2008年11月14日

対3-4守備

ホームでBALに41失点。
信じがたいような数字で当然ディフェンスを責めるべきですが、Sage のINTでBALオフェンスに良いフィールドポジションを与え続けたことも事実です。
ずっと言われ続けていることですが。テキサンズは3-4守備が大の苦手。
今季はWK1でPITと対戦し、17点しか取れずに21点差の大敗。BALにはわずか13得点で28点差。
唯一勝利した相手は、MIAですが。奇跡的なAJのキャッチ等に救われ、1点差の辛勝。試合内容では負けていたゲームでした。
3-4相手だと何故オフェンスが機能しないのか。対4-3守備とのオフェンススタッツを比較してみました。

● オフェンススタッツ比較(対3-4/4-3守備)
3-4守備:PIT、MIA、BAL - 3試合
4-3守備:TEN、JAC、IND、DET、CIN、MIN - 6試合


Points/GYds/GPassYds/GRushYds/GPen-Yds1st Down/G
3rd Down%4th Down%
Sck-YdsTO
Poss/G
対3-4守備
19.7
358.0 270.0 88.0
16-124
20.1
36.3%
(12/33)

50%
(2/4)

8-65
11
28:10
対4-3守備
25.0
378.5
261.5
117.0
22-161
22.7
51.9%
(41/79)

44.4%
(4/9)
14-82
10
33:40

新人 Duane Brown が3-4守備だと特にやられている印象が強いので、被サック数に顕著に現れるかと思いきや、さにあらず。
許したサックは3-4でも4-3でも大きな違いはありません。
※もっとも、ロングヤードのロスを被ることが多く、スタッツには出てこない QB Hurries/Hits 等に違いがあるのかもしれませんが。
上記表で目立つのは、ランが機能していないこと、そして 3rd Down 更新率が悪いこと。そして何と言ってもTOの多さです。
このうち、最も試合結果に影響するのはTOですが、ランが出ていない、特に1st、2nd Downで走れない→3rd and Longの状況になる→無理なパスを投げる→TO(INT、もしくはSCKからFUM)。
そして、リードを許しはじめると更にパスを強いられる→TO。
ということで余計にTO機会を増やす悪循環になっているのではないかと思います。
いかにパスが武器なチームとは言え、特にTO ProneなQBを抱えているテキサンズにとっては、パスに偏重するのは危険すぎます。
バランスよくランを織り交ぜることが勝利の方程式です。※テキサンズに限ったことではないかもしれませんが
早々にランを諦めたBAL戦でのプレーコール、やはりコーチ陣の判断が悔やまれます。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

3-4に対してはランも出せていないんですね。まあ先行されてパス中心のオフェンスなのかもしれません(Greenも3-4の時欠場が多いし)が、ランが出ない理由のひとつとしてはMyersが原因とも考えられます。Myersは機動力はありますが、かなり軽量の部類に入り、NTを相手にするとパワー不足を露呈しているように思います。実はCも来年の補強ポイントだと思っています。

texamaniac さんのコメント...

確かに Myers はパワー不足の感が否めません。来季補強対象だと私も思います。一方で、Pitts や Winston は、普段名前が挙がることがないですが比較的よくやっていると思います。リーグの中でもunderratedな選手だと思います。