全盛期の輝きをなくしたとはいえ、プレッシャーにも動じず、自らの足でも道を切り開ける嫌らしいQB。
テキサンズは、JACの David Garrard やTENのV.Y. にもやられる傾向にあり、しっかりとした対策が必要です。
そこで鍵となるのが、久しぶりの先発復帰となる Adibi。IND戦と違い、Nickel 布陣も限定されることから、Adibi がフィールドに立つ時間が長くなります。穴埋めをするのに、Cushing が作った穴は大きすぎますが、代役として安定した活躍をして欲しいと思います。

- 完全敵地でのノーミス
この試合、下手をしたらWASのロースター以上に脅威となりそうなのが、FedExフィールドに来場する観戦客。リーグ最大のスタジアムの許容人数は実に9万人越えと、Reliant より更に2万人のキャパシティが入ります。
テキサンズと同様に、WK1のホームオープナーでアップセットを演じたWASは、その勢いのまま、WK2に突入してきます。
False Start 等、ある程度の反則は防げないと思いますが、DALがそうであったように、FUMやINTは命取りになります。
Schaub の冷静なゲームコントロールと、序盤でのリードで客を黙らせる試合運びが必要かもしれません。

予想 : (WIN) HOU 27 - WAS 17

大成長その②を見せつける大勝利(に期待)!


2010年9月18日

DLサポートキャスト

大勝利で終わったIND戦。
Schaub のボーンヘッドINT以外で唯一残念だったのが、パスラッシャー Connor Barwin の離脱でした。
IR入りとなった Barwin のかわりに、活躍が期待されるのがIND戦でも0.5サックを記録した Jesse Nading と、今週新たにチームに加わった Adewale Ogunleye と Ryan Denney の両ベテラン。
Cushing 不在のLB陣の負担を減らすため、また、経験不足のセカンダリー陣を補うためにも、パスラッシュがディフェンスの生命線となるだけに、加入間もない二人も、次のWAS戦で早くもアクティブ・ロースター入りし、フィールドに立つ可能性が十分にあります。
Ogunleye は、9年のキャリアで67のサックを記録し、昨季も怪我でシーズン途中で離脱したものの、14試合出場して6.5サックを記録した正に生粋のパスラッシャー。
怪我明け、かつ33歳という年齢から全盛期の活躍は期待できないものの、テキサンズでのロールはパスラッシャーとなるため、1st、2nd down ではラインアップせず、3rd down に集中できるというのは本人にとってもかなりプラスになるのではないかと思います。
一方 Denney は、スタッツは Ogunleye に見劣りするものの、BUF出身で、'06-'08年には Bill Kollar (当時BUFのDLコーチ)のもとでプレーをしていたという強みがあります。
Kollar の守備をよく知っているといことで、即戦力としてはまずは Denney が貴重な選手となるかもしれません。
また、Denney はスぺシャリチームでも大いに活躍が期待でいます。
※ちなみに、Denney はフェイクFGからのTDを2度決めたことがあります。(パスキャッチで)
この二人と、Nading の中から、昨季の Pollard のような選手が出てくればかなり儲けものです。

そしてもう一人、DLで注目なのがドラ3巡指名の Earl Mitchell。
Barwin 離脱により、パスシチュエーションでも Antonio Smith がDEに残り、DTに Mitchell が入る機会も増えるかと思っていましたが。
練習中に負った怪我により、WAS戦への Amobi の出場が危ぶまれており、にわかに、Mitchell が先発として出場する可能性も大きくなってきました。
IND戦での Amobi はかなり動きが切れていたので、欠場とあらばテキサンズにとってはかなりの痛手となりますが。スピードだけなら Mitchell もひけをとらないはず。
まずはビッグプレーに期待せず、しっかり代役を務めてくれることを期待します。



2010年9月16日

ゾーン・ブロッキング

INDで何故 Arian Foster があんなに走れたか。
NFL Network がとてもわかりやすい解説をしています。
http://www.houstontexans.com/tv-media/videos/Playbook-Colts-vs-Texans-recap/ea2b5865-7738-4cd6-8551-b99cd04f6eed
息の合った動きで素早くLB陣まで抑えにいくOL陣のフットワークの軽さ、Foster を的確にリードして、ギャップに入り込んだ最後のタックラーを塞ぐ Leach、そして広い視野でランニングレーンを見つけ、カットバックしてスピードにのって駆け抜ける Foster。
まさにゾーンブロックのお手本のような攻めが見られます。
つかっているスキーム自体はかわっていないはずですが、何故去年はあそこまで機能しなかったのか。
同じチームとは思えぬ動きでただただ驚きます。
先発両Gがシーズンの大半IRにいたこと、C Chris Myers も怪我を負いながらの出場だったこと、不調 Slaton の視野の狭さと瞬間的な判断力の鈍り、ゾーンブロック一辺倒の単純なラン攻撃。
そんなところが関係しているでしょうか。
いや、実はテキサンズが目覚めたのではなく、INDのランディフェンスがそれだけひどかったというだけかもしれません。
個人的には今年は安定した走りが見られると思っていますが。
いずれにせよ次のWAS戦で、テキサンズ・ランオフェンスの実力がもう少し垣間見られると思います。

2010年9月15日

IND戦で良かった細かいところ

はい、あまりにも素敵な勝利だったもので未だに笑いが止まりません。
長いシーズンのほんの1試合が終わっただけということはわかっていますが、今日まではIND戦の勝利に酔いしれましょう。
個人的に気に入ったIND戦での細かい場面。

1. Bernard Pollard、Reggie Wayne に吠える(しかも放送禁止用語連発しまくりで)


2. Mario Williams、気の緩んだDB陣に吠える(残り1分半で無意味なTDを許したとき)

3. Neil Rackers、パーソナルファウルを食らう(しかも Unnecessary Roughness)

Pollard はともなくとして、Mario の熱い姿は個人的にはかなり嬉しい場面でした。
実力はあるのに、たまに手を抜く、本気でないプレーがある、というのがこれまでの Mario 評でしたが。
今年はプレシーズンからどうも違う様子。
この試合でも終始 Manning を苦しませ続けたうえで、大勢が決まった後でも緩むことのなかった集中力。
いよいよ Mario 覚醒か。シーズン通してIND戦で見せてくれた姿を維持できれば、かなり手のつけられない状態になると思います。
そして Rackers はおまけ。
INDのホールディングで幻となった KR TD プレーでの、テキサンズ側の反則。
まさかキッカーが Unnecessary Roughness とは、Ed Hochuli が「4番」と言ったときは笑いました。
このキック以外でも、Rackers は果敢にカバレッジに入り、リターンチームに突っ込んでいました。
映像を見返すと、カバーチームを抜き去ってまで、自らがタックルにいくところも。
Cushing 不在の間、Rackers をLBにラインアップさせた方が良いかもしれません。笑
怪我だけが怖いですが、このメンタリティは嫌いではないです。
テキサンズは、"finesse" チームと言われがちですが、去年から徐々にアグレッシブなところが見られるようになってきています。
Pollard と Cushing の影響でしょうか。
次戦、WASもタフな相手。力負けしないように頑張ってもらいたいものです。

2010年9月14日

WK1 結果 vs IND

Peyton Manning : 433Yds, 3TD
Matt Schaub : 107Yds, 1TD, 1INT / Andre Johnson : 3Rec, 33Yds
IND相手にこのスタッツ=惨敗でした。少なくともこれまでは。でもこの試合は、いや、今年は違います。
24対34の勝利、それも、残り1分半での無意味な(TD許したのはちょっと残念ではありましたが)TDを含めなければ、実にダブルスコアでの大勝利!
正に Kubiak が理想としていたゲーム運びによる圧勝劇でした。
圧勝劇のヒーローは、この試合で一躍有名になった Arian Foster、事前レビューで期待した以上の大活躍でした。
その成績は、33Att, 231Yds, 3TD という数字。
開幕ゲームで200+Ydsに3TDを記録したのは実にリーグ史上初。IND相手に一人のRBが走ったヤードとしても、かの Barry Sanders が97年に記録した216Ydsを15Yds上回り、過去最大でした。
Foster 大爆発の影の立役者は、OL。そして、FB Leach。
完全なランブロックで巨大なランニング・レーンを度々作り、Slaton も6Attで29Yds(そして0Fum)と限られたプレー時間でしっかり結果を出しました。
レシーバー陣も、目立たないながらきっちりと守備陣を抑え込み、スタッツに現れない貢献をしてくれました。
ハーフタイムにしっかいアジャストし、途中で曲げることなくランに執心した新OCの Dennison のプレーコールも脱帽ものでしたし。Kubiak も。大勝利で印象薄くなってしまいましたが、3点差で迎えた第3Qのファーストドライブで、4 and 1 から果敢に攻め、Arian の最初のTDに繋げたことが、結果的に大きな一打となりました。

守備側では、コンスタントに Manning にプレッシャーを与え、最初の攻撃の 3 and Out をはじめ、序盤で試合のリズムを作ってくれました。
弱点とされたINDのOL陣相手に Mario 筆頭に、フロント4が存分に力を発揮し、サックは2つのみだったものの、終始 Manning を転がしました。
一時は、タフな Manning がなかなか立ち上がれずに、オフィシャルが様子を確認する場面も。
さすがにパスを抑えきることは出来なかったものの、DLの頑張りもあり、テキサンズ弱点のDB陣もまずまず合格点の働きでした。

開幕戦本拠地での勝利、それも天敵INDからもぎ取った勝利ということで、これ以上ないベストのスタートを切ることができました。
これまで試合終盤で大逆転を許していたのが、しっかり勝ち切れた。何よりもそれが大きい成果でした。
今季こそは期待ができそうです。

IND 24 - 34 HOU

[ IND ]
Total Net Yards : 463
Penalties-Yards : 5-73
Time of Possession : 29:07
Total Turnovers : 1

[ HOU ]
Total Net Yards : 355
Penalties-Yards : 7-50
Time of Possession : 30:53
Total Turnovers : 1


2010年9月12日

WK1 予想 vs IND

いよいよ、テキサンズ開幕戦目前!地区ライバルINDの情報兼WK1のプレビューをお送りします。
INDはテキサンズにとってはまさに天敵、これまでフルシーズンに相当する16回対戦し、勝利は06年のわずか1回のみという惨状。
ここ最近は良いゲームを展開するものの、ローゼンコプターやミスFGなどで、4Qに劇的な大逆転を許すというのが、悲しいお決まりとなっています。
昨季14-2でレギュラーシーズンを終え、Super Bowl まで進出したIND。主力選手の流出もなく、むしろ、Bob Sanders や Anthony Gonzalez の復帰により、一段とチーム力を強めており、周りのタレント以上に、やはり No.18、Peyton Manning がいる限り、シーズン一の強敵となることは間違いありません。
高い山ですが、IND攻略のカギは下記となりそうです。

まずは、INDのOL。昨季リーグ最少の13被サックで Manning の壁となったOLですが(サックが少ないのは Manning の動きによるところもありますが)、開幕時点でロースターの組み換えがありそうです。
最も注目はLT。Tarik Glenn の後釜として07年にドラフトされた Tony Ugoh が大成せず、bust 扱いで先週遂にカットされました。LTには、昨年 Ugoh からポジションを奪った Charlie Johnson が引き続きいるものの、足の怪我により出場が微妙な状態です。
Johnson が欠場した場合、ドラフト外新人の Jeffrey Linkenbach が Manning のブラインドサイドを守ることになりそうです。
対峙するのは、Super Mario。当然1対1のマッチアップを避けるべく、INDが2TEセットを使用し、Mario のサイドにもう一枚のTE、Brody Eldrige もつけてくることが予想されます。
飛び道具が1枚減れば、経験の浅いテキサンズセカンダリーにとってはそれだけ優位。
加えて、完全アイソレーションされる RT Ryan Diem のサイドから、Antonio Smith や Connor Barwin がプレッシャーを与えられば、試合運びが楽になります。
サイドからのプレッシャーを有効にかけるには、ライン中央からのプッシュでポケットを潰すことも重要。この試合、INDの大ベテラン C Jeff Saturday も膝の怪我により questionable となっており、Amobi の奮起が期待されます。

一方で、テキサンズオフェンスの生命線もOLのパスプロテクション。点の取り合いの展開になるとやはり Schaub の肩に勝敗がかかってきますが、IND自慢の Dwight Freeney / Robert Mathis の両エンドを抑えきれないと、いつもの「ミスから自滅」パターンに陥りかねません。Winston と、3年目 Duane Brown の真価が問われる一戦となりそうです。
ラン攻撃では、帰ってきた SS Bob Sanders 対 Rick Dennison と Arian Foster 率いる新生ランオフェンスの勝負が見物。
プレシーズンで見られたように、Dennison はゾーンブロッキングに拘らず、幾種のランを用意しているようで、決して強くはないINDのラン守備の虚を突ければ、ビッグゲインで Foster がゲームMVPとなることも十分可能かと思います(というか期待しています)。もちろん、ファンブルは厳禁。

テキサンズは Dennison を得ましたが、INDもコーチ陣の交替がされております。Tom Moore がようやく退陣し、Clyde Christensen が新たなプレーコーラーとしてOCに就任しました。
リーグに加入以来12年間、同じOC、ラインコーチとRBコーチで過ごしてきた Manning にとって、はじめて経験するコーチ陣の交替。※ラインコーチ Howard Mudd も引退
ですが、Christensen もWRコーチとしてここ8年INDのレシーバー達を指導してきており、決してニューフェイスではないこと。かつここ数年は、3rd Down のプレーコールを一部引き受けていたという噂もあり、コーチ陣交替によるINDオフェンスへの影響は限定的と言えそうです。
コーチ陣交替よりも、シーズン序盤にやや響きそうなのが、新たに導入されたアンパイア・ルール。審判の身の安全を守るため、アンパイアがLBの後ろではなく、QBに後方に陣取ることになった今季。
ボールが置かれてから、RBの後ろに退くまでボールスナップをすることが許されず、Manning のノーハドルオフェンスのテンポをこのルールが崩してくれるかもしれません。
No.18のことなので、すぐ適応はするでしょうが、開幕緒戦ではまだテキサンズディフェンスの方に優位に働きそうです。

色々書きましたが、相変わらずの強敵のIND。
開幕戦からかなりハードな試合となってしまいましたが、同地区にいるだけに年間2回の対戦は避けられない相手。
今年こそプレーオフに出場するためにも、幸先よく勝利して、スタートダッシュを決めて欲しいと思います。
予想 : (WIN) IND 21 - HOU 24

2010年9月11日

INDチームスタッツ比較

NFC Championship のリベンジならず。NOがMINを破り、2010年シーズンもいよいよ開幕しました。
我らがテキサンズの初戦はIND。
INDのレビュー前に、NFL.comに載っていた昨年のチームスタッツ比較だけをご紹介。
Red Zoneオフェンス、ターンオーバー等が入っていませんが、かなりイーブンですね。

● オフェンス比較

HOU
IND
Yds/G
383.1
363.1
PassYds/G
290.9
282.2
RushYds/G
92.2
80.9
Points/G
24.2
26.0
ThirdD%
40.2
49.2
Time of Posession
31:53
27:40

● ディフェンス比較

HOU
IND
Yds/G
324.9
339.2
PassYds/G
217.9
212.7
RushYds/G
106.9
126.5
Points/G
20.8
19.2
ThirdD%
39.3
45.0

2010年9月9日

2010年シーズン予想

INDのレビューに入る前に、本日は2010年のシーズン予想!
いつも当たらないので、この際言ってしまおう。我らがテキサンズ、大躍進をとげ、Super Bowl 制覇します!
はい、言ってしまいました。

でも一部現実的に、AFC South 戴冠は地味にINDに譲ります。。っていう予想。笑。

※昨年の予想はこれ http://texamaniac.blogspot.com/2009/09/2009.html

● STANDINGS予想

AFC EAST
z- NE
MIA
NYJ
BUF
混戦模様のAFC EAST。前評判の高いNYJですが、名のあるベテラン選手を集めても必ずしも結果に繋がらないのがこのリーグ。確かに魅力的な布陣ですが、肝心の QB Sanchez が個人的にはあまり信用できず。意外と伸び悩むのではないかという予想です。一方NEでは、Brady が完全復調で破壊力抜群のオフェンス力が戻り、レギュラーシーズンは勝ち進む予感。そして地味ながらMIAも相変わらずタフなチームだと思います。BUFは来季ドラ1位指名の可能性大。

AFC NORTH
z- PIT
y- BAL
CIN
CLE
AFC優勝候補の一角BALですが、Ed Reed のPUP入りが実はかなり大きいのではないかと思います。フロント7は盤石ですが、セカンダリーは穴が多く、パスハッピーなリーグで守備が本当に通用するかに大きな疑問符。Ray Lewis もいつ衰えを見せはじめてもおかしくない頃かと。開幕1ヶ月を何とかしのげば、生まれ変わった Big Ben に率いられPITがトントンといく可能性も。CINは、去年のようなビッグシーズンは難しそう。Palmer の出来にかかっています。

AFC SOUTH
*- IND
y- HOU
TEN
JAC
テキサンズ、WildCardから抜きでて一気に頂上へ。

AFC WEST
z- SD
OAK
DEN
KC
珍しく堅実なドラフトを行い、恐らく歴代一位の bust だった JaMarcus Russell を諦め、QBをスイッチしたのはかなりOAKにとってプラスだったと思います。WASで大成しなかった Jason Campbell ですが、肩もあるのでOAKのような縦にフィールドを使うオフェンスでは真価を発揮できるのではないでしょうか。それでもSDに追いつくのにはまだ1、2年はかかりそうですが。

NFC EAST
*- DAL
PHI
WAS
NYG
タレント揃いのDALは、昨季遂に Romo 念願のプレーオフでの勝利を達成。その自信を胸に今年は更なる高みを目指すことになりますが、プレシーズンでも機能していなかったOLがやや心配。追いかけるPHIは、いつも通りプレーオフ争いに出てくると思いますが、QB Kolb の実力が未知数です。WASは Fat Albert をベンチで温め続けてほしい。NYGは、自慢の守備が持ち直すまでは苦しいかと。

NFC NORTH
z- GB
y- MIN
CHI
DET
スーパー王者予想の多いGB。Aaron Rogers はエリートQBの仲間入りをはたした感がありますが、スクランブルも多く、被サックも多いので怪我が心配。MINとガチンコの首位争いを繰り広げそうです。CHIもDETも、まだ今年は成績に反映しないかもしれないものの、着実に昨季よりは力をつけていると思います。

NFC SOUTH
z- ATL
y- NO
CAR
TB
NFC SOUTH では首位チームが毎年かわるのが当たり前。だからというわけではないですが、ディフェンディングチャンピオンは2位陥落予想。去年怪我に泣かされたものの、ATLもNOに負けず劣らずのタレントを揃えているチーム。皆が健康で過ごせれば、ランオフェンス、ランディフェンスともにATLに分があるような気がします。

NFC WEST
z- SF
SEA
ARI
STL
テキサンズもAFC WESTかNFC WESTに所属していたかった。。

y- Wild Card, z- Division, *- Division & Home Field Advantage

● PLAYOFFS予想
AFC Championship : ○ HOU - NE ×
NFC Championship : ○ DAL - NO x
Super Bowl : ○ HOU - DAL ×

● 個人タイトル予想
Offensive MVP : Andre Johnson (HOU)
Defensive MVP : Patrick Willis (SF)
Offensive Rookie of the Year : Ryan Mathews (SD)
Defensive Rookie of the Year : Rolando McClain (OAK)


2010年9月8日

地区ライバル情報 - TEN

個人的に、一番嫌いな相手かもしれません。試合は見ていて楽しいですが。
対戦成績ではまだまだ遅れをとっているので偉そうに言えないですが、今一番のライバルと言えばこのチームでしょうか。

Tennessee Titans
昨季成績 8-8(地区3位)
59対0という歴史的な大敗を含め、驚きの6連敗でスタートした昨季のTEN。
それでもWK7の Bye 明けから復調し、一時はプレーオフ戦線に舞い戻るほどの粘りを見せました。
終わってみれば8-8の5分。これだけでもよくコーチされた、まとまったチームだと言えます。今年もテキサンズにとって嫌な相手であることは間違いありません。
チームを牽引したのは、RB Chris Johnson とWK8より先発復帰した Vince Young。パス攻撃はリーグ23位とパッとしなかったものの、162Yds/G(リーグ2位)と走りまくったラン攻撃はやはり脅威です。
ただし、開幕直前の現時点で、RBのデプスは、C.J. の後ろは二年目の Javon Ringer のみ。身体が小さい C.J. だけに、オーバーワークと耐久性の心配からやや心もとない布陣だと言えます。
そんな C.J. 自身は今年は2500Yds突破できると豪語していますが(さすがにそれはさせませんが)。

TENオフェンスの影の立役者は盤石なOLです。
ランブロックはもとより、地味にパスプロテクションでも被サック15と、INDに次いで少ない数字となっております。V.Y. のスクランブルによるところも大きいとは思いますが、ヒューストンにとってはおなじみの Mike Munchak がOLコーチとして良い働きをしているのだと思います。
ですが今年はそのOLに入れ替えがあり、大ベテランの Kevin Mawae がいなくなりました。Eugene Amano がCに入り、Leroy Harris がLGにまわる予定です。
若返りがはかれて、タレントレベル的にダウングレードはないとされていますが、ここ一番でのベテランリーダーシップの不在がどう響くか。

リーダーシップと言えば、守備側でのベテラン放出がこのオフは目立ちました。LB Keith Bulluck に、DE Kyle Vanden Bosch と Jevon Kearse の放出。
確実にディフェンスは若返りましたが、それが吉と出るか凶と出るか、要注目です。
DLは、去年テキサンズ戦でも活躍し、プレシーズンでも目立ってた Jason Jones の成長が著しい。ビッグネームはいないものの、堅実な選手が並んでおり、Jeff Fisher 好みのラインアップと言えそうです。
今年もバチバチと激しいラインの攻防が見られそうですが、我らがOLもなんとか力負けせず、攻撃のリズムを作り出していって欲しいと思います。

DLはともかく、TENの最大の弱点はLB陣。Will Witherspoon の補強はあったものの、Bulluck のような精神的な主柱となれるような選手でもなさそうで、David Thornton もPUP、Gerald McRath も Cushing と同じく出場停止、と特にシーズン序盤で手薄なポジションとなりそうです。
加えてDB陣も、プレシーズンで頑張っていたCBの Alterraun Verner を除き目立った補強もなく、Safety 陣が去年の調子だと、Schaub to Andre のホットラインが今年も爆発するチャンスが大きいと思います。

TENは、無名だが若くて良いタレントが揃っているチーム。
決して侮れませんが、デプスをはじめ穴もたくさんあるのは事実で、シーズン終了後に6-10の成績でも10-6の成績でも不思議ではないような、そんな捉えどころのない相手だと個人的には思います。
直接対戦するのは今年は遅めのWK12(その後WK15に再戦)なので、その時までにはお互い色々とわかってくると思います。



2010年9月7日

地区ライバル情報 - JAC

53人枠へのロースターカットも終わり、いよいよ2010年シーズンの開幕が目前に迫ってきました。
毎年恒例の見事なまでに的中しないシーズン予想に入る前に、地区ライバルの状況を簡単にご紹介。
まずは昨年地区最下位だったJACから。

Jacksonville Jaguars
昨季成績 7-9(地区4位)
地区最下位とは言え、我らがテキサンズも二度破り、予想外に(失礼)善戦した昨季のJAC。
課題は明らかで、オフェンス/ディフェンス両方でパスが不発だったこと。
パス攻撃では、まずOLのパスプロテクションが今ひとつ機能せず、被サック44回。とある情報によると、リーグ一ヒットされたQBは Garrard だったようです。
それでも、今年二年目を迎える両OTのアップサイドは素晴らしく、これから安定してくるだろうと思います。
ライン自体よりも、その後ろに構える肝心の QB Garrard がやはり調子にムラがあり、あまりビッグプレーが出せないQB。
※と言いつつテキサンズは結構やられていますが。
QB補強はなかったので、Del Rio は今年 Garrard と心中覚悟かもしれません。

パスオフェンスよりひどかったのがパス守備。
JACがQBにプレッシャーを与えられないというのはもう誰もが知るところで、昨季はなんとチーム全体で14個。
実にMINの Jared Allen よりも少ないサック数です。
パスラッシュがでないもので、相手オフェンスにはいいように投げられ、235.9Yds/G はAFCワースト3位の記録でした。
当然今オフ最大の補強ポイントはDLで、ベテラン Aaron Kampan の獲得、そしてドラフトでも初めの4つの指名権でDL選手を指名と積極的に動きました。彼らの働きが今季JACのひとつのキーとなりそうです。
※なお、3巡指名の DT D'Anthony Smith はアキレス腱の負傷によりIR入りしています
ただ、パス守備に関しては、実はDL以上に問題がありそうなのが Safety 陣。
Reggie Nelson がついにトレードでチームを去りましたが、残っている S は無名選手ばかり。Schaub にとっては良いカモとなりそうな予感です。

最後に、要注意。JACのあなどれないポイントをご紹介。
まずは、言わずもがな、RB Maurice Jones-Drew。去年の試合、試合終盤にMJDを止められず、時間を使われて負けたのを未だ鮮明に覚えています。
プレシーズンほとんど出場せず、膝の怪我の噂もありましたが、今季も彼がJACのプレーメーカーであることは疑いようもない事実。今年はしっかり止めて、昨年の借りを返す2勝をもぎ取りたいところです。
そして守備側では、LB陣に要注意。
OAKから堅実な Kirk Morrison をMLBとして補強し、両サイドには地味ながら安定している Justin Durant と Daryl Smith が構えます。
テキサンズ得意のプレーアクションに加え、ドローやスクリーンでLB陣の裏をかき、守備のバランスを崩せれば、十分に勝てる相手だと思います。




2010年9月6日

53人枠

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記事書いている間に、Leinart との契約が決まったようです。
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開幕53人枠に向けたロースターカットが終わりました。少なくともひとまずは。

青字が新加入、赤字がカットもしくはIR入り、括弧書きが Practice Squad 入りです。

● オフェンス(24)
QB(2) : Matt Schaub, Dan Orlovsky, John David Booty

RB(4) : Arian Foster, Steve Slaton, Derrick Ward, Jeremiah Johnson, Chris Henry, Vonta Leach, Jack Corcoran
, (Chris Ogbonnaya)

WR(5) :
Andre Johnson, Kevin Walter, David Anderson, Jacoby Jones, Dorin Dickerson, Andre Davis(IR), (Bobby Williams), Derrick Townsel

OL(9) :
Duane Brown, Wade Smith, Chris Myers, Mike Brisiel, Eric Winston, Antoine Caldwell, Kasey Studdard, Rashad Butler, Shelley Smith, Chris White, Adam Stenavich, (Brett Helms), Steve Maneri, (Cole Pemberton)

TE(4) :
Owen Daniels, Joel Dreessen, James Casey, Garrett Graham, Anthony Hill(PUP), Derek Fine

● ディフェンス(25)
DL(9) : Antonio Smith, Amobi Okoye, Shaun Cody, Mario Williams, Frank Okam, Connor Barwin,
Jesse Nading, Tim Jamison, Earl Mitchell, (Malcolm Sheppard), Deljuan Robinson, Mitch Unrein

LB(6) :
Zac Diles, DeMeco Ryans, Brian Cushing (4試合出場停止), Xavier Adibi, Kevin Bentley, Darryl Sharpton, David Nixon, Danny Clark, (Isaiah Greenhouse), Will Patterson

CB(6) :
Glover Quin, Kareem Jackson, Antwaun Molden, Brice McCain, Sherrick McManis, Jamar Wall, Jacques Reeves, Mark Parson

S(4) : Bernard Pollard, Eugene Wilson, Dom Barber, Troy Nolan, (Torri Williams), Nick Polk

● スペシャルチーム(3)
K/P/LS : Matt Turk, Neil Rackers, Jonathan Weeks
, Kris Brown(IR)

Kris Brown が Neil Rackers とのポジション争いに負け、テキサンズの一時代が終わりました。
IR入りしましたが、Injury Settlement で契約見直し後にカットされる見込みです。
また、意外なところでは Jeremiah Johnson がリリース後、Practice Squad にも呼ばれませんでした。
怪我の具合があまり良くないからでしょうか。(治り次第、招聘される可能性はありますが)
これでいよいよ今週末に迫る開幕戦に向け、大方の戦力が決まりましたが。
まだまだ動きはありそうなので引き続き目が離せません。
チームロースター、Practice Squad ともに1名分空きがあるので、誰が入るかが要注目です。
いずれかの空きに三番手QBが入る見込みですが、ARIからリリースされた Matt Leinart 獲得の噂もあり、リーグからの注目も俄かに集まっています。
Leinart はあまり良い補強ではないと思いますが、TB戦での Orlovsky を見ていると、どっちもどっちかな、と。結局 Schaub の健康に今季がかかっているのは間違いなさそうです。
そのほかの噂では、前BUFの Aaron Schobel が引退を撤回してテキサンズ入りするのではないかという話題が流れています。
ベテランのリーダーシップ、若手のメンターという意味でもこちらの補強は個人的には大歓迎ですが。果たしてどうなることでしょうか。



2010年9月2日

生き残り

いよいよプレシーズンも最終戦。
1st String の選手は欠場、もしくは出場してもかなりプレータイムが限定される試合となりますが、生き残りをかけた選手達にとっては最後のアピールの場になります。
週末には約20人がカットされるという、審判の日。当落線上にいる選手達は下記赤字になります。

● オフェンス
QB :
Matt Schaub, Dan Orlovsky, John David Booty
果たしてQBは3人残すか、2人でいくのか。Booty は Practice Squad に入れられるので、2人が濃厚でしょうか。

RB : Arian Foster, Steve Slaton, Jeremiah Johnson, Chris Henry, Vonta Leach, Jack Corcoran

Foster - Slaton - Johnson の3人でほぼ決まりだと思いますが、今ロースターにいない選手を補強するという噂も聞きます。
いずれにせよ、Henry にとっては苦しい展開となりそうです。

WR :
Andre Johnson, Kevin Walter, David Anderson, Jacoby Jones, Andre Davis, Dorin Dickerson, Bobby Williams, Derrick Townsel
Jacoby の台頭もあり、怪我もあり。Davis はカットが濃厚か。かわりに新人 Dickerson は滑り込みそうな予感がします。

OL :
Duane Brown, Wade Smith, Chris Myers, Mike Brisiel, Eric Winston, Antoine Caldwell, Kasey Studdard, Rashad Butler, Chris White, Adam Stenavich, Brett Helms, Shelley Smith, Steve Maneri, Cole Pemberton
White はプレシーズンで悪いところが目立ちました。若くて将来性ある Shelly Smith が入る可能性もあり得ます。

TE :
Owen Daniels, Joel Dreessen, James Casey, Anthony Hill, Garrett Graham, Derek Fine
上位4人は鉄板。Hill はPUPかIR入りでしょうか。

● ディフェンス
DL : Antonio Smith, Amobi Okoye, Shaun Cody, Mario Williams, Frank Okam, Deljuan Robinson, Connor Barwin, Jesse Nading, Tim Jamison, Earl Mitchell, Malcolm Sheppard, Mitch Unrein

個人的には気に入りませんが、Kubiak の談話を聞いていると、Deljuan を差し置いて Okam がロースターに残りそう。
Nading、Jamison、Sheppard のうち一人はカット。

LB :
Zac Diles, DeMeco Ryans, Brian Cushing (4試合出場停止), Xavier Adibi, Kevin Bentley, Darryl Sharpton, Danny Clark, Isaiah Greenhouse, Will Patterson
層の厚いはずのLBが一気に手薄になってしまった今オフ。Adibi 復帰は良いニュースです。

CB :
Glover Quin, Kareem Jackson, Jacques Reeves, Antwaun Molden, Brice McCain, Mark Parson, Sherrick McManis
7人残すことは恐らくないはず。McManis はKRもできるので、Parson が危ういか。


S : Bernard Pollard, Eugene Wilson, Dom Barber, Troy Nolan, Torri Williams, Nick Polk
この4人で多分決まり。Kubiak は Troy Nolan をべた褒めしてました。


K/P/LS : Matt Turk, Kris Brown, Neil Rackers, Jonathan Weeks
Brown と Rackers は依然互角。個人的には、昨年の出来から Brown は全く信用できなくなってしまったので、Rackers 残留が希望です。心情的には、残念ですが。

Weeks は意外な残留があるかもしれません。