2010年3月29日

地区ライバル情報 - TEN

FAでの動きもほぼ落ち着き、いよいよドラフトへの注目が高まってきております。
完全に新人君達に話題が移る前に、同地区ライバルの、今オフの動きを簡単に追ってみたいと思います。まずはTENから。
※普段追いかけているチームではないため、情報に誤りがあるかもしれませんがその場合はご容赦ください。

● '09シーズン・プレーバック
'08年に、AFCトップの13-3という成績をおさめたTENですが、プレーオフであえなく敗退すると、翌'09年はなんと開幕6連敗。
それでも、2000Ydsラッシュ越えを果たした Chris Johnson、そして言うのも悔しいですが、先発復帰してチームを牽引した QB Vince Young の活躍で盛り返し、結局8-8の成績でシーズンを締めくくりました。

● オフシーズンの動き
目立つのは、ベテラン選手の離脱です。
Kyle Vanden Bosch(DE)、Keith Bulluck(LB)、Nick Harper(CB)、Kevin Mawae(C)、Alge Crumpler(TE)、Craig Hentrich(P) と、スタメン級選手の離脱が決定的、ないしほぼ決定的で、入れ替えが少なからずありそうです。
これまでTEN=強力なディフェンスというのが大きな武器でしたが、特に守備側での若返りが進みそうで、今季どのように補強が進むかに大いに注目が集まります。
ポジション別に見ますと下記の通りで、いずれもTENファンとしては不安のある状態でしょうか。
LB : 大黒柱であった Bulluck の離脱がほぼ決定的。PHIからリリースされた Will Witherspoon を獲得したものの力不足は否めず。また、もう一人の先発であるベテラン David Thornton も怪我からのリハビリ中。
DE : Eric Winston とやり合っていた姿も記憶に新しい KVD がDETに移籍。両エンドには若手の Jacob Ford と William Hayes が入る予定で、スピードはあるものの迫力不足は否めず。また、ラッシュスペシャリストとして呼び込んだのが、なんと Jason Babin。どっかで聞いたことあるような・・・
DB : Nick Harper 放出が決定的。CBデプスはある程度厚いものの、経験値という点で実力は未知数。そして、Safety の二人、Michael Griffin と Chris Hope は残留するものの、昨季ミスが目立ちアップグレードが望まれるポジション。

一方で、オフェンスの方はTENとしては珍しく(!?)、WRの不安もなく、安泰か。
Chris Johnson が健康でいる限り、その爆発力は相手チームにとってはやはり脅威で、Mawae が抜ける可能性が高いとはいえ、文字通り縁の下の力持ちであるTEN OL陣は今年も盤石であると言えそうです。

● ドラフト展望
ドラ3巡(97位)、6巡(207位)、7巡(239位)という3つの Compensatory 指名権を得、合計9人の新人指名が可能なTEN。
高位指名では、やはり守備側補強が中心となりそうです。LB、CB、DE、S。

1 件のコメント:

クロポトキン さんのコメント...

まさかBabinと相対することになるとは思いませんでしたね。テキサンズが唯一トレードアップまでして獲った選手ですけど、今やジャーニーマンですね。その時のトレード相手がTENというのも因縁めいています。

ただしBabinがTENパスラッシュのアンサーとはとても思えないのでドラフトでDEを1巡指名するのではないでしょうか?