2009年1月26日

地区ライバルのコーチ事情

守備コーチ陣の入れ替えがあったテキサンズですが、地区ライバルもそれぞれ改革が進んでいるようです。
今回はそんな各チームのコーチ事情に焦点をあててみます。

● TEN
地区優勝、そして第一シードの座を獲得しながら Divisional Playoffs で敗退したTEN。強力守備を牽引した DC Jim Schwarz がその8年間の実績をかわれ、HCとしてDETに引き抜かれました。Schwartz は歴史的0勝チームの再建に乗り出すことになります。後任のTEN DCは依然決まっておりません。
また、QBコーチ Craig Johnson のTB移籍(OCとして)が噂されています。

● IND
最も大きな動きはいわずもがな、HC Dungy の引退。後任は、7年間INDに在籍し、一年前に Associate HC に昇格した Jim Caldwell が予定通り務めることになりました。
そのほかでは、DC Ron Meeks と STコーチの Russ Purnell が辞任。これまでの成績をみても二人の更迭は納得できないものではありませんが、例年プレイオフで失速するINDをみると果たして原因は守備だけにあるのかという疑問はあります。スーパー制覇した年を除き、プレイオフでの Manning はシーズン中の爆発力がない印象ですし、何よりもOLが安定感に欠けています。今季も1つ増やしてしまった Manning 時代での8回のプレイオフ敗退では、実に平均13.6点しかあげられていないというスタッツもあります。

● JAC
シーズン前の評判を考えると、今季最も期待外れだったチームの一つではないでしょうか。HC Jack Del Rio 体制はあと一年の猶予をどうやら許されたようですが、来季は正に真価を問われる崖ぶっちの一年になりそうです。コーチ陣もすでに大幅な入れ替えがみられ、下記ニューフェイスが発表されています。
- ここ3年で3人目となる新DCに Mel Tucker が就任
- INDをクビになった Russ Purnell がSTコーチに就任
- Charlie Jackson がDLアシスタントコーチに就任
- Luke Richesson が Strength コーチに就任
- Johnny Cox が Quality Control コーチに就任
そのほか、DBコーチ、WRアシスタントコーチ等が空位となっております。
JACの人事は正直意図が掴めません。Tucker は Crennel の下3-4守備でならしたコーチでスキームが合うか微妙ですし、Purnell にあってはIND時代に問題外の成績をおさめてクビになったばかりのコーチです。

こうやってみると、地区ライバルに比べてテキサンズの人事は良い方向に向かっているかなという気がします。
TENとINDは、DCとHCというチームの強みが去ってしまった形ですし、JACも強みであったはずの守備を中心に大幅な入れ替えが。
テキサンズは、守備コーチ陣の更迭はあったものの、ディフェンスはこれ以上悪くなりようもないという状態からのリフレッシュ。
武器であるオフェンス側はGibbsも留任間違いなしですし、Kyle もOCとして日々成長しています。来季はプレイコールも任される予定。
贔屓目ですが、コーチ人事ではテキサンズ優位とみて間違いないでしょう!


3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

To doです。
他チームは、明らかにアップとは言えない状況、Texansにとっては良い傾向です。特にTEN、ディフェンスががたがたになったりしませんでしょうか・・・
とにかく早期決着して、来期に向けていち早く動き出した成果を見せて欲しいです。

匿名 さんのコメント...

TENは引き抜き、INDは節目とAFC南からプレイオフに出た2チームは簡単に上積みとはいかないでしょうね。ただINDはManningのチーム、TENはFisherがいればそう変わらないと考えるとテキサンズにそうそう大きなアドバンテージがあるというわけではないですね。JACもおそらくDel Rioが進退を賭けたシーズンになるでしょうし、相変わらず厳しいディビジョンであることは変わらないと思います。

それでもアップグレードという意味ではテキサンズが一番あるかもしれないですね。Kyleがプレイコールを担当することは本当に大きくて、オフェンスに関してはKub負担が大幅に減ると思います。

texamaniac さんのコメント...

来季、成績次第ではありますが(2桁勝っても逃すこともあるので)、プレイオフに出場できないとなるとKubiakの更迭もあるでしょうか。。