2009年11月7日

'09シーズン前半通信簿

フランチャイズ史上初の5-3という成績で終えたシーズン前半。
ポジション別に勝手に評価したいと思います。
※AからFまでの6段階評価

● オフェンス

QB : A
欠場なしに Schaub がフル出場。テキサンズに来て3年目、2,342Yds(1)、16TD(1)、7INT、100.5QBRate(7)というスタッツにも表れていますが、オフェンスを熟知して、自信をもってプレーしている姿が見受けられます。TEN戦、ARI戦、BUF戦のようにビハインドの状態から冷静にゲームを組み立て、いつでも点をあげられそうな安心感があります。たまにビッグプレーを狙い過ぎてボールを持ち過ぎることがあること(ランが出ていないので幾分仕方がないと思えますが)と、この調子を維持したままシーズン通してフル出場できるかどうかが後半戦のポイントになりそうです。俄かに注目を集めつつあり、初 Pro Bowl 出場も夢ではなくなってきました。

RB : D
BUF戦での Moats の活躍で少し明るい兆しが見えてきたかな、というRB陣。わずか3.3Yds/CARと全く走れておらず、Slaton は言わずもがな、Chris Brown もゴールラインでの痛いファンブルがありました。Slaton はレシーバーとしては活躍しており、メンタル面での不調が大きいと思われる。Moats の台頭で奮起してくれることを期待したいですが。パスプロテクションでは大きなミスなく及第点。

WR/TE : A
デプスもあり、テキサンズ一番の強みは今季もレシーバー陣。O.D.のIR入りというピンチに、誰がステップアップするか要注目です。

O-Line : C
Slaton とは反対に、Duane Brown が目立たないながらも、去年より着実に良くなってきている。両Gを怪我で失いながらも、パスプロテクションは被サック13(リーグ10位)と頑張っている。問題はランブロック。インサイドランで、RB陣が走り抜けるレーンを空けることができず、ランオフェンスの低迷の一因となっている。一方で、スクリーンや、アウトサイドへのトスでの出足は良い。来季以降も見据えて、ルーキー Caldwell の成長を見守りたい。

● ディフェンス

D-Line : C
開幕3戦ではどうなることかと思ったが、スタッツになかなか表れないながらも、Amobi と Smith がメキメキと良くなってきている。Bush のブリッツパッケージも手伝い、例年以上にQBへのプレッシャーはかけられるようになってきている。が、未だサックとして結果が出せていない。報道されている以上に怪我の具合が悪いのか、パスシチュエーションで Mario がほとんど目立った活躍が出来ていない。(その分ラン守備で高い貢献をしているが)

LB : A
DeMeco と Cushing が互いにプレーの質を高めあっている。ミスも少なく、早くもリーグでも屈指のLB陣になってきている。二人がフィールドにいる限り、LB陣は盤石。課題はデプス。

DB : C
Pollard と Quin がフィールドに立つようになり、ミスタックルが減った。どころか、今やハードヒットがテキサンズDB陣の売りとなっており、ラン守備改善の大きな要因ともなっている。が、パスカバー力には依然疑問符がつく。Dunta がもはやリーグトップレベルのWR陣を抑えられないことは明らか。Bennett も期待外れ、Molden も injury prone。Reeves のBUF戦での1INTが唯一CB陣が記録したINTということで、ゲームの流れをかえるビッグプレー力がないことも痛い。

● スペシャルチーム : B
Jacoby のビッグプレーはやはり魅力的。次第にミスも少なくなってきているように思える。WRとしても要所で活躍しており、選手としてようやく成長を見せてきたか。カバーチームも良い働きをしている。相手オフェンスに良いフィールドポジションを与えず、地味ながらテキサンズディフェンスに大いに貢献している。スペシャルチームでは、二度のFGブロックを食らったのがやや心配。

● コーチ : B
ひどい開幕でしたが、コーチ陣がよくチームをまとめてここまで盛り返すことができた。ランが不調なため、パス主体のオフェンスに切り替えた判断は評価できる。勝つための積極的なプレーコールも目立つようになってきた。特に守備側で、ハーフタイムでのアジャスト能力も見についてきたように思える。


IND怪我人レポート

我がテキサンズにとって TE Owen Daniels の離脱が、後半戦を戦い抜くにあたって大きな試練となります。
まずは AFC South の首位を走るIND相手にどのようなオフェンスを組み立てるかに注目が集まりますが、そのINDにも怪我人が続出しているもよう。
LBの Tyjuan Hagler がIR入りしたのをはじめとして、立て続けに CB Marlin Jackson、SS Bob Sanders と先発選手がシーズンエンドとなりました。
Jackson の反対側に位置する CB Kelvin Hayden も数週間欠場の見込みで、テキサンズはどうやら Jerraud Powers と Jacob Lacey というルーキーCBコンビと対峙することになりそうです。
相手の不幸を笑うのもちょっと気が引けますが、怪我がつきもののスポーツ。
テキサンズにとってはありがたいニュースです。
※我がテキサンズも、両OGとO.D.と先発選手を3人欠いている状態ではありますが。

さて、Cushing がここ3週間で2度目となる AFC Player of the Week を受賞しました。
10TCK、1SCK、1LossTCK、1INT、1PassDEFを記録しての受賞となりました。
NFLの Weekly Award を守備選手が2度受賞したのは、昨年の All-Pro Safety、Ed Reed(BAL) 以来のこと。
素晴らしい活躍です。Cushing は現在ルーキートップ、リーグ6位の66TCKを記録。後半での活躍にも期待しています。





2009年11月5日

前半ディフェンススタッツ

昨日に引き続き、本日は守備スタッツの前年比較。
これを一瞥する限り、あまり変わっていないなという印象を受けますが。
平均で均した比較では大差はなくとも、特にラン守備の進歩は目を見張るものがあります。
ここ5試合でランで許したヤードは、OAK(45Yds)、ARI(44)、CIN(46)、SF(59)、BUF(97)。
5試合平均でなんと58.2Yds/Gという好成績です。
※それでも下記スタッツとなると、はじめの3試合がよほど悪かったということになりますが…。
シーズン後半にかけて、この調子をなんとか維持してほしいところです。

そして目を見張るのが、Forced Fumble の多さ。
俄かにテキサンズは、ハードヒットが特長の守備へとかわってきております。
Cushing、Pollard、それに Quin という新加入選手がこれまでになかったタフさをチームに吹き込んでいると同時に、DeMeco や Dunta(Dunta はミスタックルも多いですが)といったハードヒッターなベテラン選手との相乗効果が生まれてきているように感じます。
あと足りないのは、SCKとINT。
上昇気流に乗るラン守備に比べ、パス守備が果たしてどれくらいやれるのか。次戦、IND戦がある程度の指標となりそうです。

● DEFENSE GAME STATS
YearGPts/GYds/GYds/P3rd PctPenPen YdsToP/GFUM Forced FUM Recovered
2008
16
24.6(27)
336.6(22) 5.8(28)
39(17)
81(8)
659(12)
28:09(4)
19(21)
10(16)
2009
8
21(14)
326.5(16)
5.7(24)
36(21)
58(31)
430(26)
27:46(5)
14(8)
9(2)

● DEFENSE PASSING/RUSHING STATS
YearPASSINGRUSHING
Att/GAvgYds/GTDINTLng20+40+SckAtt/GAvgYds/GTDFUMLng20+40+
2008
29.4
7.6
213.9
24
12
96T
49
11
25
27.4
4.5
122.6
18
7
41T
9
2
2009
32.0
6.9
213.2
9
6
69T
22
3
11
24.0
4.7
113.2
11
2
91T
9
3

2009年11月4日

前半オフェンススタッツ

シーズンの折り返し地点にきました。
前半のチーム成績を、昨季スタッツと比較してみたいと思います。まずはオフェンスから。
昨季開花したオフェンス力が、今季もテキサンズの強みであることにかわりはありませんが。
その中身は大きくかわっております。
シーズン開幕当初から、ランが不発だったのが今季前半の特徴。
OLの度重なる怪我も響きましたが、WK1に Rex Ryan の守備にゾーンブロッキングを攻略されたことが大きかったのではないかと思います。
それでも、Studdard や White、Caldwell は徐々に良くなってきていますし、アウトへのトス・プレーでランが出たりという場面も見受けられるので、今後は上向くことに期待しています。
ラン不発を補って余りあるのが Schaub のQBプレー。
今やオフェンス・リーダーとして欠かせない選手に成長しました。
怪我なく、このまま後半戦も乗り切って欲しいと願うばかりです。

● OFFENSE GAME STATS

Year
G
Pts/G
Yds/G
Yds/P
3rd Pct
Pen
Pen Yds
ToP/G
FUM
FUM Lost
2008
16
22.9(16)
382.1(3)
6.0(4)
42(10)
80(11)
664(13)
32:05(5)
28(24)
12(20)
2009
8
24.8(12)
374.0(8)
5.7(10)
37(19)
43(16)
377(21)
32:14(6)
13(23)
6(17)

● OFFENSE PASSING/RUSHING STATS
YearPASSINGRUSHING
Att/GAvgYds/GTDINTLng20+40+SckAtt/GAvgYds/GTDFUMLng20+40+
2008
34.7
8.1
266.7
21
20
65
60
12
32
27.0
4.3
115.4
16
9
71T
13
5
2009
35.4
8.3
281.5
16
7
72T
31
8
14
28.0
3.3
92.5
6
7
32T
3
0

2009年11月3日

O.D.シーズンエンド

残念なニュースです。O.D.が膝手術のため今季シーズンエンドとなりました。
BUF戦第2Qで負った怪我がことのほか重症で、Torn ACL との診断。
この手の怪我は、平均的に全治8か月ほどかかると言われており、今季絶望となりました。
契約問題で揺れたオフでしたが、Dunta と違って練習にも参加し、大車輪の活躍でキャリアシーズンを送っていただけに、とても残念です。
今はまずは治すことに専念して、来季元気な姿で戻ってきてくれることを祈っています。
O.D.の後には、Joel Dreessen が入ります。Dreessen は、目立たぬ存在でリーグ内では無名に近い選手ですが、レシーブ力もあり、実力のある選手。
ある程度穴を埋めてくれるのではないかと期待していますが、LSやスペシャルチームでも頑張ってきただけに、ワークロードが掛かり過ぎないかと少し心配ではあります。
3rd String TEの Casey も関節鏡手術で少なくとも次戦は欠場する見込みで、急遽TEの補強もあるかもしれません。

O.D.の抜けた穴は、あとはWR陣の活躍で補いたいところ。
Anderson は小さい身体ながら、ヒットを恐れずフィールド中央に走れる選手ですし、Jacoby も最近はビッグプレーに安定力もついてきました。
そして、Walter。自身も怪我があり、今季前半は出遅れた感が強いですが、3WRセットが今後増えることが想定されますし、A.J.の次のターゲットとして、輝きを取り戻してくれるのではないかと思います。


2009年11月2日

WK8 結果 @BUF

!!注意:下記にはWK8の試合結果が書かれています!!






@
buf.gif
WIN : 31 - 10

フランチャイズ史上初の5-3という成績でシーズン前半を終え、遂に我らがテキサンズは一皮むけたその実力を見せ始めました。
素晴らしい大勝利、攻守ともに選手たちが自信を持ってプレーしている姿が随所で見られ、好結果に繋がりました。
タフな敵地で、出だしこそ雰囲気にも飲まれたか、1Qで3ターンオーバーを記録という散々な出来。
しかしこのオフェンスの躓きに、ディフェンスが立ち上がります。
集中力を切らさず、BUFオフェンスを封じ込めて、Schaub に次ぎのチャンスを与える。攻撃陣の失敗を見事にカバーして、前半終了時点で6対10とわずか4点差で折り返します。
そして後半に入ると、息を吹き返した攻撃陣が、大量25点をあげてきっちりフィニッシュ。
これまでも何度か見せたように、守備陣もハーフタイムのアジャストを経て更に引き締まり、後半は0失点。
これぞ正に、強いチームの強い勝ち方です。

Schaub も、1Qに2INTを投げ、0TDながらも268Ydsとヤードを稼ぎました。
パスでTDを奪えなかった一方で、ランが爆発。主役は Slaton ではなく、バックアップRBの Moats でした。
キャリアハイとなる126Ydsを23回のキャリーで記録、3TDを荒稼ぎ。これまで4年間で通算4TDだったので、文句なしでキャリアベスト・ゲームとなりました。
一方で、ベンチに下げられた Slaton。ファンブル癖は完全にメンタルなものとしか考えられませんが、もはやフォローしきれない惨状となってしまいました。
この悪癖と、Moats の大活躍により、来週IND戦でのRB先発争いが話題にあがること必至ですが。
今の状態では Moats の方が上と言わざるをえません。ファンブルだけではなく、積極的にランニングレーンに突っ込む瞬発力、低姿勢なランニングスタイル、ロスヤードを滅多に食らわないところ、どれをとっても Moats の良さが目立ちます。
とは言え、シーズン後半を戦い抜くために、Slaton のビッグプレー能力が必要になる時はくるはず。
Moats とのコンビは相手にとって厄介なRBデュオになると思いますので、なんとかして立ち直ってほしいところです。

この試合、唯一の痛手はO.D.の怪我。
今年も Pro Bowl 行き間違いなしの大活躍中でしたが、シーズンエンドの怪我が濃厚とのこと。かなり大きなロスになります。
が、TE陣はWRと並び、デプスが充実しているポジションであることも確か。
誰もO.D.のかわりを務められる選手はいませんが、2Q以降の Schaub の冷静さとリード力、パスを投げ分ける判断力を見ると、O.D.が欠けてもゲームをコントロールするだけのオフェンス力は十分に備えています。
この試合初レシーブを記録した Casey が、このチャンスを活かしてステップアップしてくれることを期待します。
O.D.レベルまでは期待できないものの、ルート取りとランブロックで経験を積めば、ビッグプレーメイカーになり得る選手だと思います。

さあ、次週から Bye Week を挟み地区ライバルとの4連戦。
まずは来週、自信溢れるテキサンズが敵地でIND相手にどんな戦いっぷりを見せるか、大注目です。

[ HOU ]
Total Net Yards : 439
Penalties-Yards : 5-45
Time of Possession : 39:08
Total Turnovers : 3

[ BUF ]
Total Net Yards : 204
Penalties-Yards : 4-36

Time of Possession : 20:52
Total Turnovers : 2



2009年11月1日

WK8 予想 @BUF

そしてまたもや Must Win ゲームがやってきました。
WK8、BUFとの対戦。この試合に勝てば、フランチャイズ史上初の5-3という好成績で折り返し地点を迎え、プレイオフ進出に向けはずみがつくだけに、取りこぼしのできないゲームです。
敵地でありながら、下馬評ではテキサンズ有利。攻守の選手を比較しても、タレント的には我がテキサンズの方に分があると断言できます。
が、油断は禁物。BUFもここ2週間で連勝しており(しかもうち1勝はテキサンズがWK1で大敗したNYJ相手の勝利)、まだまだプレイオフへの望みを絶っていないだけに、ミスの許されない試合となります。
勝つために注意すべきポイントは2点、BUFの本拠地特有の強風と、ターンオーバー。

BUFは、ターンオーバー奪取に長けるディフェンス。特に新人の S Jairus Byrd がここ3週間で5INTと大暴れ。この Ball Hawk スキルはかなりの脅威です。加えて、有名なBUFの強風。慣れていないアウェイのQBにとっては、とても投げにくい環境となります。
Schaub にはいつも以上の好判断とゲームマネジメントが期待されます。
タフな相手ではありますが、今季ロードで Schaub は373Yds/G、10TD、2INTと手のつけられない成績。
Byrd も、偉大な記録ではありますが、5INTはCLE、NYJ、CARという決してパスが強いわけではないチームから奪ったもので、Schaub とA.J.(怪我完治と期待しています)、O.D.、Walter、更には Slaton を誇る我らが自慢の攻撃陣は次元の違う相手となります。
ARI戦で Rodgers-Cromartie に pick 6 を食らいましたが、恐らくそのテープを見て、BUF DB陣は同じようなINTを狙ってくるはず!
ディープへのダブルムーブ等で、前掛かりな守備陣の裏をかくTD、というシナリオが目に浮かびます。
そしてとどめは Slaton。今季初の100Yds越えラッシングを見たいところです。

この試合、守備陣が崩れることは考えにくいと思っていますが、Evans と T.O. のWRコンビは、今季不調とは言え侮れない相手。
ソフトなゾーン守備ではなく、ラインでしっかり当たって、フィジカル勝負で疲れさせたいところです。
BUFは今季21 SCKを許していますが、QBが Ryan Fitzpatrick にかわってからのここ2戦では2被SCKのみ。
これまでわずか9 SCKで定位置のリーグ下位(29位)に甘んじるテキサンズにとって、Fitzpatrick を倒すことは決して簡単とは言えませんが。
DB陣の負担を減らすために、何としてもプレッシャーを与え続けたいところです。

予想 : (WIN) HOU 28 - BUF 17