2010年4月30日

地区ライバルドラフト情報

地区ライバルの2010年ドラフト成果をご紹介。

● IND
堅いドラフト。上位3名は、即守備のローテーション入りして、貢献できる選手。
弱点とされるOLも、McClendon でデプスを、そして今ドラフト一のブロック力を誇るTEを指名し、Manning を支えるには十分か。
そして、最後に指名した Fisher はビッグプレーの恐れがあるりターナー。嫌らしい相手かもしれません。

R1/#31 Jerry Hughes(DE, 6'2", 255, TCU)
R2/#63 Pat Angerer (LB, 6'0", 235, Iowa)
R3/#94 Kevin Thomas (CB, 6'0", 192
, Southern Cal)
R4/#129 Jacques McClendon (OG, 6'2", 305
, Tennessee)
R5/#162 Brody Eldridge (TE, 6'5", 261, Oklahoma)

R7/#238 Ricardo Mathews (DT, 6'3", 294, Cincinnati)
R7/#240 Kavell Conner (LB, 6'0", 242, Clemson)
R7/#246 Ray Fisher (DB, 5'9", 185, Indiana)

● JAC
今ドラフト最大のリーチとされた Alualu の10位指名にはじまったJACのドラフト。自らの信念を貫き、はじめの4人が全てD-Linemen。
それに伴い、John Henderson と Montavious Stanley の両DTが放出され、入れ替え&若返りが進むことになります。
何とも偏ったドラフトに見えますが、ドラフト中のトレードで、OAKからベテランLBの Kirk Morrison を獲得したのは良い動きだったかもしれません。
あとは、補強がならなかったQB。Del Rio は David Garrard と心中覚悟でしょうか。
R1/#10 Tyson Alualu (DE, 6'3", 295, California)
R3/#74 D'Anthony Smith (DT, 6'2", 304, Louisiana Tech)
R5/#143 Larry Hart (DE, 6'1", 248, Central Arkansas)
R5/#153 Austen Lane (DE, 6'6", 276, Murray State)
R6/#180 Deji Karim (RB, 5'11", 205, Southern Illinois)
R6/#203 Scotty McGee (KR, 5'9", 190, James Madison)

● TEN
TENの補強ポイントとされていたのはDL、LB、CB、S、そしてWR。
各ポジションで漏れなく選手を指名し、まずは万全のドラフトと言ったところでしょうか。
注目はやはり1巡指名のパスラッシャー Morgan。Kyle Vanden Bosch と Jevon Kearse が欠けた今、即座にフィールドに立つことになるはず。要注意です。
R1/#16 Derrick Morgan (DE, 6'3", 266, Georgia Tech)
R3/#77 Damian Williams (WR, 6'1", 197, Southern Cal)
R3/#97 Rennie Curran (LB, 5'11", 235, Georgia)
R4/#104 Alterraun Verner (CB, 5'10", 189, UCLA)
R5/#148 Robert Johnson (DB, 6'2", 200, Utah)
R6/#176 Rusty Smith (QB, 6'5", 230, Florida Atlantic)
R6/#207 Myron Rolle (SS, 6'2", 215, Florida State)
R7/#222 Marc Mariani (WR, 6'0", 185, Montana)
R7/#241 David Howard (DT, 6'3", 298, Brown)

2010年4月29日

'10年ドラフト2日目・3日目レビュー

三日間かけて行われた2010年ドラフトも終わりました。
テキサンズは、7つのラウンドで、計9人の新人選手を指名。RD2以降の8選手につき、紹介します。

● Ben Tate - RB (R2/#58)
Auburn 出身、5'11"、220
ゾーンオフェンスに最適なワンカット型RB。スピード、パワーともに優れ、ショートヤードやゴールラインで着実なゲインやTDが期待できる選手。Slaton とのRBデュオは脅威となるはず、大いに期待です。


● Earl Mitchell - DT (R3/#81)
Arizona 出身、6'2"、300
ややリーチともとれる指名ではあったものの、Bill Kolar 好みのスピードあるDT。サイズ不足の感は否めないものの、スナップ後の飛び出しが速く、3 Technique DT として Amobi のポジションを脅かす存在となるかもしれません。ヒューストン出身の地元民。


● Darryl Sharpton - LB (R4/#102)
Miami 出身、5'11"、236
テキサンズ好みのハードヒッター。スペシャルチーム、そしてLBデプスとして貢献できる選手。


● Garrett Graham - TE (R4/#118)
Wisconsin 出身、6'3"、243
またしてもTE?と正直はじめは納得できなかったピックですが。O.D.と比較されるだけありパスキャッチ力がある上に、ドラフト時比較ではO.D.よりブロック力があると評される選手。期待した活躍を見せられれば、2TEセットオフェンスでフィールドに立つチャンスが大いにありそう。なお、テキサンズTE陣ですが。O.D.が11月にACLの手術、Joel Dreessen は1月に肩の手術、Anthony Hill も昨12月にACL手術、そして James Casey も半月板損傷でシーズン中苦しみました。

● Sherrick McManis - CB (R5/#144)
Northwestern 出身、5'11"、195
パス偏重リーグで、CBは多いに越したことはありません。Fred Bennett や Antwaun Molden を差し置いてロースターに残れるか、勝負の夏です。

● Shelly Smith - C/G (R6/#187)
Colorado State 出身、6'3"、300
C/Gのタレントがやや弱かった今ドラフト。明らかな Need ポジションでしたが、テキサンズが指名できたのはR6に入ってからでした。ややサイズに不安があるが、フットワークは良さそうで、テキサンズのオフェンスにぴったりハマるラインマン。しっかり吸収すれば、数年後に化けてくれるかもしれない選手。

● Trindon Holliday - KR/PR (R6/#197)
LSU 出身、5'5"、166
ポジション的にはWRだが、WRではなく、間違いなくリターナーとしての素質を買われて指名された選手。100メートルを10秒で走る驚異的なスピードの持ち主で、ビッグリターンに期待がかかります。個人的には、テキサンズも遂にこのような選手(スペシャルチームの専門家)に手を伸ばすだけの余裕が出てきたか、と嬉しい指名でした。リターナーとしてチームに残れれば、Jacoby はWRに専念して更なる飛躍をとげられるかもしれません。


● Dorin Dickerson - WR/TE (R7/#227)
Pittsburgh 出身、6'4"、226
R3、R4指名が濃厚とされていた選手で今ドラフト一のバリューピック。またTEか、という指名ですが。テキサンズとしてはWRとしてラインアップさせる予定です。サイズがあるので、レシーバーとして大成できれば、ミスマッチを起こせる有力なオプションとなりそう。が、TE/WRもできず中途半端な選手で終わる可能性も大。



2010年4月24日

Kareem Jackson

ドラフト1巡でテキサンズが指名したのは、Alabama のCB、Kareem Jackson でした!
Jackson は、Nick Saban のもとで経験を積み、NFL ready なCBであると言われています。
Dunta の穴を埋め、即戦力として働いてくれることは間違いありません。

Kareem Jackson より評価が高いとされている Kyle Wilson や Devin McCourty が残っているなかで、何故敢えて Kareem を指名したのか、ともっぱらの話題になっておりますが。
Nick Saban のもと鍛錬を積んできたことで、正に即戦力として期待できるCBであること。そして、フィジカルが強く、ハードタックルに定評があるので、Pollard、Cushing らと並び、”アグレッシブで強い”守備を目指すテキサンズとしては最適の人選だったのではないかと思います。

http://www.nfl.com/videos/nfl-draft/09000d5d817b6352/Texans-take-Jackson

2010年4月22日

ドラフト前日

仕事に忙殺されており、今年はなかなかドラフト情報を追えていません。。
テキサンズはRB、CBの2ポジションが最大の補強ポイントとなっておりますが、1巡ではたしてどちらを獲得するか、はたまたベストタレントを狙って他ポジションを指名するのか。
かなりわくわくします。
個人的には、1巡ではCBを指名してほしいところ。
Slaton(個人的にはまだまだ信じてあげたい)、Fosterらある程度の選手は揃っている一方で、CBはやはり(色々思うところはあるけど)Dunta が抜けてしまったことに大きな不安を覚えます。
昨年ランが出なかったのは、RBだけでなくOLの出来もかなり影響していると思いますし、ランがなくとも爆発的なパスオフェンスは健在ですから。
大金を払うことになる1巡指名選手ですが、RBは短命なので、リスクが高いというのもあります。
以上の理由で、個人的な理想は、
R1 CB
R2 RB
R3-5 C/G、FS、DT
R6-7 ベストタレント
といったところでしょうか。 

2010年4月18日

地区ライバル情報 - IND

地区ライバル・ブレイクダウンの最終回は、IND。
HC Dungy の引退に揺れた昨オフでしたが、後継を務めた Jim Caldwell がよくチームをまとめ、#18が自身4度目となるシーズンMVP受賞というおまけ付きで、AFC王者となりました。
が、最終舞台のスーパーボウルではNOに敗れ、下馬評有利の中での敗戦で、Manning のポストシーズンでの勝負弱さがクローズアップされています。
それもそのはず、Manning はプレーオフでは実に9勝9敗(SB 1勝1敗)と5分の成績。レギュラーシーズンの成績を考えると、確かに物足りない結果となっております。

● '09シーズン・プレーバック
苦い終わりとなってしまいましたが、AFC王者への返り咲きも果たし、良い一年だったのではないかと思います。
目立ったのは若手の台頭。P.Garcon、A.Collie という1,2年目WRコンビ。守備側でも、J.Lacey、J.Powers の二選手が安定したCBプレーを見せていました。

● オフシーズンの動き
目立った動きはありませんでしたが、意外な選手のカットが続きました。OG Ryan Lilja、DB Marlin Jackson、DE Raheem Brock 等。彼らが抜けた穴を埋めるのが、今ドラフトでの優先事項となりそうです。
そして地味ながら忘れてはならないのが、バックアップQB。Jim Sorgi が今季より Peyton から Eli Manning のバックアップを務めることとなり、デプスの観点で補強もありそうです。

● ドラフト展望
INDの穴は、ラン・オフェンス。Peyton がいる限りパスだけで点は稼げるし、ゲームにも勝てるのがINDですが。
先発Gの Lilja の離脱もあり、ドラフト高位での補強はまず間違いないところか。
若手が多いCBや、怪我がちな Freeney と Mathis の負担を和らげるパスラッシャーの獲得も課題となりそうです。

2010年4月12日

地区ライバル情報 - JAC

ファンの方にはいきなり失礼ですが、何故このチーム相手に昨季2敗したかが正直わかりません。
JAC - 同地区ライバル・ブレークダウンの2回目はこのチームになります。

● '09シーズン・プレーバック
前年に5-11と失意のシーズンを送り、'09年のオフを迎えたJAC。チームの顔であった Fred Taylor をはじめ、Dayton Florence、Jerry Porter といったベテラン選手の首を切り、再建への道を歩み出しました。
自らの首もかかった HC Del Rio は、積極的なドラフトを展開。結果的にこれが良い方向に転び、新人選手達が新生JACの軸として多いに活躍しました。
Eugene Monroe(1巡)、Eben Britton(同2)の両OT、DT Terrance Knighton(3)、CB Derek Cox(3)の4選手が先発ロースターに躍り出て、WR Mike Thomas(4)、TE Zach Miller(6)、RB Rashard Jennings(7)らの貢献も大きかった一年。
終わってみれば、地区最下位とはいえ7-9という成績で、最後までプレーオフ争いに食い込んでいました。

● オフシーズンの動き
JAC最大の弱点、それはパスラッシュにあると言われています。
'08年ドラフトで獲得した DE Derrick Harvey と Quentin Groves がこれまで不発で、3-4守備等を試してもこれまた不発。昨季は14SCKと、不名誉なリーグ最下位のサック数に終わりました。
そこで獲得したのが、前GBの Aaron Kampan。'06(15.5SCK)、'07年(12.0)とAll-Proに選出された Kampman は、正にチームが求めていたサック・アーティスト。
頼れるベテランがREに入ったことで、Harvey や Groves もようやく化けるのではという期待がJACでは高まっています。
が、その Kampman もACL手術明け、年齢も30歳と決して若くはない選手。かつて Hugh Douglas というベテランDEで外しているだけに、楽観視はできないところかと思います。

● ドラフト展望
随所に補強ポイントが見られますが、やはり目がいくのはDE、LB、そしてSという守備陣。
Manning、Chris Johnson、そして我らがテキサンズオフェンス陣と、同地区内で強力なオフェンスと対峙する必要があり、インパクト選手、デプスの両面で手が入るものと思われます。
ただし、10位という高位での1巡指名権については、どう転ぶかが読みにくいところ。
昨年のドラフトで、Derek Cox 獲得のために2巡指名権を手放してしまった(NEにトレード)こともあり、獲得枠拡大のためにトレードダウンを狙ったとしても不思議ではありません。
はたまた、QB Jimmy Clausen、WR Dez Bryant や RB C.J. Spiller 等、スキル・ポジションでの大物獲得に動くことも可能。
JACの動きが、今ドラフトに大きな波紋を広げるかもしれません。

2010年4月6日

PollardとRackers

ドラフト月がやってきました。
FA絡みのビッグニュースがないオフでしたが、Donovan McNabb のWASへのトレード、そしてSTLから Marc Bulger のリリースと、ここにきて先発級QBの動きがNFCで出ております。
が、テキサンズファンとしてはそんなことよりも大きなニュースが。

まずは、SS Bernard Pollard。先週金曜に、RFAのテンダーにサインし、$2.521Mでの残留が決まりました。
昨季途中に加入し、守備向上の立役者として大活躍した Pollard。
今季も同じ働きをしてくれると期待しています。そして目指せ、長期契約!

そして次に、K Neil Rackers とのサイン。2年、$4.1Mでの契約とのことです。
昨季21/33のFG成功率と低迷した Kris Brown ですが、いよいよ生き残りをかけたポジション争いが始まります。