2008年11月12日

Rookie Wall

BAL戦で、新人RB Slaton はたった4Attで7Ydsしか走りませんでした。
チーム全体としてこの試合ではランプレーが少なく、早々にランを諦めたコーチ陣にその否はありますが、とはいえ4Attは少なすぎます。
Kubiak 曰く、MIN戦後 Slaton は疲れからか動きに精彩を欠き、先週は練習中もずっと動けていなかった。そのため、走る回数を制限したとのこと。
そろそろ Slaton の前にも "Rookie Wall" が立ちはだかる時期なのかもしれません。
"Rookie Wall" とは、NFLのルーキー選手が新人年の後半に伸び悩み、それまでの活躍が出来なくなる事象を言います。
NFLではよく見られるこの "Rookie Wall"。
大学のシーズンでは11試合から長くても13試合(ボウルゲーム等に出場するチームの場合)のみなのに対し、NFLのレギュラーシーズンは16試合、4ヶ月にも及ぶ長丁場。
しかもシーズン前には、ドラフト後の5月からミニキャンプ、OTA、トレーニングキャンプと、ハイレベルなプロの環境に放り込まれ。
心身ともに疲れが溜まることが "Rookie Wall" 発生の最たる要因と言われています。
※シーズンの後半にもなると、ゲームテープも増えてきて、相手のマークも厳しくなるというのもあるかもしれません。

去年センセーションを巻き起こしたMINの Adrian Peterson ですら、昨季前半8試合は1,036Yds(100+Ydsゲーム×3回、200+Ydsゲーム×2回)、9TDと大活躍だったものの、後半は6試合のみの出場にとどまり、実は305Ydsしか走れていませんでした。
昨季のテキサンズでは Amobi も、WK10のByeまででは24TCK/5.0SCKを記録したものの、後半は8TCK/0.5SCKのみ。
※もっとも Amobi は今季に入っても活躍できていないので、"Rookie Wall" とは言えないかもしれませんが…。

今季テキサンズは、ハリケーンIKEの影響でWK2に早くもByeを消化してしまい。
特に新人達にとってはまだまだ先の長いシーズンになります。
プレイオフ出場はかなり厳しい状態ですが、ちょっとでも白星を増やすためには Slaton の活躍は欠かせません。
"Rookie Wall" をうまく乗り越えられるでしょうか。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Slatonにはかなりの負担をかけているので仕方ない部分が大きいと思います。あの小さな身体でよくやっていると思います。ただ来年以降はシーズンを通してランO#の中心でいてほしいですね。

このブログがアップされてから続々とルーキーたちがプレイタイムを与えられそうです。MoldenもBarberもD#でプレイさせることをKubが明言しているみたいだし、Adibiは@INDでパスD#の鍵を握るかもしれません。彼等にはまだWallとか関係ないはずなので思いっきり暴れてほしいですね。

texamaniac さんのコメント...

Slatonは体格も小さいだけに余計に無理はさせたくないですね。
Adibiだけではなく、MoldenとBarberの起用方針には驚きました。Kubiakも新人を使ってでも良いからなんとかしてディフェンスをかえたいと思っているということかもしれません。