2011年4月30日

Brooks Reed / Brandon Harris

2011年ドラフト二日目、依然進行中ですが、テキサンズは予定より早く指名終了(ないとは思いますが、これ以上トレードをしない限りは)。
まずは全体42位で Brooks Reed (DE, Arizona) を指名後、3巡指名権と5巡指名権によるトレードアップで、NEの2巡を獲得。全体60位で、Brandon Harris (CB, Miami) を指名しました。
大大満足の二日目となりました。

● Brooks Reed
一番の懸念材料であった3-4 OLBですが、ベストマッチのパスラッシャーを獲得。
特筆すべきはファーストステップの速さで、コンバインでの10Ydsスプリットタイムが、Von Miller や一部CBよりも速かったとのこと。
これでテキサンズフロント7が、固まりました。
LB陣は DeMeco と Cushing が中、Reed と Barwin が外。そしてDLは守備陣形に応じて、Mario、Smith と昨日の1巡指名 Watt が内/外にラインアップ。
このメンバーで Wade Phillips がどんな守備を展開するか、本当に楽しみになってきました。


● Brandon Harris
そして Harris。幾つかのモックでは、1巡での指名も予想されていたほどのタレント。
CB層は、Harris や Aaron Williams、Ras-I Dowling 以降は大きな実力差があるとも言われており、5巡放出の代価を考えても、60位で獲得できたことはかなりのバリューだったと思います。
The U というビッグクラブで、トップレベルの大学WR陣達と渡り合ってきた経験を活かし、こちらもまた即戦力として期待大です。
ドラフト結果如何にかかわらず、FAで頼れるベテランCBを入れる必要があると思いますが、CB土台も整ってきました。
Quin のFS転向にも踏み切れるかと思います。


さあ、後は最終日。
DTとSタレントはもうなさそうなので、願わくばWRとOLデプス、そしてスペシャルチームでも貢献できるLBをもう一人といったとkろでしょうか。

2011年4月29日

テキサンズ2nd/3rdRnd予想

2nd Round, 3rd Round のドラフトが行われるDay 2。
テキサンズの指名は、2巡目は10位(全体42位)、3巡目は9位(73位)に巡ってきます。
二日目もやはりディフェンスに重しをおいた指名を行うでしょう。
そしてまだまだ魅力十分な守備選手が大勢残っています。
迷うところですが、LB、そしてCBが無難か。
1巡で、意外なことに(?) J.J. Watt というDEの指名を行ったことで、依然として一番の課題は手薄なLB陣。Day 2での獲得は必須だと思います。
願わくば2巡目で Justin Houston か Akeem Ayers、Brooks Reed あたりが転がり込めば大満足ですが、指名済みであれば、CBの Aaron Williams か Brandon Harris(Harrison ではない。笑)あたりも魅力です。
モックで多い S Rahim Moore の指名も問題なしと思いますが、個人的には Glover Quin のFS転向に賛同していることもあり、CB補強がよりプライオリティが高いと考えます。
※ベストシナリオは、ドラフト後に無理のない値段で Nnamdi Asogmuha をとることですが。まあそれはないですかね。

そしてテキサンズ以外で楽しみなのが怪我によりスリップ中の Da'quan Bowers の行方。トップ10のタレントと言われた選手をどこが拾うか。NEなだけに、2巡目頭で早々に呼ばれる可能性もゼロではないかもしれません。

J.J. Watt

2011年ドラフトのDay 1が終わりました。
テキサンズが全体11位で指名したのは、Wisconsin 出身の DE J.J. Watt。
Nick Fairley や Robert Quinn、Prince Amukamara がまだ残る中で、ややノーマークの指名でした。
が、D.C. Wade Phillips は大層お気に入りのようで、ひとまずそれで良しとしましょう。
(個人的には Fairley を見たかったが・・・)
Watt の持ち味は、既にフルパワーで全力疾走というプレースタイルと、練習熱心なところ。そして、FGのブロックやパスディフレクト等、とにかくビッグプレー・メイカーであるところと言われています。
4-3でのLDE、もしくは3-4では 5-technique がナチュラルポジションとなりそうですが、DTにもラインアップできると Wade も言っており、他選手を交えて様々な守備体系が展開できそうです。
うまくはまれば、"使い勝手"の良い貴重な戦力となるかもしれません。
Watt 指名により、DeMarcus Ware に相当するパスラッシングOLBに、ドラフト指名選手ではなく Mario をあてる、という動きもありそうです。
一方で気になるのが Antonio Smith との住み分け。
昨年のテキサンズ一のDラインマンは間違いなく Smith だったと思います。
Smith と Watt の良さをうまく引き出しながら、DL全体の底上げになれば良いですが。Wade の手腕に期待がかかります。

2011年4月28日

テキサンズ1stRnd予想

例年通りMockを出そうかと思いましたが、ただでさえ当たらない予想が、今年はロックアウトの影響もあり、いつも以上に不透明要素が多いので諦めました。
かわりに、わがテキサンズに焦点を当て、1st Roundをプレビュー。
個人的な好き嫌いの世界ですが、ドラフトして欲しい選手を希望順でリストアップしてみました。

☆ Von Miller (OLB, Texas A&M)
◎ Robert Quinn (DE, North Carolina) / Nick Fairley (DT, Auburn) / Patrick Peterson (CB, LSU)
○ Cameron Jordon (DE, California) / Aldon Smith (DE, Missouri) / Prince Amukamara (CB, Nebraska)
△ 上記以外の3-4OLB / Jimmy Smith (CB, Colorado)

テキサンズの一番の補強ポイントは、OLB。
3-4への移行に伴い人材が必要な上に、主力となるはずの DeMeco と Barwin が揃って怪我明けということもあり、ドラフトでは即戦力の獲得が望まれます。
3-4 OLBとしてベストマッチなのは Von Miller ですが、残念ながら11位指名までスリップするのは考えにくい状況です。
一部ではトレードアップして獲得すべきとの声もあがっていますが、獲得には恐らく2巡指名権も合わせて手放す必要あり。
守備陣全体にまだまだ穴が多いことを考えると、玉数を減らすトレードアップには個人的には反対です。
同様にトレードアップしての獲得噂があるのがCBの Patrick Peterson。こちらも11位までこぼれて、余分な代価なしに獲得できるのであれば大満足ですが。
昨年一巡で Kareem Jackson を指名したこともあり(Jacksonを諦めるのはまだ早い)、また、セカンダリーを楽にさせるにはフロント7強化が最善であるという考えのもと、CBよりもOLB/DLの優先度が高いと考えます。
世に出回っているMockで以外と出てこないのが、Fairley のテキサンズ入り。
TENの指名が濃厚ということもあり、こちらもなかなか厳しそうですが。QB人気が高まれば意外なスリップもありえるかもしれません。
Fairley は3-4のDTとしてはサイズ不足感が否めませんが、一部では Marcell Dareus より上とも評されるほどのタレントの持ち主。恐らくDEでも十分に働くことができそうで、柔軟にDLの組み合わせを展開できそうです。
○△以下は、個人的には皆似たりよったりかと。
このレベルのタレントに落ち着く場合は、願わくばトレードダウン(QBかJulio Jonesあたりが漏れたらそれを餌に)できれば大満足です。
何にしても楽しみなドラフト。暫く外していますが、'06年のような当たり年となることを切に願っております。
最後におまけとして、全ラウンドを通じてテキサンズが指名するポジション。下記の通りと予想します。
OLB/DE x 2, CB, DT, OT, OG, WR


2011年4月25日

2011ドラフト週間

3/11の東日本大震災から早くも1ヶ月半になります。
お亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、今なお苦しい生活を強いられている被災者の皆様にもお見舞い申し上げます。

当ブログは震災とは無関係に止む無く長期の休みに入っておりましたが(仕事、プライベートでの諸事情により)、ロックアウトの様子を見つつまた徐々に復活しようと考えております。
さて、早いもので今週末には2011年のドラフトが開催されます!
ロックアウトの影響により、今年はFA市場解禁前にドラフトが行われるという、例年とは違ったスケジュール。
各チームとも、ニーズに強く縛られることなく柔軟に選手を選べるとあり、これはこれで面白いドラフトになりそうです。
そんな中、我がテキサンズの一巡指名は全体11位。
ドラフト位置が動かなければ、トップ10が掃けた後の微妙なポジションではありますが、十分に即戦力となる選手が期待できる位置かと思います。
果たして誰を指名するか。
テキサンズの補強ポイントはやはりボロボロであった守備に重点がおかれるものと思われます。
3-4への移行に伴い、また、昨季怪我人が続出したこともあり、特に手薄なのはLB陣。テキサンズ版 DeMarcus Ware をなんとか見つけることができれば良いですか。
そして、弱小CB陣の手直しと、パスカバーができるSの補強も必須。
D-Lineの真ん中でドシっと構えてくれるDTも依然手直しが必要という状態で、こう挙げてみると(わかってはいましたが)守備陣はほぼ全てにメスを入れる必要がありそうです。
一方オフェンス側では、昨季 Arian Foster の開花もあり、課題であったラン攻撃は解決されました。(オフに Vonta Leach リリースとなるとマイナスですが)
懸念材料は、WR陣。Jacoby と Walter が2010年はパッとしなかったこともあり、また、O.D.も特にシーズン序盤は復調まで程遠かったこともあり、今オフはA.J.の負担を減らせるもう一枚のレシーバー探しがありそうです。

そんなこんなで楽しみなドラフト、直前にまた当たらない Mock でも出そうと思います。