2010年4月12日

地区ライバル情報 - JAC

ファンの方にはいきなり失礼ですが、何故このチーム相手に昨季2敗したかが正直わかりません。
JAC - 同地区ライバル・ブレークダウンの2回目はこのチームになります。

● '09シーズン・プレーバック
前年に5-11と失意のシーズンを送り、'09年のオフを迎えたJAC。チームの顔であった Fred Taylor をはじめ、Dayton Florence、Jerry Porter といったベテラン選手の首を切り、再建への道を歩み出しました。
自らの首もかかった HC Del Rio は、積極的なドラフトを展開。結果的にこれが良い方向に転び、新人選手達が新生JACの軸として多いに活躍しました。
Eugene Monroe(1巡)、Eben Britton(同2)の両OT、DT Terrance Knighton(3)、CB Derek Cox(3)の4選手が先発ロースターに躍り出て、WR Mike Thomas(4)、TE Zach Miller(6)、RB Rashard Jennings(7)らの貢献も大きかった一年。
終わってみれば、地区最下位とはいえ7-9という成績で、最後までプレーオフ争いに食い込んでいました。

● オフシーズンの動き
JAC最大の弱点、それはパスラッシュにあると言われています。
'08年ドラフトで獲得した DE Derrick Harvey と Quentin Groves がこれまで不発で、3-4守備等を試してもこれまた不発。昨季は14SCKと、不名誉なリーグ最下位のサック数に終わりました。
そこで獲得したのが、前GBの Aaron Kampan。'06(15.5SCK)、'07年(12.0)とAll-Proに選出された Kampman は、正にチームが求めていたサック・アーティスト。
頼れるベテランがREに入ったことで、Harvey や Groves もようやく化けるのではという期待がJACでは高まっています。
が、その Kampman もACL手術明け、年齢も30歳と決して若くはない選手。かつて Hugh Douglas というベテランDEで外しているだけに、楽観視はできないところかと思います。

● ドラフト展望
随所に補強ポイントが見られますが、やはり目がいくのはDE、LB、そしてSという守備陣。
Manning、Chris Johnson、そして我らがテキサンズオフェンス陣と、同地区内で強力なオフェンスと対峙する必要があり、インパクト選手、デプスの両面で手が入るものと思われます。
ただし、10位という高位での1巡指名権については、どう転ぶかが読みにくいところ。
昨年のドラフトで、Derek Cox 獲得のために2巡指名権を手放してしまった(NEにトレード)こともあり、獲得枠拡大のためにトレードダウンを狙ったとしても不思議ではありません。
はたまた、QB Jimmy Clausen、WR Dez Bryant や RB C.J. Spiller 等、スキル・ポジションでの大物獲得に動くことも可能。
JACの動きが、今ドラフトに大きな波紋を広げるかもしれません。

2 件のコメント:

To do さんのコメント...

To doです。
モックドラフトを見ていても、SなのかLBなのかそれでもDEなのか、RBやQB指名に走るのかはたまたティーボウを取るのか、方向性がつかめないチームの一つ。Texamaniac様のご指摘の通り、指名順位も面白そうな所にあるので、トレードアップやトレードダウンの中心になるのかもしれません。
Texansとしては、昨年の借りを連勝で返したい所だと思います。

クロポトキン さんのコメント...

JACのサック数についてはAFC-Sのパスプロテクションの優秀さをよく表していると思います。そういう意味でパスラッシュよりセカンダリーを充実させてくるのではないかとっ予想しています。BerryやHadenが落ちてきたら指名しそうな気がします。Tebowは地元のスターでもありますし、3巡まで残ったら可能性がありそうですね。テキサンズはモビリティのあるQBはかなり苦手なのでちょっと怖い気も・・・。