2008年11月2日

WK9 予想 @MIN

MINは掴みどころのないチームです。
タレント豊富で、開幕前にはNFC制覇をも予想した人が少なからずいました。が、蓋を開けてみたら現在テキサンズと同じ3-4、CHI、GBに次いで現在 NFC North 3位となっております。
試合内容も、WK6にはホームで最下位DETを迎えながら10-12とロースコアで辛勝。かと思いきや翌WK7にはCHIの Soldier Field でこの2チームにしては珍しい撃ち合いの末、41-48で敗戦。
未だゲームに安定感を欠けるという状況です。
Bye Week 明けの今週、チームがどう練習を積んできたかが見ものです。5割に戻すか、3-5とするか、両者ともに落とせない一戦です。

テキサンズが勝つためにやらなければならないこと。
A.D.にある程度走られることは仕方ないとして、パス・ランともにビッグプレーをまずは許さないことです。
怪我の DeMeco が足の怪我で本調子ではないため、DT Amobi、TJ、DelJuan Robinson がしっかりとランプレーについてゆき、LB/セカンダリー陣はタックルミスをしないことが重要です。
出来れば、3rd & Long の状況に持ち込み、Ferotte のパスを強いるようにしたいところ。ただ、それも Ferotte にプレッシャーを与えられなければ、いかにMINパス攻撃でも通される可能性はあります。
パスシチュエーションでREに位置した場合、Mario は巨漢LT Bryant McKinnie、そしてLG Steve Hutchinson からのダブルチームを受けること必至。 Bulman ほかのパスラッシュが必要です。
ところで、面白いスタッツがあります。
A.D.が、今季活躍したゲーム。
WK1 GB戦 - 103Yds/5.3Avg/1TD、WK2 IND戦 - 160Yds/5.5Avg、WK4 TEN戦 - 80Yds/4.4Avg/2TD、WK7 CHI戦 - 121Yds/5.5Avg/2TD。
実はこの4試合、いずれもMINは負けております。TDを挙げた試合で敗戦、実はA.D.が活躍すると勝てない!?とはいえ、活躍させて良いということにはなりませんが…。

オフェンスでは、絶好調 Schaub-AJ を軸としたパス攻撃で今週も得点を狙うことが得策と思います。この3試合で、Schaub は69/96、891Yds、6TD、0INT。AJは30Rec、450Yds、2TD。ともにプロボウラー級の活躍です。
うるさいメトロドーム、不利な状況ではありますが、リーグ17位と低迷するMINパス守備相手では我々に分があります。
あとは毎度おなじみターンオーバーに気をつけることです。MINの Darren Sharper は衰えてきているとはいえ、現役NFL選手の中で、最もINT(53個)を記録しているカバレッジに優れる選手。
無理なパスは投げないこと。INTを許してMINオフェンスに短いフィールドを許さないことです。

その他、鍵を握りそうなのがスペシャルチーム。こちらはテキサンズ大幅有利。
MINはスペシャルチームで既に5TDを許しており、うち3つはパントリターンで食らっています。
Jacoby のビッグリターン、大いに期待できます。(Jacoby のお母さん、メトロドームまで是非観戦に来ないかな。もちろん最前列で…)
そしてもう一つは、コーチ Brad Childress。
MINファンは、その不安定な戦いぶりから、Childress 批判を高めています。
テキサンズがクイックスタートをきって、先にリードする展開に持ち込めれば、いつもはうるさいメトロドームも、"Fire Childress"コールでホームチームに矛先が向かないとも限りません。
事実、今季何度か"Fire Childress"コールが出ています。

予想 : (LOSE) 20 HOU - MIN 21

2008年10月30日

バックアップQB

このオフシーズン、テキサンズ控えQBの Sage Rosenfels にトレード話がありました。
相手は、次戦で対戦するMIN。
ドラ2巡目を要求したのに対し、MINが打診してきたのはドラ3巡目と交換条件での折り合いがつかず、結局このトレードは決裂。
今のMINのQB事情を考えると、仮に成立していたら、恐らく今週末は Sage と相見えることになっていたことでしょう。
それはそれで面白いゲームとなったかもしれません。
皆様は幻に終わったこのトレード、振り返ってみてどう思われますか?
  • Sage は去年、今年と怪我・病気の Schaub にかわること6度先発をし、4-2という好成績をおさめています。
  • ただし、IND戦ではボーンヘッド3連発により17点差ものリードをふいにしたのも Sage。あの試合に勝っていれば自身の先発成績5-1だっただけでなく、チームとしても今頃4-3で AFC South 単独2位となっていたはずです。
  • テキサンズは08年ドラフトでは、2つの3準指名権(1つは1準目トレードダウンにより獲得)で Slaton と Molden を獲得しました。先発RB、そしてスペシャルチームの柱として二人とも既に即戦力として活躍してくれています。
  • 今のリーグで控えQBの存在は非常に重要になってきています。昨年はシーズン通して史上最多の64人もの先発QBが誕生。今年も早くも47人が少なくとも1試合に先発しています。先発に限らず、パスを投げたQBとなると55人。この傾向はまだ続きそうです。

2008年10月29日

Home Sweet Home

出だしの躓きと打って変わり、10月はテキサンズにとって素晴らしい月となりました。
惜しむらくはINDに大逆転負けを喫してしまったこと。あれがなければ無傷の月間4勝だったのですが。過ぎたことは仕方ないですね。
さて、テキサンズの3連勝。チームの勢いもさることながら、やはりホームという地の利も多分に影響しているのではないかと思われます。何せ、テキサンズはリライアントでは別チームかというような強さを発揮。
昨季は、ホームで6-2、アウェイで2-6。そして今季はこれまでホーム3-1、アウェイで0-3となっています。
以下は、本拠地と敵地におけるチームスタッツの比較です。

● 2007

OFFENSEDEFENSE
Points/GYds/GPassYds/GRushYds/GTOPoints/GYds/GPassYds/GRushYds/GTO
HOME (6-2) 28.3
318.6 223.1 95.5
18 19.4
326.1 233.4
92.8
13
AWAY (2-6)
19.1348.5 245.8
102.8
20
28.6
362.3 226.9
135.4
12

● 2008

OFFENSEDEFENSE
Points/GYds/GPassYds/GRushYds/GTOPoints/GYds/GPassYds/GRushYds/GTO
HOME (3-1) 29.8
416.0 283.5 132.3
8 21.5
315.8 226.5
89.3
5
AWAY (0-3)
18.7312.3 212.3
100.0
6
33.0
341.0 181.0
160.0
3

特筆すべきは、やはり敵地に乗り込んだときのラン守備でしょう。
敵地では負け試合が多くリードを許す場面が多いので、時計を進めるために余計にランを出されるということもあるかもしれません。が、それにしてもホームでのラン守備を見るとかなりの差。
リライアントのクラウド・ノイズが相手OLのランブロックに多少なりとも影響を与えているのかもしれません。
いずれにせよ、次戦MINでBye明けの A.D. を迎え撃つテキサンズとしてはあまり喜ばしくないスタッツではあります。


2008年10月28日

WK8 結果 vs CIN

cin.gifWIN : 6 - 35

プレイオフを語り出すのはまだ時期尚早ですが。4連敗のスタートを思うと何と気分の良いカムバックでしょう。
そして実に久しぶりのスカッとした勝ち方。
オフェンス、ディフェンス、スペシャルチーム、そしてコーチング。全ての面でCINを上回り、これでチーム史上初の1シーズン内での3連勝。そして29点差という得点差も、過去最大という完勝でした。
CINは正 QB Palmer を怪我で欠いた状態、そして今年はこれまで未勝利の7連敗とボロボロの状態。勝って当たり前ではありましたが、それでも何が起こるかわからないのがこのリーグ。
事実、CINはWK3ではディフェンディング王者NYG相手にオーバータイムまで持ち込んでいますし、これまでの7敗での平均点差は9.3点。
それを、4つのTD(+2ポイントコンバージョン)差で勝ったあたり、テキサンズとしては十分自信を持ってよい結果だと思います。

この試合でも Schaub と AJ のホットラインが爆発。4試合連続の250+Ydsはこれまたテキサンズ史上初。そして144.0と圧巻のQB Rateもチーム記録です。
Jerome Solomon によると
、最近の5試合のスパンにおけるオフェンススタッツをみると、テキサンズのパス攻撃はリーグ2位の成績、オフェンス全体ではリーグ1位、そして挙げた得点はリーグ4位とのことです。
素晴らしいオフェンス。07年開幕前には弱点と言われたレシーバー陣。そして、今年のオフにはRB陣が弱小と言われていたことがまるで嘘のようです。
しかし油断は禁物。これから、290.1Yds/G(リーグ8位)のMIN、15.7失点(3位)のBALと立て続けに超強力ディフェンスを相手にします。真価が問われる2試合、要注目です。

さて、CIN戦。素晴らしかったのはオフェンスだけではありません。特筆すべきは守備、そしてこれまで頭を悩ませ続けたレッドゾーンディフェンスです。
この試合では20Yds以内に2度侵入されるも、2度ともTDを許さず。特に第3Qのドライブでは Mario のサックでファンブル誘発、Amobi のリカバー。今季はじめて0点に抑えることに成功しました。
やはり Dunta の復活が大きいでしょうか。本人も復帰2戦目にしてINTを記録、タックル数も Diles に続くチーム2位の9Tck(7Solo)をあげました。
E.Wilson と N.Ferguson の Safety コンビも大活躍。
オフェンスに続き守備が引き締まってくれるとこれ以上心強いことはありません。

次戦は久しぶりの敵地。ここで勝って星を五分に戻せれば、その時こそプレイオフ熱が高まってくることでしょう。

[ CIN ] 6
Total Net Yards : 253
Penalties-Yards : 7-51
Time of Possesion : 24:49
Total Turnovers : 3

[ HOU ] 35
Total Net Yards : 384
Penalties-Yards : 7-55
Time of Posession : 35:11
Total Turnovers : 0

2008年10月27日

特別寄稿: モメンタムを生んだ決勝ドライブ (Inside Blitz 生沢浩さん)

先日、僭越ながら Inside Blitz に寄稿させて頂きましたが、今回はそのお返しとして生沢さんが特別に「Da Bull Pen」のために原稿を書いて下さいました!
生沢さん、本当にどうもありがとうございます!

※この稿の無断使用・引用は固くお断りします。


Da Bull Penの読者の皆さん、テキサンズファンの皆さん、こんにちは。InsideBlitzの生沢です。

先日、texamaniacさんから僕のブログ「生沢浩のNFLレポート Inside Blitz」に寄稿していただいたので、そのお返しに記事を書かせていただきました。

暇つぶしに読んでいただければ幸いです。


「モメンタムを生んだ決勝ドライブ」

フットボールはモメンタムのスポーツだ。

野球やテニスなどと違い、使う道具はボールのみ。しかも、直接的な肉体のコンタクトが競技の内容のほとんどを占めるから、それだけにモメンタムによって引き起こされた精神的高揚が試合に作用しやすい。

ビッグプレーひとつでモメンタムは大きく変わる。それが試合の、ひいてはシーズン全体の流れをも変えることが起こりうるのだ。テキサンズが今季初勝利を獲得した第6週のドルフィンズ戦でも、モメンタムが試合の結果に大きく影響した。それは最後の決勝TDドライブでのふたつの4thダウンコンバージョンに見て取ることができる。

テキサンズの最後のドライブは自陣24ヤード地点から始まった。この直前にドルフィンズがRonnie BrownのTDランで28-23と逆転しており、モメンタムはドルフィンズにあった。

最初のプレーはQB Matt ShaubがドルフィンズのLB Jeoy Porterにサックされて8ヤードのロスとなる。この試合で何度となくプレッシャーを受けているPorterに出鼻をくじかれた形だ。このドライブでもSchaubはPorterのラッシュを常に背後に感じなければならなかった。

ドルフィンズの側から見れば、逆転をした直後のドライブで相手QBにプレッシャーをかけ続け、完全に勝ちパターンが出来上がっていた。テキサンズを4thダウン10という状況に追いやるまでは。

自陣36ヤードからの4thダウン。残り時間はわずか52秒でタイムアウトはひとつだけ。これがタイタンズに与えられた条件だった。ドルフィンズはこのダウンを止めれば勝利は9分9厘手にすることができた。そこに起死回生のビッグプレーが生まれる土壌があった。

プレー前のモーションにより、テキサンズのフォーメーションは右にレシーバーが3人、左のSEにAndre Johnsonのみが残る隊形となった。ショットガンからスナップを受けたSchaubは右にロールアウトして、左サイドを縦にあがるJohnsonにスローバックによるパスを投げた。

JohnsonはドルフィンズのSS Yeremiah BellとCB Andre Goodmanのダブルカバーを受けていた。Shaubの放ったボールはJohnsonの前に回りこんだBellの両手におさまりかけた。しかし、その両腕の間に自分の左腕を割り込ませたJohnsonがボールをもぎ取るようにしてパスキャッチをしたのである。

ゲインは23ヤード。一気に敵陣41ヤードに進入するプレーとなった。この瞬間に残り時間52秒とタイムアウトはテキサンズに有利な材料に変わった。

余裕のできたテキサンズはショートパスを駆使してゴール前3ヤードまでボールを進める。ここで早いタイミングのパスプレーをコールしたのは、Porterのラッシュによってオフェンスの流れを止められたくないというGary Kubiakヘッドコーチの計算があった。

そして、再び4thダウンを迎える。エンドゾーンまでは3ヤード。ここでKubiakがコールしたのはSchaubによるドローだった。アウトサイドのレシーバーのカバーにLBを割いていたドルフィンズは中央を守る選手が誰もいなかった。Schaubはまっすぐに進んだ後、やや右に進路を変えた。その動きに合わせてRG Chris MyersがドルフィンズDE Randy Starksをインサイドに押し込んでオフガードに大きなランニングレーンができた。

これはKubiakとKyle Shanahan攻撃コーディネーターが、ドルフィンズ守備がミドルのゾーンを空ける傾向があることを読んでのプレーコールだった。試合後、Kubiakは「ギャンブルだった」と認めたが、この決断がテキサンズに勝利を呼び込んだ。

JohnsonのパスキャッチとKubiakのガッツィーコール。これがテキサンズにモメンタムを生んだ。これで勢いがついたのかテキサンズは翌週のライオンズにも勝利して連勝を達成した。開幕4連敗のあと、少しずつではあるがチームが上昇気流に乗りつつある。これもドルフィンズ戦でのふたつの4thダウンコンバージョンが生んだモメンタムの効果なのかもしれない。

2008年10月25日

WK8 予想 vs CIN

シーズン中盤で珍しいことに、2週続けて未勝利チームがホームにやってきます。
これでテキサンズフランチャイズ史上初の3連勝決定!…と高らかに宣言したいところですが、妙な胸騒ぎがします。
過去の歴史がそうさせるのでしょうか。
02年、テキサンズ誕生の年。同じWK8でCINをリライアントに迎えました。
テキサンズはDALとJACを破り2-5、CINは全敗で0-7。エクスパンションチームにも関わらず、下馬評では圧倒的にテキサンズ有利。それだけ評価の低かった当時のCINでした。
しかし。テキサンズは負けました。CINシーズン2勝のうち1勝を献上。しかもあろうことか3対38という大敗でした。
そしてもう一つ。
怪我の C.Palmer にかわり先発する Ryan Fitzpatrick。今季WK4以来3戦を含め、これまでのキャリアで6試合に先発していますが、いずれも負け。まだまだ無名に近い若手QBです。
ですが。テキサンズはこの無名QBのルーキーイヤーに痛すぎる負けを喫しています。
当時 Fitzpatrick はSTLの第3QB。05年WK12、リライアントでのゲーム。正QB M.Bulger を欠き、先発した Jamie Martin が怪我で退いたため第1Qに登場した Fitzpatrick は、この試合、310Yds、3TD、117.4RateとエリートQB並みの活躍。見事に21点差を引っくり返され27対33とオーバータイムでの敗戦となりました。

DET戦では、D.Orlovsky に C.Johnson へのビッグプレーを通されました。
CINは C.Ocho Sinco と T.Houshmandzadeh、C.Henry とレシーバーのタレント豊富なため、ことさらビッグプレーへの不安が募ります。
パス攻撃を無効化するためには、やはりQBへのプレッシャーを与えることです。CINは既に26被サックを許しており、リーグ31位のパスプロテクション。恐らく Mario はDET戦のように集中マークを受けるので、ブリッツも多用するのが吉。そして Bulman にも引き続き期待です。
ランですが、C.Perry はAvg2.6、C.Benson はAvg3.1と相変わらずCINは走るのが不得意。ただ、OL中央3人は体格でテキサンズDTを上回ります。ここ数試合見違えるようにラン守備が向上していますが、シーズン開幕当初のようにLB陣が大忙しとなっては守備のペースが乱されます。甘くみず、ズルズルとランを許さないような注意が必要です。

逆に、テキサンズオフェンスとしては Slaton、Green で試合のペースをつかみ、ランで Schaub のパス攻撃の下地をつくりたいところ。いつも通りパスを散らしてフィールドを広く使いたい。CINはLB陣が弱小なので、DET戦に引き続き O.Daniels の大爆発が期待できます。

勝利のポイント。毎度大事と言っていることではありますが、今週はターンオーバー数で上回った方が勝つような気がします。
Fitzpatrick にプレッシャーを与え、サックからファンブル、もしくはインターセプト。
そして、 ボールハンドルに難のある Benson をハードヒット(Bennett、Duntaに期待)でファンブル。
軽く2つはTOを取りたいところです。

予想 : (WIN) 31 CIN - 34 HOU
打ち合って勝ち!初の3連勝といきましょう


2008年10月24日

開花間近!テキサンズの有力なタレント

NHK-BSとG+にてNFLの解説をされている Inside Blitz の生沢浩さんのブログに、この度寄稿という形で記事を載せて頂きました!皆様是非是非ご覧下さい。
「生沢浩のNFLレポート Inside Blitz」 http://www.insideblitz.net/archives/51546616.html

生沢さん、この場を借りて改めてお礼申し上げます。どうもありがとうございました!