2010年9月12日

WK1 予想 vs IND

いよいよ、テキサンズ開幕戦目前!地区ライバルINDの情報兼WK1のプレビューをお送りします。
INDはテキサンズにとってはまさに天敵、これまでフルシーズンに相当する16回対戦し、勝利は06年のわずか1回のみという惨状。
ここ最近は良いゲームを展開するものの、ローゼンコプターやミスFGなどで、4Qに劇的な大逆転を許すというのが、悲しいお決まりとなっています。
昨季14-2でレギュラーシーズンを終え、Super Bowl まで進出したIND。主力選手の流出もなく、むしろ、Bob Sanders や Anthony Gonzalez の復帰により、一段とチーム力を強めており、周りのタレント以上に、やはり No.18、Peyton Manning がいる限り、シーズン一の強敵となることは間違いありません。
高い山ですが、IND攻略のカギは下記となりそうです。

まずは、INDのOL。昨季リーグ最少の13被サックで Manning の壁となったOLですが(サックが少ないのは Manning の動きによるところもありますが)、開幕時点でロースターの組み換えがありそうです。
最も注目はLT。Tarik Glenn の後釜として07年にドラフトされた Tony Ugoh が大成せず、bust 扱いで先週遂にカットされました。LTには、昨年 Ugoh からポジションを奪った Charlie Johnson が引き続きいるものの、足の怪我により出場が微妙な状態です。
Johnson が欠場した場合、ドラフト外新人の Jeffrey Linkenbach が Manning のブラインドサイドを守ることになりそうです。
対峙するのは、Super Mario。当然1対1のマッチアップを避けるべく、INDが2TEセットを使用し、Mario のサイドにもう一枚のTE、Brody Eldrige もつけてくることが予想されます。
飛び道具が1枚減れば、経験の浅いテキサンズセカンダリーにとってはそれだけ優位。
加えて、完全アイソレーションされる RT Ryan Diem のサイドから、Antonio Smith や Connor Barwin がプレッシャーを与えられば、試合運びが楽になります。
サイドからのプレッシャーを有効にかけるには、ライン中央からのプッシュでポケットを潰すことも重要。この試合、INDの大ベテラン C Jeff Saturday も膝の怪我により questionable となっており、Amobi の奮起が期待されます。

一方で、テキサンズオフェンスの生命線もOLのパスプロテクション。点の取り合いの展開になるとやはり Schaub の肩に勝敗がかかってきますが、IND自慢の Dwight Freeney / Robert Mathis の両エンドを抑えきれないと、いつもの「ミスから自滅」パターンに陥りかねません。Winston と、3年目 Duane Brown の真価が問われる一戦となりそうです。
ラン攻撃では、帰ってきた SS Bob Sanders 対 Rick Dennison と Arian Foster 率いる新生ランオフェンスの勝負が見物。
プレシーズンで見られたように、Dennison はゾーンブロッキングに拘らず、幾種のランを用意しているようで、決して強くはないINDのラン守備の虚を突ければ、ビッグゲインで Foster がゲームMVPとなることも十分可能かと思います(というか期待しています)。もちろん、ファンブルは厳禁。

テキサンズは Dennison を得ましたが、INDもコーチ陣の交替がされております。Tom Moore がようやく退陣し、Clyde Christensen が新たなプレーコーラーとしてOCに就任しました。
リーグに加入以来12年間、同じOC、ラインコーチとRBコーチで過ごしてきた Manning にとって、はじめて経験するコーチ陣の交替。※ラインコーチ Howard Mudd も引退
ですが、Christensen もWRコーチとしてここ8年INDのレシーバー達を指導してきており、決してニューフェイスではないこと。かつここ数年は、3rd Down のプレーコールを一部引き受けていたという噂もあり、コーチ陣交替によるINDオフェンスへの影響は限定的と言えそうです。
コーチ陣交替よりも、シーズン序盤にやや響きそうなのが、新たに導入されたアンパイア・ルール。審判の身の安全を守るため、アンパイアがLBの後ろではなく、QBに後方に陣取ることになった今季。
ボールが置かれてから、RBの後ろに退くまでボールスナップをすることが許されず、Manning のノーハドルオフェンスのテンポをこのルールが崩してくれるかもしれません。
No.18のことなので、すぐ適応はするでしょうが、開幕緒戦ではまだテキサンズディフェンスの方に優位に働きそうです。

色々書きましたが、相変わらずの強敵のIND。
開幕戦からかなりハードな試合となってしまいましたが、同地区にいるだけに年間2回の対戦は避けられない相手。
今年こそプレーオフに出場するためにも、幸先よく勝利して、スタートダッシュを決めて欲しいと思います。
予想 : (WIN) IND 21 - HOU 24

3 件のコメント:

クロポトキン さんのコメント...

テキサンズもとうとう9シーズン目を迎えますね。いよいよ開幕戦にして最も重要といっていい試合ですね。

仰るとおり、キーマンはMarioだと思います。それとOkoyeやMitchellがインサイドからラッシュできるか。いずれにしてもライン戦で圧倒してManningをパニックに陥れることが出来るかが重要ですね。たぶんClarkにはある程度やられるでしょうけど、RACを許さないD#をすること。それとレッドゾーンで踏ん張ること。とくかくD#頑張ってくれ!という感じですね。

To do さんのコメント...

To doです。
全くの同感。Line戦でどれだけやれるか、それがすべてでしょうか。Sackはきつくても、おでこにやりたいようにさせない、そうすることでミスが生まれ、どこかで止められます。
昨年もずいぶん安定していたOLですが、Freeney, Mathisにはなぜか(もちろん良い選手ですが、特に)やられている気がします。こちらも奮起です。
頑張れ!!!

texamaniac さんのコメント...

大興奮の開幕戦で眠気もふっとびました!