2012年9月20日

オフェンスプラン

WK1、WK2のDENの試合をチェックしているもので、まだJAX戦を見返せていないのですが。
この試合、攻撃側で注目を集めたのがRGのローテーションと、テキサンズとしては見慣れないノーハドルオフェンスです。
特にRGに関しては、試合前は全然そぶりを見せていなかったこともあり個人的にもかなり驚きました。
ゲーム後のメモによると(http://www.houstontexans.com/news/article-2/Week-2-Notes-Foster-sets-mark-Texans-use-rotation-at-RG/0e337b8f-3fac-4919-8986-2fa6059ba98f)、結果的にスターターの Caldwell が50スナップにラインアップし、ルーキー Ben Jones は38スナップをプレーしたとのことです。
Jones は2シリーズ目から早々に出てきたこともあり、Caldwell が怪我をしたか、出来の悪さから引っ込められたか、いずれかと思いましたが。
Kubiak の談話を聞くと、このローテーションはどうやら元からゲームプランとしてあったようです。
曰く、RGだけでなく、RBも Foster/Tate でシェアするし、DEも Jamison や Crick を投入するし、Cody と Mitchell でNTもローテーションさせている、とのこと。
長いシーズンでもありますし、負荷を分散して怪我のリスクを減らすのと、誰かが怪我をした場合に備えてバックアップにも経験を積ますというのは確かに的を得たアプローチかもしれません。
昨季怪我人が続出したこともあり、その経験を踏まえてのコーチ判断ということもあるかもしれません。
しかしながら、RBとDLはまだしも、OLのローテーションというのは正直あまり聞かない話。
特にテキサンズのようなゾーンブロッキングスキームにおいてはOL全体としての連携がかなり重要になってくるだけに、シリーズ毎に選手を入れ替えるというのもかなり意外な決断に思えます。
Caldwell は調子にムラがある選手なのは間違いないので、実はいまひとつコーチ陣の信頼を勝ちきれていないか、Jones にプレータイムを割くことで Caldwell がステップアップしてくれるのを狙っているのかもしれません。
いや、それよりも Jones の実力が評価されているということもあるかもしれませんが。
火曜にはOLを7人ほどトライアウトしたという話もあり、何となく前者の方が近いかなという気はします。
契約最終年でもありますし、Caldwell の奮起には期待したいところです。

ノーハドルに関しては、Kubiak はシュガーハドルと呼んでいました。
守備側のリズムを崩したり選手交代の隙を与えないというのが主目的だと思いますが、よくあるノーハドルと違い、テンポを速めるだけではなくゆっくりと時間をかけるときにも使われていたような気がします。
特に Foster/Tate のランが機能している試合では守備側の疲労も大きいですが、シュガーハドルで心理的にも試合のリズムをコントロールできると、かなり優位にオフェンスを運べるような気がします。
果たして次戦敵地で登場するかはわかりませんが。
今後もおそらく多用されるのではないかと思います。


3 件のコメント:

To do さんのコメント...

To doです。

私も試合後になってから知り、映像で確認し直しました。OLはスタッツが残らないので、なかなか気づきませんでした。私自身は少なくとも無難にこなしている程度に思っておりましたが、かなり評価が高いサイトもあるようで、もしかすると先発交代も視野に入っているかもしれませんね。バックアップも含めて層が厚くなるのは大歓迎です。

kropotkin さんのコメント...

OLのローテーションというのはデメリットが大きいかなという気はします。
それでもあえてやるというのは、ひょっとしたらJonesスターターが
すでに視野に入っているのではないかと想像しています。
Jonesは将来的にMyersの後のCに入るはずだし、
おそらくはテキサンズOLの核になる選手だと思います。
少しでも経験を積ませるために積極的に起用しているのでは?
LTのBrownと同じケースでしょうか。

肝心のプレイも良かったと思いますし、Jonesはプレイタイムをさらに与えられそうですね。

Caldwellは本当に出来不出来が大きくてがんばらないと・・・。

texamaniac さんのコメント...

Caldwellは昨年も期待が高かったわりに結局Brisielにとってかわることができませんでしたし。
なんとなく来年はいなくなりそうな気がしますね・・・。